こんにちは、でくです。
部屋の電子機器を充電するUSB端子も、家電や機器を使うためのコンセントも両方ついている延長ケーブルが欲しい!と思ったことはありませんか?
今回は、USB-C端子もACコンセント端子もついている、延長コードや電源タップのオススメを厳選して紹介したいと思います。
こんな方におすすめ
- USB-Cのポートがついた、電源タップや延長コードが欲しいという人
- iPadやノートPCを、延長コードとケーブル1本だけで充電したいという人
- USB-C対応機器を持っていて、USB-C to USB-C ケーブルで充電したい人
延長コードの選び方
USB-C端子付きコンセント延長ケーブルを選ぶ際に気を付けなければならないポイントが3点あります。
USB付きコンセント延長ケーブルを選ぶときのポイント
- コンセントの個口数およびUSB端子の種類とポート数
- コンセントの対応電力
- USB充電端子の充電スピード(対応電流)
- USB-CポートがPower Delibery対応かどうか
これらを十分に吟味せずに購入してしまうと、思っていたような使い方ができず、結局置物(ゴミ)と化してしまいます。
そうならないように、延長ケーブルを選ぶ際には上の3点について十分に検討をしましょう。
それではそれぞれの項目について解説をしていきます。
コンセントの個口数およびUSB端子の種類とポート数
製品選びの一番大切なポイントになります。
まず部屋のどこに設置するかをイメージし、その近辺で接続をする予定の機器をすべてリストアップしましょう。
ACコンセントが必要な機器の数と、USB端子が必要な機器の数を洗い出します。
それらの端子数をまかなうことができる延長コードを探しましょう。
この記事の製品を紹介では、それぞれの製品に何の端子が何個搭載されているかも記載しているので、参考にしてください。
接続予定端子にUSB-Cがない場合は、USB-AやUSB-3.0(いわゆる普通のUSB端子)の端子のみが搭載されている製品を紹介した記事がありますので、そちらを参考にしてください。
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【2022年最新】USB付きコンセント延長コード9選おすすめ
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コンセントの対応電力
使用したい電子機器が、延長ケーブルのコンセントや電源タップで動かすことができるかどうかは『何Wまで対応可能か』ということで判断することができます。
しかし、エアコンなどのとても高い電力を消費する家電でもない限り、どの電子機器や電化製品を接続しても延長コードで電力を供給して動かすことができます。
延長ケーブルやタップに接続した電子機器を、同時に使用できるかどうかもW数で判断しますが、それほどコンセントの口数が多くなければ問題になりにくいです。
電子レンジや炊飯器、ドライヤーなどといった高い電力を消費する家電を使用する場合には気にした方がいいのですが、テレビやパソコン、DVDレコーダーなどの消費電力は大きくないので、電源タップや延長コードを選ぶ際には特に気にする必要はありません。
この記事で紹介する場合には、延長コードやタップ全体で使用可能な電力W(ワット)も比較しているので、参考にしてください。
USB充電端子の充電スピード(対応電流)
USB端子の給電できる電力は製品によってまちまちで、きちんと調べないといけません。
皆さんの中には、「あれ,この電源アダプタだと充電が遅いな」とか「正しく接続されているのに起動しない(充電されない)」なんていう経験がある人もいるのではないでしょうか。
これは、延長コードやUSBのアダプタが供給できる電流が弱いときに発生する現象です。
使用したい機器がどれほどの給電量を要求しているのかをしっかりと把握し、対応している延長コードや電源タップ・アダプタを選ぶ必要があります。
USB-AやUSB3.0(普通のUSBの端子)の給電量はA(アンペア)で比較することが多く、USB-Cの給電量はW(ワット)で比較することが多いです。
一般にスマホを快適なスピードで充電するためには、2A以上の電流があることが望ましいとされています。1Aを切ると結構ストレスがかかると思います。目安として覚えて置いてください。
USB端子1つあたりは2.4Aという出力に対応していても、延長コード全体としては3.0Aにしか対応しておらず、3つのUSB端子で同時に充電したら1つあたり1Aしか供給されない!なんていうことはよく起きます。
これを防ぐためには、USB端子1つの最大電流だけでなく、延長コードやタップ全体での最大電流も比較しないといけません。
この記事での製品比較では、どちらの電流についても比較しているので、製品選びの参考にしてください。
USB-CポートがPower Delibery対応かどうか
これまでの話はUSB-AやUSB3.0での話でしたが、USB-Cに関しては『給電力が足らないために充電すらされない』という相談や報告が非常に多いです。
これはUSB-C対応の電子機器には、高い電力を要求するノートPCや他ブレットなども多いからで、USB-C対応の電子機器は、接続されていても給電量(W)が不足すると充電されず、起動すらしないこともあります。
この記事を読んでいる方の中には、USB-C端子⇔USB-C端子で、MacbookやiPadなどを充電したいと考えている人もいるかと思いますが、そういった場合にはしっかりと電力が対応しているかどうかをチェックしないと、「充電されない!」という事態になります。
そういったことを防ぐため、USB-Cには高出力の給電規格「Power Delibery」というものがあります。
Macbookをはじめとした多くのノートPCは、端子がUSB-Cでかつ「Power Delibery」に対応しているものでないと、充電がされないようになっています。
しかもPower Deliberyにも給電量の差があり、30Wや45W、60Wとパターンがあり、対応しているものでないとPowerDeliberyだとしても充電されません。
いま使っている電源アダプタやケーブルでノートパソコンが充電がされなくて困っているという場合には、電源アダプタやケーブルを見直したら改善することも多いので以下の記事で解説しています。
USB-Cで充電する際の基礎から説明していますので、ぜひ参考にしてくださいね。
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MacBookのACアダプタ(USB-C)でWindowsマシンが充電できない時の解消法
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この記事では、延長コードや電源タップに搭載されているUSB-C端子の対応している電力(W)と併せてPower Deliberyの対応について比較しています。
目安としてMacBookに充電が可能かどうかも説明するので、参考にしてください。
ANKER スリムなのに高速充電!ノートPCやMacも充電OK!
安心と信頼のANKER製の延長コードです。メーカーの信頼性が抜群に高いです。
アンカーらしく、非常にシンプルなデザインで省スペース。
それで高機能&価格が安い、で言うこと無しです!
コンセントの口数 | 2 |
USB端子の数 | 通常USB×2 USB-C×1(Power Delibery対応 18W) |
タップ全体の対応電力 | 1000W |
USB端子1つあたりの電流出力 | 2.4A(高速充電) USB-Cは最大9V・2A・18W |
すべてのUSBポートの合計電流出力 | 合計30W USB-Aポート×2で12W、USB-Cポートで18W。非常に強力。 |
コード長 | 1.5m |
300gほどの重さしかなく、ちょっとした旅行にも持っていけるくらいのコンパクトさです。
コンセント2口、USB-Aを2口、パソコンも充電可能な18WのUSB-Cが1口と、最低限欲しい機能は網羅されていますね。
アマゾンレビューの口コミ件数は108件で評価は☆4.3と非常に高くなっています。
とりあえずこだわりがないのであればコレを買っておけば間違いない。
と言ってしまっていい製品です。
このあとに紹介する製品は、それぞれが特徴的なモノになっています。
「日常使いできればいい」
「余計な機能やこだわりはいらない」
「安くて良いものがほしい」
といった方々には一番オススメできる製品ですね。
LITSPED WiFi スマートプラグ【Amazon唯一の延長ケーブルタイプ】
LITSPED製の電源延長コードです。
コンセントの口数 | 4 |
USB端子の数 | 通常USB×2 USB-C×1(Power Delibery非対応) |
タップ全体の対応電力 | 1250W |
USB端子1つあたりの電流出力 | 2.1A |
すべてのUSBポートの合計電流出力 | 2.1A |
コード長 | 1.5m |
通常USBとはUSB-A型のプラグタイプを指しています。
実は性能があまりよくありません。
コンセントの電源タップとしての性能は標準的ですが、USB端子の方は電流出力が1つで2.4A、合計も2.4Aしかありませんから、複数のUSB機器を接続したらどんどん充電速度が遅くなるということになります。
また、USB-C端子はPower Deliberyには非対応で、MacBookを充電することはできません。
iPhoneなどのApple製品全般とも相性が悪いようで、電力不足というだけでなく接続ピンの問題で充電ができないようです。
一部のUSB-C機器は充電ができるというレビューもあるのですが、あまりUSB-C端子を目当てに購入するのはオススメしません。
しかしこの電源タップのAmazonレビューは60件超で評価☆4.0をもつ、人気の製品だったりします。
なぜそんなに口コミが評判なのかというと、このタップの一番の特徴は『スマホアプリでコンセントの電源ををON/OFF切り替えできる』ことだからです。
WiFi接続が可能で、iPhoneのアプリ上でコンセント個別に制御可能で、出先からでも遠隔で制御することができます。
他にも、タイマー機能がついているので消したい時間帯をあらかじめ設定しておくことで、無駄な電力をカットすることができます。
家電の電源をつけっぱなしを外出先から消すときとか、待機電力が気になるから消したいという方にはオススメですね。
スマートスピーカーとも接続が可能(IFTTT)で、設定しておけばスマートスピーカー経由でコンセントの電源ON・OFFを切り替えることができます。
コンセントはそれぞれのポートを別々にON・OFF操作できますが、USB端子に関してはすべてONかすべてOFFしかできません。
ネット上の口コミ
「水槽のポンプと水草ライト(USB)、インテリアランプを一括管理できるようになり最高です!
水草ライト→日中だけ時間指定で点灯
水槽ポンプ→エサやりや掃除の時アレクサに消してもらいます」
「物理スイッチのON/OFFが必要なテーブルライトに使用しています。アレクサに声をかければ、ベッドに寝ている状態でも電気を消すことができて便利です」
「離れて暮らす両親。
彼らはファンヒーターや湯沸かしポットを使っています。暖房の切り忘れをスマホでチェックしてオフにもできたら安心だし、タイマーで湯沸かしポットの電源を夜を切って親が起きる前の時間にONできたら節約になる。USBで携帯やデジカメなども充電できるし、親のリビングに使ったら便利で安心!持参して設定し、機能を説明したら、親もお互いに安心だと喜んでくれました」
そういったスマート家電としての用途では活躍できるので、USB-Cはそれほど使わないけどあったら便利、という程度の使用目的であればオススメできる背品ですね。
Ewin コンセントタップ【コスパ◎ MacBook使うならコレ】
Ewinの延長コードタイプです。
コンセントの口数 | 2 |
USB端子の数 | 通常USB×3 USB-C×1(Power Delibery対応:18W) |
タップ全体の対応電力 | 1400W |
USB端子1つあたりの電流出力 | 2.4A(高速充電) USB-Cは最大9V・2A・18W |
すべてのUSBポートの合計電流出力 | 2.4A(通常USB-Aポート3つの合計) 30W(USB-A×3とUSB-Cの合計) |
コード長 | 25cm |
Amazonで取扱いがあるもののうち、USB-Cとコンセントの両方が搭載されていて、さらにMacbookを充電できるのはコレだけです。
性能も非常に高くて値段も抑えめなので、同ジャンルの中で最もコスパがよい製品となっています。
コンセントの口数は2つで、タップ全体の対応電力は1400Wなので、炊飯器やドライヤーも1つであれば動かせるだけのパワーがあります。
そしてUSB-A端子は2.4Aの高速充電が可能になっています。ただしUSB-A端子×3の合計も2.4Aなので、3ポート併用しての充電は1Aを切ってしまうので低速になります。
USB-Cの端子はPowerDeliberyに対応しており、18Wまで給電が可能です。
18W給電であればMacBookも充電しながら使用することができそうです。
MacBookを使いたいという人にとってはこれが唯一の選択肢になりますね。
もちろん、このポートの出力であればiPhoneもiPadも充電することが可能です。
USBは4ポート合計で30Wまで対応しているので、USB-Cを使っているときでもUSB-Aの端子が併用することができそうですね。
アマゾンのレビュー口コミも110件を超えていて、☆4.2を超える人気を誇っています。非常に評判がよい製品ですね。
ネット上の口コミ
「よくパソコンを持ち歩くので出かけ先に充電タップあったら助かるなーと思い買いました。電源タップが表に二つと裏に一つ、USBが四つとあるので、ほとんどのパソコン周りのものは使えます!」
「リモートワークで使ったホテルに持って行きました。iPhone、Android、パソコン全てこの一つで賄えました」
「コンパクトでOAタップとして使うのも良いがUSBPDの充電規格にも対応しているので重宝しています。
もう手放せません」
欠点としては、ケーブル長が短いことぐらいですね。
ただ旅行とかに持ちあるく目的であればむしろベストなサイズとも言えるので、ぜひお試しください。
色はホワイトの他にブラックも展開していますので、お好みを選んでみてくださいね。
USB-C対応はまだまだ少ないが、これから需要は増えていく
今回は3製品を紹介しましたが、実はUSB-Cとコンセントを両方とも備えているタップというのは、まだほとんど出ていません。
しかし、MacBookをはじめとしてノートPCの多くがUSB-C給電になってきていて、iPadなどのタブレット端末も、その他の電子機器もUSB-C充電のものが増えてきています。
USB-Bだった製品のほとんどが、今後はUSB-Cになっていくことが予想されます。
そしてさらに、Apple製品であるMacBookやiPadもUSB-Cになってきていることから、ほとんどの電子機器の『統一充電規格』として地位を確立しつつあります。
そうなれば当然、コンセントとUSB-Cの両方を備えたものの需要は高まりますし、ハイスピード充電が可能だったり、ノートパソコンが使えるほどの高出力なPower Delibery対応製品が増えてくるのも自然な流れです。
ぜひこのタイプの製品には注目していきたいですね。参考になればうれしいです!
ここまでお読みいただきありがとうございました!
相性のいい無線充電器・モバイルバッテリー
USB搭載の電源タップは、ワイヤレス充電器やモバイルバッテリーをそのまま充電することができるため非常に相性がいいです。
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ぜひモバイルバッテリー選びの参考にしてみてくださいね!