【完全レビュー】LAVIE Direct PMの良いところ・悪いところを丁寧解説

みなさんこんにちは

今回はNECのLAVIE Direct PM(Pro Mobile)というPCを購入しましたのでそのレビューをしていこうと思います。

なぜLAVIE Pro Mobileにしたのか?

なぜ数ある機種からこの機種を選んだのか。その理由をつらつらと述べていきます。

本製品の使用感について興味のある方は読み飛ばしていいただければと思います。

さて、この製品の決め手は何だったのか? 詳しいスペック等は公式ページを参照してもらいたいのですが、それは私がモバイルコンピューターに要求するすべての条件をクリアしていたからです。

私が要求していた条件は…

  • 13.3型であること
  • 重量が900gを切ること
  • USB-C(Power-Delivery)が搭載されていること
  • HDMI端子が搭載されていること
  • SIMスロットがついていてモバイル通信対応であること

でした。特にこの中でSIMスロット搭載で900gを切るというのはかなり厳しい条件で、これだけでほとんどのPCがはじかれてしまいます。そのうえ、Power-Delivaryがつくともうほかの候補はありません。

なぜこれほどの条件を欲したかというと、これまで使っていたMac Book Air 2011Mac book 2017を超えるモバイルノートが欲しかったからです。

MBA2011は自分にとってのはじめてのMacでいろいろな感動を与えてくれた機種でした。サイズ感も操作感もよく9年もの間私のパートナーとして働いてくれました。しかしさすがに年月には勝てず、動きもがたがたですし、持ち運ぶのも重くきつくなってきました。

(買った当時は軽い軽い言っていたのに人間はすぐ贅沢になります)

家庭用のサブ機であるMac Book 2017。こちらは小型軽量でありながらMacらしさを残しつつスペックとコストを落としたモバイル機の人気製品ですが、 ①11型で画面操作感がイマイチ ②そのわりに900gオーバー ③USB-C端子1つだけで不便 ④キーボードがぱちぱちうるさい といった理由で実はあまり好んで使っていませんでした。

そしてモバイル機でありながら、ぱっと開いてぱっとネット接続ということができないのも不満でした。iPhoneを取り出して共有の操作をすることすらも煩わしいので、もういっそSIMが使えるパソコンが欲しくなった次第です。

使い勝手はMBA2011のように、それでいてMB2017のように軽量で。

しかし拡張性はMBA2011以上で、しかもSIMが使えるように。

そんなわがままを携えてヨドバシアキバをぐるぐるしてると、

見つけてしまったんですね、これを

欲しかった条件をすべてクリアし、しかも直販で買えば細かいスペックまで指定可能!!

これは夢のオンリーワンノートを作れるということか!?

と気持ちが大いに盛り上がり、購入に至ったというわけです。

購入した製品がこちら

購入した実際の製品がこちらです! スペックは以下です

  • プロセッサー: インテルCore i7-8565U(1.80GHz)
  • OS: Windows 10 Home
  • ディスプレイ: 13.3型ワイドLED IPS液晶(フルHD 1920×1080) 
  • ボディカラー: クラシックボルドー
  • ワイヤレス通信: (IEEE802.11ac/b/g/n)+Bluetooth
  • メモリ: 16GB
  • SSD: 512GB
  • 重量: 837g
  • 端子: USB-C×2(PDは1つ)、USB-A×1、HDMI×1、イヤホンジャック、MicroSD
  • LTE通信(nano sim)
  • バッテリー(公称20時間持続)
  • 指紋センサ搭載
  • あんしん保証パック5年

もうスペックてんこ盛りです!!

動画編集とかハードな操作をするわけではないのに、ついに手を出してしまいました]

後日:Adobe Creative Cloudを購入して動画編集にハマりはじめました笑

i7 & SSD512GB & メモリ16GB

の領域に…!

家にあるデスクトップパソコンよりさらにハイスペックを持ち運べる喜びには勝てませんでした。

注文できる中でも上の上ともいえるハイスペックで購入しました。

お値段も張るものでしたが、直販でしたので店舗で買うよりぐっとお安くすることができました。

いままで直販サイトを使ったことがなかったのですが、これはいい買い物ができたと思います。

私がLAVIE Pro Movileを推す理由

さて、ここからは私が使っていてイイ!と思った点を6つ書いていこうと思います。

13.3型サイズでこの重量は神

なんといっても、13.3型でありながらこの軽量800g台!

片手で持つのはもちろん、3本指でも持てます。常にリュックに入れて携帯しますがほとんど重量感を感じません。Mac Book Airが入っているときは「入っているなぁ」という感じがしましたが、これの場合「パソコンを忘れてきたか?」というくらい軽いです。脅威です。

それでいながら13.3型なので、Mac Bookのような11型より操作感がかなりいいです。画面領域がでかいということは、それだけでいいことですね。

思いついたらパッと開いてネットつなげてすぐ作業

LTEが搭載されているということはこんなにも快適性を上げてくれるのですね…。

外でパソコンを開きつつの「さて、まずはネットにつなげて…」という1ステップを飛ばすだけでスマートさがぐっとあがりました。

セミナーや会議のように、腰をゆったり落ち着けてどっしり作業するという感じでもないライトなシーンにおいて、パソコン1つですべて片がつくというのは思っていた以上にスマートです。

私はOffice365ユーザーなのですがワード・エクセル・ワンノートのファイルをすぐさま呼び出せるのも大変快適です。ネットにつなぐ作業をすっ飛ばして、こういったクラウド作業をこなせる快感は、クラウドヘビーユーザーの方々ならお分かりになるんじゃないでしょうか。

ちなみにSIMカードはAmazonで売ってるこれを使っています。

ソフトバンク回線なので、格安SIMの面倒なAPI設定も不要ですし、何より高速に通信ができるのが大変便利です。面倒な契約もいらないので、購入して届いたSIMをパソコンやiPadに入れるだけで使えるのが便利です。

私はこのPC用とiPad用とで用途別に何枚か購入して使っています。10GB使い切るか期限(6か月)を過ぎたら、取り出してポイ捨て&再購入というサイクルで利用しています。

以前は1年間有効だったのですが今は半年しか使えません。世知辛い。

キーボードが静か

キーボードにはそれほど関心がなかったのですが、この機種のキーボードの打鍵感すごくいいです。 何より静か!

Mac Bookのバタフライキーボードのパチパチ感が少しだけ気にはなっていたのですが、これを使ってからMac Book使うとあの音はやはり不快です!

バタフライキーボードよりストロークがあるので確かな「押してる感」もあるのでいい具合ですね。

しかしキー配列については一言あるので、これは後程「ダメな部分」として取り上げたいと思います。

拡張性が高い

購入の決め手ともなった部分ですが、やはり端子がいくつもあるのはいいことです。

クールさを追い求めていった結果USB-C端子に集約していったMac Bookですが、依然として世界はUSB-A製品やHDMI端子などが主流なわけで、作業をするにはまだまだUSB-Cアダプタ(ハブ)が必須です。クールさを追い求めていったデザインなのに、よけいなものをつけているアンチクールさが気になっていました。

その点この機種は、USB-Cが2つ、Aが1つ、そのほかMicroSDスロット、HDMIスロット、SIMスロットまでついています。これだけあれば特に作業に支障がありません。

機能美に惹かれる私のような人間は、端子が1つの美しさより、後付けなしで様々に対応できるこういったタイプのほうが美しく感じます。

この拡張性の高さは一般のwindows機では当たり前なのですが、この薄型軽量でここまで対応するのはあっぱれです。

ちなみに、Power-Delivery対応のC端子は1か所でそこが充電も兼ねるため、充電しながらほかのPD対応機種へ充電ということはできなさそうです。

十分な端子数だとは思いますが、従来型のUSB端子が1つなので色々と接続が必要な場合にはUSB-Cハブを別途装着することをオススメします

ハブも色々あるので用途に応じて選ぶのが吉です。NEC担当者に聞いたところ、USB-CハブについてるHDMI端子は使用不可とのことでした。

元々HDMI端子が搭載されているので、HDMIの回路がUSB-Cにつながっていないとのことでした。そのあたり考慮してハブを選ぶのがいいですね。

ちなみに私はケーブルのないタイプのUSB-Cハブを使っています

ケーブルがないだけでも取り回しが楽になっていい感じですよ♪

Power Deliveryが神

Power Deliveryを搭載しているので、PC側から様々な機器へ給電することができます

これ自体も大変に便利なのですが、私が推したいのは充電機能です!

これまでノートPCの充電にはACアダプタが必要で、外で使う場合にはいつも持ち歩かなければいけませんでした。

しかしPower Delivery(USB-C端子)が登場してからその縛りがなくなりました

具体的には、一定の給電力をもったPower Delivery対応充電器であれば充電ができるということです!

そしてそれは必ずしもAC電源でなくてもよくて、モバイルバッテリーからもいけるというのがポイントです。

こちらの記事でも紹介しているようなACタップとケーブルを用意することで充電が可能になります!

あわせて読みたい
https://dekunoboh.com/2020/04/04/usb-c/

私はこのセットを職場に置くことでACアダプタを持ち歩く生活から解放されました!

家では付属のACアダプタで充電し、職場ではこのセットで充電することができます。

しかも当然他のUSB-C機器も充電できます。デスクがすっきりです!

家から職場までは2時間近くかかる遠方なのですが、その間使用していても全然バッテリーは大丈夫。職場についた段階で残り70%くらいです。

またこちらのようなPower Delivery対応(60W)モバイルバッテリーを使うことで、モバイルバッテリーから充電することもできます!

Anker PowerCore 10000 PD Redux(モバイルバッテリー 10000mAh 大容量)
Anker

 

もはや技術革新ともいえるものだなぁと思います。

これは本当に便利ですよ

Core i7&メモリ16GBで超サクサク操作

これはこの製品の持ち味というわけではないのですが、やはり高スペックはいい、という話ですね。

ワード・エクセル。パワーポイント、イラストレーター、フォトショップなどをタスクバーに並べ、一気にポチポチ押して起動していっても、ほとんどラグがなく立ち上がります。

購入して半月になりますが、もたつきを原因にストレスを感じることは皆無です。

思考とともに作業が流れていく快感は、やはりお金で手に入れるものということでしょうかね笑

不満点  やはり完璧というわけではない

ここまでこの製品をほめちぎってきましたが、やはり不満点はあります。いくつかご紹介します。

キーの配置が独特

まず気になるポイント第一位は、キーボードのキーの配列です。

FnキーとCtrlキー、右側のShiftキーの位置が独特です

画像を見ていただけたらわかるのですが、キーボード左側のFnキーとCtrlキーが一般的なキーボードと比べ逆転しています。

なのでCtrl+CやCtrl-Vといったよく使うショートカットキーを扱うときには、少し慣れが必要です。

「あれ?貼り付けされないぞ?」と思ったら、Ctrl押せてなかったということがままあります。

同様に右側のShiftキーがカーソルキーの「↑」の右側に飛び出ています。

私はあまり右側Shiftを多用しないので弊害は少ないのですが、右側シフトキーをよく使う人はカーソルキーと押し間違えを起こしそうです。

USB-Aスロットが少し狭い

ワイヤレスマウスの端子をつける際、USB-A端子が少し窮屈なのか「しょりしょり」と何か削れるような音がします。端子同士がこすれる音かもしれませんね。

気になる方は気になる程度ではありますが、一応挙げておこうと思います。

2020/4/19追記

いろいろなUSBデバイスを差してみたところ、マウスのレシーバーが少し大きかったみたいでショリショリしていたみたいです。他のUSBメモリ等は特に気になりませんでした。

タッチパッドの操作感はMacにはかなわない

Macからの買い替えでこちらの製品を買っているので、Macとの比較で書いておきます。

これはOSの問題でありますが、いくらハイスペックであったとしても、Macと比べるとタッチパッドの操作感が悪いです。

ジェスチャーはwindows10の設定である程度は再現できているのですが、カーソルの挙動がやはり満足のいくものにはなっていません。

ただこれは言葉にするのも難しい感覚的なもので、macが指に吸いついてくるなめらかな挙動に対して、windowsのものはギギギとカクつく感じです。本当に感覚レベルの問題なので、見た目でギギギっとしているわけではもちろんありません。

タッチ1つとっても誤操作が起こる頻度が高いです。スクロールしているのに範囲してしまう誤動作や、タッチしたときにわずかにクリックする場所がずれるとか、そういったレベルのものです。

ですので快適な操作のためにはマウスが必要不可欠です。

Macユーザーの方がこちらに乗り換えるとそういったストレスが発生する可能性がありそうです。

タッチパネルディスプレイ や40週周年記念カラーはSIMスロットと共存できない

これは使用感とは別のところですが、この製品は直販のカスタマイズオプションでタッチパネルディスプレイが選べます。タブレットPCのようにタッチでの操作もしたい方はそちらを選ぶべきなのですが、これはSIMスロットオプションと共存できないようです。

なんどか試したのですがタッチパネルや40周年記念のボディカラーを選ぶとSIMオプションが選べなくなります。もっと快適性を上げるためにタッチパネルが欲しいという方には、少し残念なお話かもしれません。

もしかしたら一時的な欠品という可能性もありますので、粘り強くまってみるのもアリかもしれませんね。

購入する方法はカスタマイズ方法は?

ここまでお読みいただきまして、ありがとうございました。

いかがだったでしょうか? 何かの参考になればうれしいです。

私が購入したのは、こちらのNEC直販のNEC Directというページです。

こちらのページの中で購入の方へ進めばスペックをあれこれ指定して購入することができます。

店舗だと既製品(スペックが定まったもの)を購入することになるので、自分好みの仕様にしたい場合には間違いなく直販のほうがいいです。

直販サイトだと期間限定でクーポン割引をしているのでオススメです!

このPMシリーズも16%OFFクーポンが出ているそうです(2020/2/19現在)

今回私が購入したレベルのスペックだと店舗だと取り扱っていません。しかもあれこれ仕様をいじってみたのですが、ヨドバシアキバやビックカメラで売ってるものと同じスペックで比較すると、直販のほうが安いみたいです。店舗の魅力は値引き交渉でぐっと安くなる場合やポイント還元でお得に買えるところですので、そのあたりをどう天秤にかけるかですね。

ちなみに私は中古パソコンやアウトレットパソコンを買うのも結構好きなのですが、イオシスで中古パソコンを買った話や、NECのアウトレットパソコンにご興味のある方は以下の記事もオススメですのでぜひご覧ください。

長い記事をお読みいただきましてありがとうございました。

https://dekunoboh.com/%e3%82%a4%e3%82%aa%e3%82%b7%e3%82%b9%e3%81%a7mac-book%e3%82%92%e8%b2%b7%e3%81%a3%e3%81%a6%e3%81%bf%e3%81%9f%e8%a9%b1/

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  • この記事を書いた人

でく

元高校教師でブロガー。得意ジャンルは教育・家電・ガジェット・健康美容。便利グッズや電子機器を収集してレビューするのが趣味のオタク。 小学・中学・高校はゲーム三昧。東北大卒。大学院修了後は公立高校教諭。買ったものを人に紹介する趣味が高じてブログを立ち上げる。デグー・リチャードソンジリス・スナネズミを飼育するげっ歯類好き。

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