忙しい先生のための簡単席替えツールです!
生徒に席替え用記入シートを一枚渡して出席番号を記入させ,それをエクセル上に転記すれば,席替えとその座席配置,および座席表の出力を行うことができるツールです。
学校で役立つエクセルツールを数多く制作しています。詳細はこちらのページをご覧ください。
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【無料ダウンロード】学校で便利なエクセルシート・エクセルツール【教師のはたらき方改革】
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学校の先生にとって、席替えは個性の出る部分ですよね。
頻繁にやる先生もいれば、1年間やらない先生もいます。
私は席替えは生徒と生徒の出会いと交流の機会になると考えています。
新たな交友関係ができたり、仲良くなるきっかけになり、クラス全体の親密度や団結感の向上になります。
なので私はかなり頻繁に席替えをします。
少なくとも1か月に1回は行います。
しかしその度にホームルームや学活を1時間を費やすこともしませんし、手間もかけません。
席替え作業のすべての自動化して、一瞬で終わらせるエクセルシートを自作したからです。
この記事では、そんな便利なエクセルテンプレートを無料公開して、機能やマニュアルの解説をしています。
席替えを一瞬で終わらせるために、難しいソフトも操作もいりません。
小さな画面でアプリとにらめっこ、いりません。
くじ引きやルーレットをしなくてもランダムな配置にできます。
「この子とこの子は相性悪いから隣にできない」というクラス経営上の裏事情も反映できます。
もちろん、生徒には気づかれないようにできます。
生徒には完全ランダムに見えて、実はある程度仕組めるようになっています。
学校での席替え作業の手間を大幅に削減できるエクセルシートです。
ぜひ先生方の業務軽減、働き方改革にお役立てください。
エクセルシートのダウンロードはこちらから
マクロをあえて搭載せず、エクセル関数のみで動作
学校現場では機密情報を扱うため、高い情報リテラシーが求められます。
悪意を持ったエクセルシートにはマクロが搭載されていて、マクロが作動することで情報が漏洩する原因になります。
児童生徒の氏名などが漏れてしまっては大変ですよね。
私が自作したエクセルシートは、すべてエクセル関数で構築してあるのでマクロではありません。
そのため裏で何やってるかわからない、データを外に流出させるのではという心配もございません。
私が教員だった時代に作成したものですので、現場の先生方が安心して使えるように、そして使いやすいようにカスタマイズしています。
小学校・中学校・高校、どの学校種でも必要なお仕事を少しでも軽くできれば、と思い公開いたしました。
ぜひ皆さんご活用ください!
席替えツールの使い方を説明した動画です
小学校・中学校・高校の席替えを一瞬で終わらせる方法
席替えをするときにくじ引きをしたり、あみだくじを引いたり、ビンゴゲームをしていては1時間かかってしまいます。
そこでこの席替えツールを使えば、わずか3ステップで終わります。
1ステップあたり1分なので、合計3分です。
席替えツールを使った簡単な席替えの流れ
- 朝に1分、記入用のシートを作って、クラス会長に渡す
- 昼に1分、会長から戻ってきたシートをエクセルに転記、座席表を2タイプ出力
- 帰りのHRで新座席発表(黒板を上に)、授業担当者に座席表(黒板を下に)を配る。
これだけで簡単にランダムな席替えをして、座席表の出力まで行ってくれるエクセル関数シートを準備しました。
具体的な使い方は、以下のマニュアルをご覧ください。
初期設定
このシートはクラスの人数に応じて初期設定が必要です。以下の手順に従って初期設定をしてください。
①クラスの人数に合わせて,「抽選シート」「席替え記入シート」の2つのシートを調整します。基本状態は42人設定なので,クラスの人数に合わせて,縦線のある列を右から順に削除すればOKです。
②クラスの人数に合わせて,「座席表」シートの席配置設定を調節します。例えば41人クラスで,画像のようにすると窓側の列を6人,その他を7人の列として設定していることになります。
初期設定は以上です。続いて利用の方法を説明します。
ちなみに、席替え完了後に「この子とこの子は離したほうがいいな」というときは、この席配置設定をいじると操作できます。もちろんここを恣意的にしなければ完全ランダムです。
利用マニュアル
② 「クラス生徒一覧」タブにて,席替えを行うクラスの番号を左上の色付きセルに入力します。入力すると①で入力した名標から,クラス別の名標を呼び出します。 ①の操作を行わなかった場合には,このシート内のすべての情報を埋めて下さい。
③ 「抽選シート」から,クラスの人数に対応した行の,色付きのセルをすべて選択してコピーします。
④ ③でコピーしたセルを,「席替え記入シート」タブの色付きセル(一番左側のセル)に値を張り付けします。
⑤ 「席替え記入シート」を印刷し,下半分を隠すように折ってホチキス留めします。その後,シートの縦線の上端にある□の中に,出席番号を書くよう指示します。番号が記入されたシートが生徒から戻ってきたら,それを「席替え記入シート」に転記(打ち込み)します。
⑥ 「座席表」および「座席表(掲示用)に反映されます。印刷してご利用ください。 座席表の方は黒板が下側なので教員から見た座席表です。座席表(掲示用)の方は黒板が上側なので生徒側から見た座席表です。席替え時に活用してください。
⑦ 生徒の記入漏れや転記ミス,番号重複がないかどうかは,番号入力後に「クラス生徒一覧」タブの記入確認の欄で確認ができます。×がついている場合には記入漏れや重複が考えられます。
※完成した座席表を見て、「この子とこの子は離したほうがいいな」というときには、席配置設定をいじります。仕組み方です。例えば、出席番号1の生徒がくじ番号14、出席番号2の生徒がくじ番号21、この二人が隣だと都合が悪いとします。その場合は、席配置設定で、14と21が隣り合わないようにすることで隣り合わせを回避できます。「出席番号1の生徒がくじ番号14、出席番号2の生徒がくじ番号21」という事実には変更を加えないので、生徒には完全ランダムだと思わせられます。クラス経営上必要な場合には活用してみてください。
使用方法は以上になります。何度も使いまわせて便利なエクセルです。
ぜひご活用ください! ダウンロードは以下からできます!
そのほかのエクセルツール
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フリー版】と【制限解除版】
エクセルツールはすべてフリーでダウンロードして、機能の全てを使うことができます。
ただし、機能を使う上での編集や入力は可能ですが、エクセルのレイアウトを変更したり関数を変更したりはできません。
改変を行うには、すべてのセル・シートの保護を解除した有料版の「制限解除版」をご利用ください。
席替えツールの「制限解除版」は600円です。
自分でエクセルを作る
便利なエクセルツールをご自分で作れるようになりたくはないでしょうか?
私が作っているエクセルツールは、ちょっとしたエクセル関数の知識があれば十分に再現が可能なものばかりです。
もし自分で作ってみたいという人がいれば、以下の記事がオススメです。参考にしてみてください。
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