先日、NEC LAVIE Direct PMを購入し、すこぶる快適な作業環境を手に入れたのですが
所有するいくつかのUSB-C給電の機器の充電互換性がイマイチで、困っていました。
NEC LAVIE DIRECT PM(以下LAVIE)のほかに、以前購入記事を書いたMac Book 2017もあるのですが、Mac BookのACアダプタではLAVIEに充電ができないことがわかったのです。
LAVIEのACアダプタであればMac BOOKを充電できるのですが、その逆が成立しません。
ということはおそらくMac Book側のACアダプタの給電力不足です。
仕様上はLAVIEには15W以上のPower Deliveryで給電が可能とのこと。
一方でMac BookのACアダプタは30W給電…。となると、Power Delivery対応かどうかが分かれ目なのかもしれませんね。
LAVIEのACアダプタは外での作業のために携帯しているので、自宅に帰ってからいちいち取り出してつないで、という動作は非常に億劫です。
自宅ではすべての機器充電が可能なオールインワンな環境を整備したい!
けど、出費は極力減らしたい!
ということで、LAVIEにも、Mac Bookにも給電ができるPower Delivery対応のACアダプタを購入してみました。
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今回購入したのはこの2つ
(購入した製品が販売終了してしまったので、類似品でコスパのいいものをチョイスしました)
今回は選択できる別デザイン(黒とシルバー)のケーブルを購入しました
ACアダプタ選び
まずACアダプタですが、自宅での使用ということで、PowerDeliveryの端子とは別にUSB-Aの端子がついている、2 in 1タイプにしました。
チョイスは充電業界でANKERに匹敵するコスパの良さで人気のAUKEY製。
コスパの王ANKERや近年勢力を拡大しているRAVPowerにも類似品があるのですが、
ANKERのこちら↓はなんだかレビューでの評価があまりよくないです。
サポートに問い合わせたところ「PowerPort+ 5 USB-C PD」につきましては接続したデバイスが充電が100%になり、デバイス側が充電マークが消えると充電接続が切断されます。
Amazonレビューより
また、その後デバイス側が100%以下の蓄電量に下がっても充電は再開されず、ケーブルの抜き挿しを再度行い充電が始まる仕様でございます」とのこと
過電流の誤検知ではないかと疑いカスタマーセンターに問い合わせたところ、
『大変恐縮ではございますが、MacBook Proは、最大「61W」出力での充電が可能でございますが、当該PDポートは最大「30W」出力となりますため、十分な電力供給ができず、結果として充電が完了しない可能性がございます。』
とのこと。
Amazonレビューより
ちょっとこれでは購入できませんね。
ということで AUKEY 1択になりました。
後日関連商品を見ていたらAnker製で上位互換品がありました。値段は数百円安いです。
私が購入したAUKEYは46W給電。Ankerは60W給電。悪いレビューも無し。
やっぱり充電器はAnkerですかね…。トホホ。
USB-Cケーブル選び
さて、ケーブルについても、テキトーなものではいけません。
Power DeliveryはACアダプタ側と給電される側が連携をとって、適切な電力給電を行うシステムですので、きちんとケーブル選びをしないと、給電されない!!なんてことになりかねません。
きちんとPower Delivery対応のものをチョイスする必要があります。
今回私が購入したのは先ほども紹介した価格重視の製品↓ですが、
Anker純正の高品質ケーブルも販売されていますので比較対象としてご紹介しておきますね。
使い勝手
商品が届きましたのでさっそく接続してみました!(ケーブル2mにすればよかった)
まず問題のLAVIEですが…
しっかり充電されていますね!
当然、今回の原因を考えれば当然…
Mac Bookにもばっちり充電されています!
ということで、給電環境の整備は大成功!と相成りました。
Power Deliveryは仕様が少し複雑
USB-C給電の機器を新たに購入して、以前から使ってるUSB-CのACアダプタだと充電されない!
なんてことは結構多発しているようです。
それはUSB-Cという規格の中に、Power Delivery対応か非対応の製品が混在すること、商品によってPower Deliveryの出力差のあることに原因があります。
機器にあまり詳しくない方だと、USB-Cの端子なんだからささるなら通電するだろう!と思って差してみると全く充電されないということも多いです。
これは、ACアダプタ側がPower Delivery非対応の製品で、充電される側がPower Deliveryであることを要求しているときにおこるケースです。
端子の形状が一緒でも、ノートPCなどのように高い電力を消費するものは給電もハイパワーであることを要求するため、ACアダプタ側に制約が起きるのですね。
今回のように、おそらく出力自体は条件を満たしていたのだが、Power Delivery非対応であったために充電できなかったケースもあります。
他によくあるのが、PCが45Wの給電を要求しているのに、アダプタが30W給電までしか対応していなくて、給電が追い付かないケース。
いずれにしても、最近出回っているUSB-C機器に関しては上位の製品であれば下位互換が効くため、Power Delivery対応の60W出力のACアダプタであれば基本的には充電されます。
今後新たに用意したい、という方は最上位のものを準備しておくのが吉だとおもいます。
上にも追記したこちらの商品がまさにそれだったので、今後購入検討する場合にはこのレベルで検討するのをオススメします。トホホ
少し複雑なこのUSB-CとPower Deliveryの仕様についてもう少し詳しく調べたいという方は、こちら↓のサイトが大変勉強になりますのでオススメです。
それではまたお会いしましょう。
ここまでお読みくださり、ありがとうございました!