今回は筋膜リリースストレッチの話。
皆さんは筋膜リリースという言葉を聞いたことがありますか?
肩こりや腰痛などの原因は、同じ姿勢や体勢を取り続けることによる筋肉のこわばりだと言われます。
そのこわばりにも色々要因があるのですが、その1つが筋肉の表面を覆っている「筋膜」の緊張。
この「筋膜」の緊張をほぐすことで、筋肉がほぐれて柔らかくなり、血行も良くなって、筋肉のこわばりが解消されるのです。
その筋膜をほぐすのが「筋膜リリース」です。
しかし、人体の中でも巨大な筋肉である太もも(ハムストリングス)や広背筋(背中の筋肉)、大殿筋(お尻の筋肉)、僧帽筋(うなじの筋肉)などは筋膜リリースのストレッチしようにも手がとどきません。
そこで、体の裏側のストレッチをしやすくするフォームローラーの出番です。
自分の手が届かない体の裏側を、フォームローラーでうまく筋膜リリースストレッチすることで、巨大な筋肉の緊張をほぐし、体の調子を整えることができます。
私自身、筋膜リリースのストレッチを実践したところ、肩こりや背中の張り、腰痛などが改善しました。
この記事では、その筋膜リリースを自宅で手軽に実践する方法を解説していきたいと思います。
筋膜リリースは、筋膜と筋肉をはがすことではない
まず最初によくされる誤解を解消したいのですが、筋膜リリースとは筋肉と筋膜をはがすことではありません。
筋膜という言葉から、筋肉を覆っているラップのような膜をイメージしがちなのですが、実際はぴっちりした膜ではなく蜘蛛の巣のように張っているようなものらしいです。
誤った筋膜リリースのイメージから、筋肉をグイグイと押して「剥がそう」とする人がいますが、これは全く筋膜リリースにはなっていません。
筋膜リリースはあくまで「筋膜の緊張をほぐすこと」ですから、剥がそうとする必要はありません。
実際のイメージとしては、軽く押したあと、ゆっくり離す、という感じです。
本当に軽い力でOKです。これ効いているのかな?くらいの弱さでいいです。
ぎゅっと押すことで血管が収縮し、筋膜が緊張。
その力をゆるめることでで緊張と収縮が開放され、筋肉がリラックスします。
このイメージをもって筋膜リリースをしてみてください。
詳しく知りたい方は、こちらの動画がわかりやすいので参考にしてみてくださいね。
実際の筋膜リリース・ストレッチの方法
それでは実際にストレッチの方法を解説します。
筋膜リリースストレッチをするのには、こちらのトリガーポイントのフォームローラーを利用するのがオススメです。
私も愛用しています。
非常に頑強で体重をかけても曲がったり歪んだりすることもないですし、表面の凹凸が筋肉にいい具合に刺激を与えてくれます。
このフォームローラーを使って、自重で筋膜リリースをしていきます。
言葉で説明するのは難しいので、こちらの動画を参考にして見ください。
実際この動画のストレッチ法を2週間ほど実践してみたところ、体もやわらかくなり、肩こりや背中の張りが改善されました。
筋肉の緊張は頭痛の主な原因とも言われていて、筋肉のこわばりは万病の元です。
ぜひ筋膜リリースストレッチを実践して、軽い体を手に入れてみてくださいね。
ここまでお読みいただきましてありがとうございました!