みなさんこんにちは、でくです!
私は長らくMoneytree(マネーツリー)という家計簿アプリを使っていたのですが、マネーフォワードMEというアプリへ乗り換えることを決めました。
そして現在アプリを切り替えて2年が経とうとしていますが、もう手放せない存在になってしまいました。
今回はそれに関するお話をしようと思います。
家計簿アプリとは
そもそも家計簿アプリってなにかって話なんですけど、その名の通り家計簿をつけるアプリなんですよね。
とはいっても、かつてのZaimや簡単家計簿といったアプリのようにただ収入と支出を記録するだけではありません。
銀行口座やクレジットカードとも連携して、自分の資産全体を俯瞰することができるサービスなんです。
例えばゆうちょ銀行を登録しておくと、ゆうちょ銀行の残高がアプリ上に反映されます。
(ゆうちょダイレクトの設定が必要です)
残高確認だけではなく、例えば給与が振り込まれたり、水道代が引き落とされたりといった口座残高の変化も反映してくれます。「給与」というような費目もきちんと表示されます。
さらに、クレジットカードとも連携することができるので、クレジットカードを使う度に『どこで使ったか』『いくら使ったか』が家計簿アプリ上に反映されます。
最近はポイントカードとも連携していて、Tポイントや楽天ポイント、ポンタポイントなどを登録しておくと、ポイント残高や獲得履歴なども表示することができます。
このように、かつての家計簿系アプリでは自分の手で手入力で収支をつけていましたが、
現在の家計簿アプリは、口座管理も収支もすべてアプリ上でほぼ全自動的に管理することができます。
Moneytreeの陥落とマネーフォワードME 一強の情勢へ
特段使い勝手がいいとか、使いやすいという理由で使っていたわけではなくて、はじめて友人に紹介された家計簿アプリがそれだったというだけでした。
マネーツリーの使い方はとても簡単で、アプリを立ち上げたら自分の持っている各口座情報をマネーツリーに連携していくだけです。
どちらのサービスも基本的に料金はかかりません。サービスを拡張したり便利にするためにお金を払う感じですね。
一度家計簿アプリを使い始めると、口座情報やクレジットカード情報など、いろいろと登録してセキュリティ設定などもしなくてはならないので、アプリの乗り換えはかなりの手間になります。
そんな私も、最近マネーツリーからマネーフォワードMEへ乗り換えをすることにしました。
その理由はたった一つです。
Moneytreeが楽天銀行との提携を解除した
ある日、マネーツリーを使っていたら、何度更新ボタンを押しても楽天銀行の情報が反映されなくなりました。
とか色々考えたり試してみても解消されません。
気になって調べてみるとマネーツリー公式のQ&Aがひっかかりました。
Q1: なぜ接続できないのか?
→2020年6月1日以降、改正銀行法による銀行オープンAPIの制度化により、接続するためには両者の合意が必要となっております。API接続条件について合意に至らなかったため、マネーツリーと楽天銀行は6月1日時点で楽天銀行のAPI接続を行わないことに合意いたしました。当社は、楽天銀行とAPI接続条件の合意に至れるよう尽力してまいります。
そう、マネーツリーが楽天銀行との連携を解除していたのです。
私のメインバンクである楽天銀行と連携されないということは、自分の資産の大半を参照することができないということです。
家計簿アプリでほぼ全ての資産を管理していたのにも関わらず、それが使えない。
家計簿アプリを使う前は別に何も考えていなかったのに、いざ管理ができなくなるとこんなにも不便になるのか、と思いました。
マネーツリーを速攻で退会しました。
「急いで変わりを探さないと」と思って探したのですが、よく考えたら探すまでもなかったんですよね。
マネーフォワードMEに乗り換えたら、予想以上によかった
マネーツリーの代わりになるもの、という消極的な理由で乗り換えたマネーフォワードMEだったのですが、使ってみた感想は予想をはるかに超える便利さでした。
先述の通り、家計簿アプリは普通乗り換えません。
めっちゃ手間ですから。
マネーフォワードMEの便利なところ
- マネーツリーのほぼすべての機能が使える上位互換アプリだった
- 楽天証券口座も管理できる
- すべての口座情報を一括で更新できる
- レイアウトデザインが見やすい
マネーフォワードMEの機能に注目した記事も書いています。こちらも参考にしてみてください。
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【もう戻れない】マネーフォワードMEプレミアムの便利さを徹底レビュー
続きを見る
マネーフォワードMEはマネーツリーの上位互換
マネーツリーを使っていて特に不便さとかは感じていなかったのですが、マネーフォワードMEに乗り換えて、マネーツリーは不便だったんだと気づきました。
特に今回問題となった楽天銀行の管理はマネーツリーは非対応になりましたから、上位互換といってもよいでしょう。
しかも後述の理由によって、楽天銀行の件を除いても、私にとってはマネーツリーを選ぶ理由がなくなりました。
楽天証券の口座・資産情報を確認できる
驚いたのはマネーツリーのときにはできなかった楽天証券口座の管理ができるようになったことです。
私は楽天証券で投資信託を買ったり外国株を買ったりしているのですが、そういった証券資産もマネーフォワードMEであればアプリ上で管理することができるのです。
eMAXIS Slim米国株式やeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)のように
きちんと投資信託の内訳まで表示してくれます。
マネーツリーを使っていたときは、証券や株券は資産だけど家計簿には入れなくていいかぁと思っていましたが、このおかげでしっかりと資産の一部として認識できるようになりました。
投資に関する記事のオススメ
全口座一括更新ができる&ログイン情報を記憶してくれる
また、マネーフォワードMEは登録しているすべての口座(銀行・カード・ポイント)を一括で即座に更新することができます(有料のサービスです)
マネーツリーって口座へのwebログイン認証を毎回要求されるんです。
マネーツリーを使っていると、口座の更新をするたびにゆうちょダイレクトやクレジットカードのサービス、ポイントカードサービスのログインIDとパスワードを要求されます。
まぁセキュリティ上しょうがないよなぁと思っていたのですが、これってかなり手間で不便なんですよね。
マネーツリーを使っているときは「こんなものか」と思っていいました。
しかしマネーフォワードMEに乗り換えてから
ということに気づいたのです。
セキュリティ上の一抹の不安を感じつつも、利便性が大きく向上したなぁと感じました。
もちろん永続的に入力しなくていいわけではなくて、一定期間が過ぎればログイン情報は要求されます。
全口座一括更新は月額500円のプレミアム会員限定のサービスです。
初月は無料でお試しができるので、気になる方はお試ししてみて、翌月以降500円を支払う価値があるかどうかを見極めてみるといいと思います。
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【もう戻れない】マネーフォワードMEプレミアムの便利さを徹底レビュー
続きを見る
レイアウトデザインが見やすい
マネーフォワードMEにしてから資産の見やすさに驚きました。
左がマネーツリーの資産一覧画面、右がマネーフォワードMEの資産一覧画面です。
マネーツリーは、銀行口座やクレジットカードといったカテゴリを1タップしないと各口座を観ることができませんし、しかもオレンジ色一色で判別しづらいんです。
その点、マネーフォワードMEはカテゴリー別にまとめられていますが、すべて一覧でスクロールするだけで見ることができます。
しかも色分けが結構的確なんですよね。
ゆうちょが緑、楽天系が赤、ちなみにSuiCaは緑、PONTAはオレンジです。
イメージカラーがしっかりと反映されているので、視覚的にも一発でよくわかります。
家計簿と確定申告アプリとの連携で、確定申告を超時短
マネーフォワードMEを作っている会社は確定申告ソフトも作成していて、実は業界で2強の一角を担うほどの人気だったりします。
同じ会社が制作・運営しているので相性が抜群!
マネーフォワードMEに登録してあるあらゆる収入、出費(事業経費)を一瞬で確定申告ソフトに取り込むことができます。
確定申告に必要な、支払日、費目、額面、すべて手入力が不要で完結するので、毎年の確定申告がとても楽になります。
マネーフォワードの確定申告ソフトについては、こちらの記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてくださいね。
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【スマホで完結】家計簿と自動で同期連携して確定申告を楽にするマネーフォワードクラウド確定申告を徹底解説【感想レビュー】
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楽天銀行対応で勢力図が一転、しかし課題も
楽天銀行の件で一気に勢力図が変わりそうです。
ネット上でも多くの方がマネーフォワードMEに乗り換えているっていう記事を書いています。
おそらくこれからはマネーフォワードMEが業界をけん引していくことでしょう。
ただ課題もあります。それは電子マネー対応です。
現在は電子マネーについてはかなり限定的な対応で、モバイルスイカが対応しただけでも結構なニュースでした。
しかし現在電子決済の主流になりつつある、paypay、メルペイ、楽天ペイなどは未対応です。
対応している大手電子マネーとしてはLINE Payや楽天Edy、WAON、モバイルSuicaがあります。
私の日々の支払い等は主にpaypayなので、paypayが対応してくれたら本当にうれしいです。
しかしこのバーコード決済型電子マネーの対応の遅れは、マネーフォワードMEだけでなく、業界全体の課題なので今後に期待です。
やはりバーコード決済はセキュリティ上の問題でなかなか情報のやりとりができないのかもしれませんね。
とはいえ、全体の感想としては『本当に乗り換えてよかった』!
資産管理の参考になればうれしいです。