音楽のミニライブ、パーティーの司会、セミナーの講演など、コンパクトなアンプ・スピーカーのシステムがあったら良いなぁと思ったことはありませんか?
そんなときに役に立つのが、ポータブルPAシステム。
このたびは、おすすめのPAシステム、《ベリンガー》PPA200の使用感なども含めて詳しくご紹介します。
なぜ、Behringer PPA200を購入しようと思ったのか
私が住んでいるのは小さな地方都市ですが、田舎街には希少なライブハウスがあります。
そのライブハウスは、ライブ鑑賞の前後にお酒を飲みながら談笑ができて、音楽好きにはたまらない空間です。
そこに何度か足を運ぶうちに、初対面のお客さんとも会話するようになりまして…。
意気投合した仲間3名で、ギター弾き語りユニットを組むことに。
「懐かしい歌のカバーをしたり、オリジナル曲を作ったりして、地元の飲食店などで活動させてもらいたいね。」という話になりました。
ライブ練習場所は私の職場の空きスペースを使うことになり、ライブ本番の会場は小さなスナックを経営する知人に頼みこんで承諾をもらうことができました。
「スナックにはライブ機材が無いし、練習でも同じ機材が使えるといいなー。」
という訳で、自分たちでPAセットを探して購入することにしました。
インターネットで『ポータブルPA』と検索したところ、お手頃価格の製品がいくつか出てきました。
その中で、ベリンガーPPA200が最適だという結論に至り、購入することに。
決め手になったのは、「出力ワット数が大きいにもかかわらず、コンパクトで持ち運びやすいだろう。」というところです。
Behringer PPA200はどのような製品なのか
― 5chミキサーを備えた100Wパワードスピーカー付きのポータブルPAシステム ―
パーティーイベント、セミナー、フィットネス、ウェディング会場など様々な環境にマッチ。
音楽ライブ会場は、観客が20人~50人ほどのミニライブであれば最適。
Behringer PPA200のおすすめポイント
・本体とスピーカーとコード類一式で約12kgと軽量
・スピーカーやコード類を本体にすっきり収納することができる
・収納すると取手付きスーツケース形になるので持ち運びが容易
・リバーブやディレイなど100タイプのエフェクトプリセットを内蔵
・ファンタム電源を供給可能な2系統マイク端子に加えAUX入力端子も搭載
・音質を高精度で補正するステレオ7バンドのグラフィックイコライザーを搭載
・デジタルワイヤレスマイクの接続に対応
・ダイナミックマイクとケーブルが1セット付属
・一般的なマイクスタンドをスピーカースタンドとして使用可能
Behringer PPA200の主な仕様
・チャンネル数:5ch
・パワーアンプ:最大100W×2
・周波数特性:40Hz~25000Hz
・マイク/ライン入力:XLR(キャノン)2個、フォーンジャック3個
・ライン入力:フォーンジャック3個、RCA(赤白ピンプラグ)
・ライン出力:RCA(赤白ピンプラグ)、フォーンジャック、ヘッドホンジャック
・USB入力:A型、ULMワイヤレスマイク用端子
・電源:AC100V
・消費電力:45W
・寸法:W613㎜×H339㎜×D186㎜
Behringer PPA200を使用した感じ メリット・デメリット
使用してみて感じたことをまとめてみると、次のようになります。
Behringer PPA200のメリット
・持ち運びやすいので練習と本番がこの機材だけでできてしまう
・マイクとコード1セット付属しておりすぐに使い始めることができる
・コンパクトな割にパワーが高く十分な音量を出力することができる
・外部のパワードスピーカーに接続すれば演奏者用のモニターになる
・ダイナミックマイクはXLR(キャノン)端子に繋げば音質がかなり良い
・ライン入力にミュージックプレーヤーを接続してライブなどの合間にBGMを流すことができる
Behringer PPA200のデメリット
・電源コードが短いので延長コードが必要になることがある
・電源コードの端子が3ピン仕様なので家庭用コンセントに合うアダプターが必要
・100タイプのエフェクトはいずれも効きが弱めである
Behringer PPA200はアマチュア音楽ライブ活動のパートナー
私たちは、音楽ライブ活動のために購入したので、“練習と本番がこの機材だけでできてしまうこと”が何よりのメリットであり、買って良かったと感じています。
これからも、私たち弾き語りユニットの相棒として活躍してくれることでしょう。
またライブ活動ができる日が待ち遠しいです。
(記事協力:kitashu)