もはや恒例になってきました格安ワイヤレスイヤホンの人柱レビューです。
この記事で解消できる疑問
- アマゾンで3,000円以下で買える完全ワイヤレスイヤホンは使い物になるのか?
- レビューはサクラじゃないのか?
- 買って後悔しないのか?
- おすすめできるのか?
結論から言うと、「これ買うなら少しお金を足して違うのを買った方がいい」です。
そのように私が考えた理由を、みっちりレビューしていきますよ!
WUHUHAIのワイヤレスイヤホンはアマゾンで3,000円で買える
今回購入したものはこちらです。
アマゾンの定価で3,600円くらい。
今なら500円クーポンで3,000円ちょいで買えます。
完全ワイヤレスで耳栓感覚で装着できるスグレモノ。時代の革命児です。
バッテリーケースが付属なので、ケースにしまうだけで充電されるのでバッテリー切れも起こしにくいです。
Airpodsの真似事なわけですが、Airpods Proが3万円するのに対して価格は10分の1です。
この類の商品のタイトルは相変わらずひどいもので、全文を書きだすとこんな感じです。
Bluetooth イヤホン 「2020年最新技術 第二世代Bluetooth5.0+EDR搭載」自動ベアリング 120時間連続駆動長時間 CVC8.0ノイズキャセリング LEDディスプレイ/業界内最高級防水/Hi-Fi 高音質/Siri対応/音量調節/マイク内蔵 技適認証済/PSE認証済 ぶるーとーすイヤホン Android&iOS ブルートゥース イヤホン
とりあえず検索されそうなワードを片っ端からつっこむスタイルです。
WUHUHAIイヤホン C5s の外観
外観は安い低コストな箱です。爆安メーカーのあるあるです。
でも大切なのは中身の性能ですから無問題です。
裏側です。スペックが記載されていますね。
日本で書かれている「真のワイヤレスステレオヘッドセット」という言葉が気になります。
WUHUHAIイヤホン C5s の梱包はとても丁寧
箱を開けたらこんな感じ。
梱包は思ったより丁寧です。
外箱の厚みがあって頑丈です
クッションスポンジまでついていて好印象です。
しかもイヤホン本体が、ケースの外にしてあるというのがいいですね。
バッテリーケースタイプだと、ケースに入れるだけでイヤホンの充電が開始されます。
ということは、入れっぱなしだとイヤホンに電気が流れたままになります。
これはバッテリーの劣化にもつながりますし、揺れで傷ついたりするので非常によくないです。
WUHUHAIイヤホン C5s の取扱い説明書は日本語対応
取扱説明書です。
多言語対応で好感度高いです。
日本語は変ですね。これはしょうがない。
説明書全体が見たい方はこちらをどうぞ
画像クリックで拡大します
WUHUHAIイヤホン C5s のメリット ディスプレイがLED表示でバッテリー残量もわかる
イヤホンをセットしてケースオープン。
この製品の良い所は、バッテリー残量が数字で表示されるところですよね。
Airpods系はiPhoneやiPad上でしかバッテリー残量がわかりませんが、これは本体側で管理ができます。
開けたときの「ゲーミングPC」みたいな光は、好みがわかれますね。
イヤホン自体も光るので、装着しているときに夜歩くと目立ってしまいそうです。
WUHUHAIイヤホン C5s のメリット タッチコントロールができる
この製品の売りの1つがタッチコントロール。
イヤホンボディの丸い大きなタッチパネルで色々な操作が可能になっています。
いろいろな操作をタッチコントロールで行うことができますが、正直使い勝手は悪いです。
行いたい操作 | タッチコントロール |
一時停止 | 左右どちらかのタッチパネルをクリック |
曲戻し | 右側タッチパネルをダブルクリック |
曲送り | 左側タッチパネルをダブルクリック |
音量を下げる | 右側タッチパネルを2秒長押し |
音量を上げる | 左側タッチパネルを2秒長押し |
電話に出る | 左右どちらかのタッチパネルをクリック |
着信を拒否 | 左右どちらかのタッチパネルをダブルクリック |
音声アシスタント呼び出し | 左右どちらかのタッチパネルを3回クリック |
電源を切る | 左右どちらかのタッチパネルを4秒長押し |
なぜ曲送りが左耳で曲戻し右耳なんですかね?
▶▶曲送りのイメージって右耳じゃないですか?
音量の上げ下げも同様です。
電源オフ4秒長押しは長すぎです。
とはいえケースに入れれば勝手に電源が切れるので、タッチコントロールで操作することはないでしょう。
WUHUHAIイヤホン C5s のメリット 音質が非常にいい
これまでにも同じ価格帯の格安イヤホンを試してきましたが、Tuayooのワイヤレスイヤホンなどと比べると圧倒的に音質がいいです。
Tayooのワイヤレスイヤホンの詳細はこちら
低音もばっちりきいていて臨場感もある。
下手すればAir podsともそん色がないかもしれないです。
WUHUHAIイヤホン C5s のデメリット 音の遅延がひどい
YouTubeの動画を観ていても、わずかながらの音ズレを感じてしまう。
0.1秒でもズレがあると、やはり口の動きと音のズレを認識してしまうから気持ち悪くなります。
そもそもYouTubeで観る場合には映像と音の送信を意図的にずらして、ワイヤレスイヤホンでの音ズレが起きにくくされている。
さらにバンドリをやってみると、もはや音ゲーは不可能なレベルです。
押してから反応音が鳴るまでに結構な誤差がある。
もはや先読みが必要なレベル。
WUHUHAIイヤホン C5s のデメリット 装着感が非常に悪い
イヤホンの形状を見てもらうとなんとなくわかるかもしれませんが、着け心地が悪いです。
タッチする部分が大きいので、イヤホンを耳に着けたときに邪魔です。
しかも形もなんか変なので装着感が悪いです。
「ん?これであってるのか?」と何度も付け直しますが、正解が分からない。
きちんと装着されているはずなのに、なんだか収まりが悪い。
ランニングをするときに外れて落ちてしまうんではないか、という心配すらあります。
WUHUHAIイヤホン C5s のデメリット サイズが大きい
ちょうどセッケンみたいなサイズ感ですね。
持った感じは、「つまみ持つ」じゃなくて「掴む」サイズ感です。
カバンの中に入れておくなら問題はなさそうですが、ポケットの中には入れたくないですね。
Airpods Proと比べてみます。
左側がAirpodsPro、右側がWUHUHAIイヤホン C5sです。
一回り大きいです。
ケースの縁を削って丸みをもたせていますが、残念ながらカバーしきれません。
厚みにすると2倍近くの差になります。
フタの空間が無駄に大きいので、デッドスペースができています。
透けるプラスチックケースなので、圧力にも弱そうです。
フタ以外にもケースが大きくなる原因がこのUSBポートです。
microUSBポート以外に、なぜか普通のUSB-Aポートまでついています。
WUHUHAIイヤホン C5s のデメリット 謎の音途切れが発生する
動画を観ながらしばらく使用していると、原因不明の無音が発生。
ん、切断してしまったかな?とも思いましたが、2,3秒するとまた音楽が流れ始めます。
Power Offとかの音声が流れるわけではないから、接続切れではないと思います。
なぜか左耳だけ無音になったり、右耳だけ無音になったりする。
接続が不安定な可能性がありますね。
ノイズキャンセリング機能について
製品の紹介にノイズキャンセリングにと書いてあるので一応補足しておきます。
よくアマゾンの商品タイトルに「CVC8.0ノイズキャンセリング」と書いてますが、これは外部音に対してのノイズキャンセリング機能ではありません。
CVC8.0ノイズキャンセルは、通話している際に、「話し相手側が聞き取りやすくなるためのノイズキャンセリング機能」です。
つまり使用者にとっては、なんらメリットがありません。
アマゾンレビューや口コミを見ていても、明らかに間違った解釈をしている人がいて
「しっかりノイズキャンセリングが効いています!」
というレビューまである始末。
カナル型イヤホンはじめての方なんですかね?
ノイズキャンセリングについて詳しく知りたい方にはこちらの記事がオススメです。
-
【騙される人多数】格安イヤホンのノイズキャンセリングは効果なし?CVCノイズキャンセルの罠
続きを見る
WUHUHAIイヤホン C5s は粗悪品。同価格帯の他の製品をオススメする。
音質が多少よくても、遅延するし音が途切れるし装着感が悪いしですべて台無しです。
しかもケースのサイズが大きいから携帯性も悪い。
この価格帯でなら他のものの方がまだましですね。
1,000円出したらTuayooのAirpodsもどきが買えますし、2,000円出したらAnkerのLibertyシリーズが買えます。
絶対そちらを買った方が後悔は少ないです。
安物買いの銭失いの典型ですね。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
またぜひ遊びに来てくださいね。