皆さんは家計簿アプリは何を使っていますか?
私は長らくマネーフォワードMEというアプリを使っています。
マネーフォワードMEは基本使用無料の家計簿アプリで、「マネーツリー」とあわせて家計簿アプリ2大巨頭とよばれています。
マネーツリーの後退によって最近はマネーフォワードME一強となりつつあるんですが、実はマネーフォワードMEの弱点が1つあります。
それは、プレミアム会員と無料会員の機能格差が大きいことです。
無料会員だと『快適な資産管理』ができないようになっているんです。
プレミアム会員は月額500円の有料会員サービスです。
と思う人も多いと思います。
そこでこの記事では、マネーフォワードMEをプレミアムで半年使用した私が、以下の疑問にお答えします。
- プレミアム会員と無料会員の違いってなに?
- プレミアム会員になると何が便利なの?
- 月額500円も払う価値はあるの?
この記事を読めばこれらの疑問が解消しますので、プレミアム会員を申し込むべきか、やめておくべきかどうかの判断ができるようになります。
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私のマネーフォワードME利用歴
マネーツリーが私のメインバンクである楽天銀行と提携解除してしまったのを機に、Money Forward (マネーフォワード)MEに乗り換えをしました。
乗り換えたときの詳細はこちらの記事にまとめています。
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同じ理由でマネーツリーからマネーフォワードMEに乗り換えてきた人も多いのではないでしょうか?
乗り換え最初の1か月は、キャンペーンで「プレミアム会員」の無料お試しができました。
「プレミアム機能を1か月無料で使って、そのあと無料にするか有料継続にするか選んでね」というキャンペーンですね。
で、そのお試し期間が終わった後は「無料会員」になりました。
有料での継続はしなかったんです。
しかし、無料会員になって半月がたった頃、
と思い、結局有料会員に戻りました。
一度味わってしまった有料会員の便利さが忘れられなかったんです。
プレミアム会員と無料会員の違い
銀行口座を登録して残高や入出金履歴を見たり、クレジットカードの利用額やポイントカードの残高を管理したりすることができます。
もちろん家計簿としての基本機能も使えるので、無料版でも十分に家計管理に役立てることができます。
これは公式ページにあるプレミアム会員と無料会員の機能比較表です。
比較表だと、なんだかプレミアムじゃないとダメダメ感があるように見えますが、普通の人はプレミアム機能の多くを使いません。
少なくとも私は、プレミアム会員である今でもほとんどの機能を使っていません。
無料会員だと感じる苦痛は3つ
無料会員の不便なところ
- 銀行口座やカードの登録が10件まで
- 自動更新されない
- 一括同期ができない
それぞれ細かく解説していきますね。
自動更新・一括同期ができない
自動更新されないので、アプリを起動しても以前同期した時のままの財務状況が表示されます。
そしてアプリを起動した後に、10件登録してある銀行口座やカードを一つずつ「ポチポチポチポチ」とボタンを押して更新する必要があるんです。
家計簿アプリを開いたときに「今」の財政状況を知りたいわけですから、同期を終えるまでに5分もかかっているようでは時間の無駄です。
銀行口座・クレジットカードの登録上限が10件
10件も登録できれば十分に感じるかもしれませんが、実は普通に使ってもあっという間に10件達してしまいます。
たとえばの使用例
- メインの銀行口座
- 銀行口座2
- 銀行口座3
- クレジットカード1
- クレジットカード2
- Tポイント
- dポイント
- 楽天ポイント
- モバイルSuica(スイカ)
- Pontaポイント
どうですか?
これで10件です。意外とすぐいっちゃいますよね。
私の場合、ここにさらに証券口座やアマゾンを連携するので12件登録しています。
私は比較的ミニマルな生活をしているので、もしかしたら普通の人はもっと多くのものを登録するかもしれませんね。
プレミアム会員の便利なポイント
そのあたりについて少し詳しくお話します。
またプレミアム会員のサービスの中で、私が実際使って、便利だと感じる機能を紹介していきたいと思います。
全ての残高を一括同期できる
口座残高やカード利用履歴、ポイントの残高などはプレミアム会員だと定期的に同期されているので、アプリを開けば「そこそこ」最新の財務状況を表示してくれます。
「最新の」状況に同期するためには、画面左上の「クラウドマーク☁」を押すことで、すべての口座やポイントの一括同期が始まります。
マネーツリーでは数分かかった一括同期ですが、マネーフォワードMEだと1分以内で終わるイメージですね。
これだけでいつでも最新の状況にできるので、ストレスレスにお金の現状を把握することができます。
銀行口座やクレジットカードの登録数が無制限になる
私の場合12件登録しています。
無料で登録できる10件にたった2つ追加しているだけですが、この2件はどうしても外せませんでした。
お試し期間には合計15件くらい同期登録していたので、お試し期間終了時にしぼりにしぼって10件にしました。
ただ、登録を解除した5件のうち2件に関しては、ちょくちょく確認する必要があったので結局ブラウザで確認していました。
プレミアムに戻ってからはこの2件を戻して合計12件。
ポイントの有効期限がわかる
地味に便利だと感じているのは楽天ポイントなどの、「期間限定ポイント」の使用期限もアプリ内で確認できることです。
楽天ポイントの通常ポイントは、普通に使っていれば使用期限を迎えて失効することはありません。
しかし、キャンペーン等でもらえる期間限定ポイントに関しては、知らないうちに期限切れということも起きてしまいます。
私はこの期限切れを非常に嫌っているので、期限が近いポイントがあったら「楽天ペイ」で強引にしようするようにしています。
実際のアプリの画面をお見せします。
「楽天スーパーポイント(期間限定ポイント)」の下に有効期限が表示されていますよね。
これはプレミアム会員のみで表示される機能になっています。
これで定期的に期限を確認して、期限が近付いているものがあれば楽天ペイで消費するということで、無駄を回避しています。
クレジットカード利用額・利用履歴・引き落とし日が確認できる
クレジットカードを「どれだけ利用したか」、そしてそれが「いつ引き落としされるか」もアプリ上で確認できるようになります。
実はこれ、無料お試し期間中には、体感することがなかった便利機能です。
というのも、数か月使ってはじめて恩恵を感じる機能だからですね。
例えばこんな感じで、それぞれのクレジットカードの次の請求が「いくらで」「いつ」「どこの口座から」引き落とされるのかが一目でわかります。
これは銀行口座のサイトでも、クレジットカードのサイトでも分からない、すべての集約している家計簿アプリだからこそできる芸当です。
さらに、普通ではクレジットカードのwebサイトでしか見られない、利用履歴も詳細に見ることができます。
「どこのお店で」「いつ」「いくら」使ったのかがすべて見られます。
わざわざクレジットカードのサイトにアクセスしなくても、すべてアプリ上で確認ができるんです。
資産の残高推移がわかる
銀行口座の残高は、通帳のように数字だけが記録されて数位がわかりにくいのがデメリットです。
しかしマネーフォワードMEなら、すべての口座の預金額はもちろん、証券会社の株式保有額・投資信託保有額・ポイン残高の推移が見られます。
こんな感じです。
これで資産の分散(ポートフォリオ)の確認もできるので、資産の再配分(リバランス)の参考になります。
このように、資産状況を目に見えるようにできるのも、プレミアムサービスの魅力だと思っています。
まずはプレミアム会員を『無料お試し』してみる
私はマネーフォワードMEのプレミアム会員になったことで、非常に満足感を得ています。
それはこれまでに紹介してきた様々な機能が、『私にとって有益だから』です。
しかしそれがこの記事を読んでいる『あなたにとって有益である』とは限りません。
ですから、プレミアムになれば100%満足できます!などとは口が裂けても言えません。
無料お試し期間中に解約すれば、一度も500円を支払うことなくプレミアム会員を体験することができます。
期間終了後に解約をしていなければ、自動で有料契約に更新されます。
もし解約されるという方は、お試し期間が切れる前に忘れずに解約をしましょう。
私のように「プレミアム」を体験してから「無料会員」になってまた「プレミアム」というのは、手のひらの上で転がされている感じですが、実際便利なのでOKです。
お金の管理が驚くほど簡単になりますので、ぜひ一度お試しいただければと思います。
家計管理の参考になればうれしいです。
マネーフォワードクラウド確定申告と連携して、確定申告が簡単便利に
家計簿アプリの本来の使い方とは違うので記事末にまとめているのですが、実はマネーフォワードMEは確定申告ソフトとの連携ができます。
同じ会社が作っている「マネーフォワードクラウド確定申告」というソフトで、なんとマネーフォワードMEで登録した費目を、全自動で同期してくれます。
何百件という事業収入や事業経費を、日付、費目、額面、すべて一瞬で取り込んでくれるので、私の生活では欠かせない機能になっています。
こちらの記事で詳しくまとめているので、ぜひ参考になさってくださいね。
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