最近、酸素系漂白剤「オキシクリーン」に注目が集まっています。
本来の使用目的の「漂白」だけではなく、実はあらゆる掃除に使える優れものです。
今回は、その中でも特におすすめの使用法を三つご紹介します。
そもそも「オキシクリーン」って何?
「オキシクリーン」とは、酸素系漂白剤です。
漂白剤は、大きく2種類に分けられます。
塩素の力で漂白する「塩素系漂白剤」と、酸素の力で漂白する「酸素系漂白剤」。
漂白力は塩素系の方が強いのですが、「強すぎて布自体の色を落としてしまう」「プールのような独特のにおいがする」などデメリットも多いのです。
その点、酸素系漂白剤は布の色を落としにくく、嫌なにおいもほとんどありません。
家じゅうの掃除に使うには、圧倒的に「酸素系漂白剤」の使い勝手が良いのです。
オキシクリーンはとにかく大容量でオススメ
市場にはさまざまな酸素系漂白剤が売られています。
その中でも「オキシクリーン」の粉末が特におすすめです。
理由は、その容量。
無香料のもの(白一色の粉末)なら大きなもので1.5kg
香料と汚れ落ちを助ける働きをする界面活性剤が入っているもの(青い粒が入っている)なら3.2kgと、他社の製品を圧倒しています。
さすがアメリカの会社です。大きいことはいいことだ。
しかし、最もおすすめなのは「コストコ」で売っているアメリカ仕様のもの。
その量は驚愕の5.26kg!しかも安い!
☆アマゾンにも売ってました!!☆
たっぷり使っても気にならない容量と値段です。
「ちょっと多いんじゃないか?」と思われますが、家じゅうの掃除に使えばけっこうな量を使います。
ここは思い切って、大きいものを買うことをおすすめします。
オキシクリーンのおすすめの使用法3選 やり方・洗い方も解説
それでは、おすすめの使用法を順にご紹介します。
上写真のように箱には説明書きもあるので、参考にしてみてくださいね。
洗濯物のいやなにおいを取る
洗濯物のにおい取りに、「オキシクリーン」は効果的です。
梅雨などの長雨の季節は、洗濯物がスッキリ乾きません。
ゆえに、いやな生乾き臭がついてしまうことも。
これは、布に繁殖した雑菌が原因です。
「こんなクサい服を着て遊びに行くのはイヤだ!」と思わない方は、何もしなくても問題ありません。
しかし、「においをどうしても取りたい!」という方は、「オキシ漬け」という方法を試してみてください。
- 服がひたるくらいの入れ物(おけやバケツなど)を用意する
- 40~60℃のお湯4Lに対して「オキシクリーン」約30g※入れ、しっかり混ぜる
- においを取りたい洗濯物を入れ、1時間くらい放置する
- その後、普通に洗濯する
※30グラム=小さいスプーンならすりきりいっぱい、大きいスプーンなら2もしくはAのラインが目安です
これで、驚くほどにおいがなくなります。
また、漂白剤なのでシミ汚れもきれいになり、一石二鳥。簡単で、しかも効果抜群です。
コツとしては、漬けている間はできるだけ温度を下げないこと。
温度が下がらないようにふたをしておくと、より効果的です。
注意点としては、
- かならずお湯で漬ける(水ですと効果がありません)
- 長い時間漬けこまない(効果は変わりませんし、布地が痛む原因にも)
- 家庭で洗濯できないもの、動物性の繊維(革・ウール・シルクなど)、麻製品、金属類は使用禁止(縮んだり色が変わったりします)
となります。
また、色柄物もOKとはいうものの、すべてが大丈夫かと言われればそうとも言い切れません。
目立たない部分で一度試してみるなど、やるときは自己責任でお願いします。(私は色落ちした経験はありません)
風呂釜の掃除に
風呂釜掃除にも、「オキシクリーン」は役立ちます。
風呂釜の掃除をしないと、新しくお湯をはってもドロドロとぬめったようなお湯になってきます。
追い炊きをすると、なんだか変なにおいがすることも。
これは、風呂の配管に雑菌が沸いているのが原因です。
ここを掃除するのにも、「オキシクリーン」が大活躍します。
1つ穴の浴槽の場合は、手順は下記のとおりです。
- 給湯用の穴の5㎝上まで水をためる(入浴剤などが入っていなければ残り湯でも大丈夫です)
- オキシクリーンを入れてよく混ぜる(10Lに対して100g程度)
- 追い炊きする(できれば50℃くらいまで上げる)
- 2時間ほど放置してお湯を抜く
- 水を給湯用の穴5㎝までため、5分程度追い炊きしてすすぐ(自動給湯は使わず、シャワーなどでためる)
- すすいだ水を抜いたら完了
この後に一番風呂に入ると、お湯がキラキラと輝いて見えます。
「ああ、風呂釜を洗ってよかった」という満足感にひたれます。
ちょっとした小技ですが、風呂釜を漬けるときに手おけや椅子などの小物もいっしょに漬け込むと、ピカピカにきれいになります。
その場合は、放置時間を4~5時間と長めに取るのがコツ。
また、漬けているときに排水溝にも「オキシクリーン」をふりかけてお湯を注いでおいておきます。
これで、お湯を抜く際に排水溝の汚れもいっしょに流されてきれいになります。
ついでなので、まとめてやってしまうのが良いでしょう。
注意点としては、
- 換気は十分にする(気分が悪くなる可能性があります)
- すすぎは十分に(残っていると風呂をためたときに泡だらけになる可能性があります)
- ステンレス以外の金属や木には使えない(ステンレスも長時間おいておくと変色することがありますので注意が必要です)
となります。
洗濯機の掃除に
洗濯機の掃除、ここでも「オキシクリーン」が使えます。
洗濯機の中は、実はカビだらけです。
このカビがいやなにおいの原因になったり、洗っても洗濯物につく黒い汚れになったりします。
これも「オキシクリーン」で解消できます。
- あらかじめ洗濯機のくず取りネットを外しておく
- お湯(40~50℃)を最高水位までためる
- くず取りネットとオキシクリーンを入れる(10Lに対して100g程度)
- 5分回して一時停止→1時間放置 これを4~5回繰り返す
- 途中、市販のゴミ取りネットなどで浮いているゴミをすくう
- 排水し、洗濯槽に残っているごみを取る
- 何も入れず「選択コース」を一度回して洗濯槽をすすぐ
洗濯機を「オキシクリーン」で洗うのが、個人的には一番おすすめです。
「どこにこれだけあったの?」というくらいゴミが浮いています。
例えれば、ちょっとした板海苔ができてしまうくらいに。トラウマレベルの汚れに出会えるかもしれません。
ともかく、試してみる価値は十分にありますよ。
注意点としては、
- ドラム式には向かない(ゴミが詰まってしまう恐れあり)
- お湯に耐えられる洗濯機かどうか確認が必要
- ステンレス槽はいたむ可能性あり(私は今のところ問題ありません)
説明書を読んで、よく確認することをおすすめします。
「オキシクリーン」だけですべて解決
「オキシクリーン」は家じゅうの掃除に使えるのですが、特に役立つ3つについてご紹介しました。
これらすべてを1種類の洗剤でまかなえてしまう、スーパー漂白剤の「オキシクリーン」。
家がきれいになると、家族みんなが幸せになります。
この記事をぜひ活用してみてくださいね。
ここまでお読みいただきまして、ありがとうございました!
(記事協力:知院ゆじ)