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【薬の与え方】小動物に薬を飲ませる方法を薬のタイプ別に解説【リチャードソンジリス】

みなさんこんにちは。

今回は我が家のリチャードソンジリスへの薬のあげ方を紹介します。

 

ハムスターやデグー、ジャービルといった小さなげっ歯類から、ウサギやチンチラといった少し大型の動物にも応用できると思うのでぜひ参考にしてみてくださいね。

 

薬には粉末タイプと液体タイプがある

動物病院から処方されるお薬には粉末タイプと液体タイプの2種類があります。

 

腫瘍ができて手術をしたあとには、痛み止めや炎症止めなどを配合した液体タイプを処方してもらいました。

動物病院から処方された液状の薬とシリンジ

 

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現在我が家では、腫瘍ができるのを予防するアガリクス茸系の粉末サプリをあげています。病院によってはこういった粉末タイプのお薬がでることもあるでしょう。

動物病院でいただいた粉末タイプのサプリメント薬

 

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粉末か液体かによって与え方の工夫は違ってくるので、それぞれのタイプ別に薬のあげ方を紹介します。

 

液体タイプは無調整豆乳に混ぜて飲ませるのがオススメ

液体タイプの薬の与え方として、好物に染み込ませたり水に混ぜたりといった方法がとられることもありますが、オススメは無調整豆乳に入れる方法です。

 

1ml未満のお薬であれば、小さじ一杯程度の無調整豆乳に混ぜ込むと「薬くささ」が程よく解消されるらしく、我が家のジリス「ちょこたん」は喜んで飲んでくれます。

無調整豆乳で溶かした液状薬をゴクゴクと飲む我が家のジリス

 

好物のおやつくらいの勢いで飲んでくれていました。

一滴残さずぺろぺろと舐め取っていたので、相当美味しいのだと思います。

 

ジリスは比較的食べられるものの制限が多い方のげっ歯類ですので、ジリスでOKでればほとんどのげっ歯類でOK。

以前飼っていたデグーにも与えていたので、おそらくチンチラでもOKかと思います。

 

無調整豆乳であれば余分な添加物が入っていない上、タンパク質も豊富なので病院帰りの小動物にとって最適です。

 

こうしてシリンジに入れて与えるとコミュニケーションにもなるのでオススメですよ。

シリンジに入れた薬+豆乳を手放さない我が家のジリス

 

小皿に指定用量の薬と無調整豆乳を入れよく混ぜたあと、すべてシリンジの中に吸い取ります。

それを口元に持っていくと、両手で掴んで離してくれなくなります。それがとてもかわいいんですよね。

 

液体薬を処方された場合には無調整豆乳、オススメです。

 

粉末タイプは野菜のピューレに混ぜ込むのがオススメ

粉末タイプのお薬は液体に入れると浮いてしまい、口の周りについてしまうなどしてうまく投薬できません。

 

そこでオススメなのが野菜ピューレに混ぜ込む方法です。

粉末薬を混ぜ込んだにんじんピューレを食べる我が家のジリス

 

このように小皿に出したピューレに粉末薬をふりかけて混ぜ込みます。

すると「薬くささ」をうまく消してくれるので、おいしく食べてくれます。

 

しかしピューレと一口にいっても、いわゆる「おやつのピューレ」などは味の調整のために糖分などが添加されているので、薬との相性はNG。

 

こういうやつですね。

ハムスターやモルモットなどにはOKかもですがデグー・チンチラ・ジリスには向きません。

 

デグー・チンチラ・ジリスなどの食べ物の制限がある子には、こちらの野菜をそのままピューレにした無添加ピューレがオススメです。

 

 

先程の写真で我が家のジリスが食べていたのは、こちらのにんじんピューレでした。

野菜以外無添加で、しかも少量の小分けパックなので、食事メニューの制限が厳しい小動物にも安心して与えることができます。

 

少し手間がかかりますが、本物の野菜をおろし器ですりおろして与えるのもいいかもしれませんね。

 

薬と合わせて食べさせるということは「毎日与える」ということですから、糖質や添加物が多くて健康に悪いものはNG。

日常的に食べる本物の野菜をベースにしたものが一番ですね。

 

液体タイプにも粉末にも使えるのが、ゼリーに溶かし込む方法

液体タイプでも粉末タイプでもオールマイティに使えるのがゼリーを使う方法。

 

ゼリーを小皿に出し、薬をふりかけたあとスプーンでクラッシュしながら混ぜると病院食の出来上がり。

このようにもぐもぐと食べてくれます。

薬を溶かし込んだゼリーを食べる我が家のジリス

 

豆乳やピューレを好まない子にはこういった方法もお試しください。

 

その際に注意が必要なのは、与えるゼリーの選び方。

ハムスターやモルモットであればほとんどのゼリーがOKなのですが、栄養物に敏感なデグー・ジリス・チンチラなどの小動物はどのゼリーでもOKというわけでは有りません。

与えていいかどうかは、基本的にはパッケージにその動物が描かれえているかどうかで見極めます。

 

我が家で愛用しているのは三晃商会のフルーツビタゼリー。

 

 

SANKOのビタゼリーは、パッケージにデグーが描かれている珍しいゼリーです。

ペットショップをけっこう回りましたが、デグーがOKなゼリーはかなり珍しく、私はこれしか見たことありません。

 

食事の制限が最も厳しいデグーに与えられる上、モモンガ等にも使えます。

おそらくですがチンチラでもOKかと思いますが、詳しくは調べてみてください。

 

このゼリー容器を1/3とって、小皿に入れて薬を混ぜ込みます。

ゼリー1個分はデグーやジリスには大きいので、薬を混ぜるのに十分な量として1/3くらいを目安にしています。

 

小動物へ薬をあげるのは難しい。いろいろ工夫をしてみましょう。

今回紹介した方法は我が家で色々試行錯誤をした結果、たどりついた方法です。

 

これまではペレットに染み込ませたり、粉末タイプの牧草に混ぜ込んで団子にしてみたりなど色々やってみました。

 

粉末を使う場合にはベジタブルサポート(ベジサポ)という小動物パウダーがオススメです

 

その子の好みによっては、今回紹介した方法が使えない場合もあるかもしれません。

その場合は色々な方法を試して試行錯誤をしてみてくださいね。

 

とても手がかかりますが、それも大切な家族の健康のため。

同じ小動物飼育を愛するものとして応援します。

 

なにか相談等あれば、Twitter等でお尋ねください。

 

 

ここまでお読みいただきましてありがとうございました!

 

 

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でく

元高校教師でブロガー。得意ジャンルは教育・家電・ガジェット・健康美容。便利グッズや電子機器を収集してレビューするのが趣味のオタク。 小学・中学・高校はゲーム三昧。東北大卒。大学院修了後は公立高校教諭。買ったものを人に紹介する趣味が高じてブログを立ち上げる。デグー・リチャードソンジリス・スナネズミを飼育するげっ歯類好き。

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