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【感想書評レビュー】投資家みたいに生きろ 藤野英人(著) 【内容要約】

ライター:noda_k

 

この本は投資家という職業になるための本ではありません。

投資家みたいに生きるための本です。

 

 

投資家と聞くと「お金を使ってお金を稼ぐ人」というイメージがついていると思います。

 

その通りなのですが、人生において「投資をする」とは必ずしもお金だけの話ではありません。

自分のスキルアップのために勉強することも立派な投資です。

 

投資家という人は、常に「これは投資なのか?浪費なのか?」という問いを持ちながら生活しています。

それが人生を豊かに生きるヒントになります。

 

どうやって投資家思考を身につけるのか?

カリスマ的な人気を誇るファンドマネージャーが解説していきます。

 

要約

2018年に老後2000万円不足問題というニュースが世間を騒がせました。

「平均余命が伸び続け、年金だけでは生活していくことが困難な時代がやってくる。」というニュースでした。

 

投資家的思考だと、老後を乗り切る方法は2つしかありません。

  1. 長く働き続ける。
  2. 収入の一部を投資に回す。

しかしこの方法を実践する時に、日本人が持つ3つの誤解が邪魔をします。

 

日本人が持つ3つの誤解

①国が国民を支えるのが当たり前

自分の人生は自分で支えることが基本です。国に頼らず自分で対策を立てましょう。

②仕事はつらいもの

仕事は歳をとってからも楽しめるものを自分で選ぶべきです。

③お金でお金を稼ぐ投資は悪いもの

投資は決して悪いものではありません。ギャンブルと投資は違います。

この3つの誤解を自覚して、改善していくことが必要になります。

 

改善した結果、身につく考え方が

「自分が楽しめて老後も稼げる方法を自分で考え、積極的に投資をしていく。」

という考えです。

 

これからの時代はリスクテイクして成長しようとする投資家的な思考が不可欠になります。

特に「動くリスク」と「動かないリスク」を考えるようにしましょう。

 

今のままで動かないことがリスクを避ける方法だと思い込む人が多いのが日本人の現状です。

しかし、これからの時代は動かないことがリスクとなることも考えておきましょう。

 

人の寿命は伸びますが、会社の寿命はどんどん短くなっています。

老後まで1つの会社で勤めるサラリーマンという生き方は、これからの時代はハイリスクになります。

 

リスクを恐れず自己投資をしていって、今いる会社がなくても別な方法で稼げるスキルを身につけるため動きましょう。

それが結果的に最善のリスク回避の方法になります。

 

その人のスキル、人間性、仲間など目に見えない資産のことを「インタンジブルアセット」といいます。

 

新しいコミュニティで人間関係を構築したり、異業種のスキルを身につけたりしてインタンジブルアセットをたくさん持つように心がけましょう。

 

勉強は一生続けるものです。

 

学ぼうという気持ちがなくなった時、人の成長は止まります。

リスクを恐れず、人生を豊かにするための投資をしていきましょう。

 

感想

本書の著者は、カリスマファンドマネージャーと呼ばれる投資家です。

 

「投資家的思考で人生設計をしていくことが、これからの時代を生き抜く上で大切になる。」というメッセージが1冊で綴られています。

 

 

本書で書いてある通り、積極的にリスクテイクして自己投資をしていくことが求められている時代になっていることは間違いないことでしょう。

 

「でも、毎日忙しくて自己投資に使う時間もない。お金もない。」

という方も多いと思います。

 

実際にどうやって自己投資を行なっていけばいいのか?という話も「未来への投資に使う5つのエネルギー」という話で書いてあります。

気になる方は、ぜひ本書を読んでみてください。

 

ライター noda_k

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でく

元高校教師でブロガー。得意ジャンルは教育・家電・ガジェット・健康美容。便利グッズや電子機器を収集してレビューするのが趣味のオタク。 小学・中学・高校はゲーム三昧。東北大卒。大学院修了後は公立高校教諭。買ったものを人に紹介する趣味が高じてブログを立ち上げる。デグー・リチャードソンジリス・スナネズミを飼育するげっ歯類好き。

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