iOS14から、iPhoneのホーム画面にウィジェットを置けるようになりました。
現在はウィジェットとしておけるのはApple純正のものだけで、カスタマイズの幅はあまりありません。
そんな中、実はApple純正アプリである「ショートカット」アプリをウィジェットとしてホーム画面に置くことができるんです。
ちょうど画面中央下にあるのが、ショートカットのウィジェットです。
ショートカットアプリに登録してある、様々な操作をホーム画面から1タップで呼び起こせるのは非常に便利です。
この記事では、以下の4つのショートカットをiPhoneのホーム画面にウィジェットとして設定する方法をご紹介します。
便利なショートカットウィジェット
- コピー履歴を表示する「クリップボード(Clip board manager)」
- ポイントカードアプリを呼び出す「ポイントカード」
- PayPayなどのバーコード決済を呼び出す「電子決済」
- 「ヘルスケア」アプリに体重を記録する「Record Weight」
どれも使用頻度が高くとても便利な機能ばかりです。
まず私が登録して使っている4つのショートカットを紹介し、そのあとにショートカットの解説や登録方法、ウィジェットの設置方法を解説していきます。
コピー履歴を再利用する「クリップボードマネージャー」
ウィジェットの画面のClipboard Managerをタップすると、画面上部から最近コピーした履歴がグイっと下りてきます。
再度使いたいワードをタップすると、再びコピーするので、ペーストして使うことができます。
ポイントカードアプリを呼び出す「ポイントカード」
「ポイントカード」ボタンをタップすると、上から使用できるポイントカードアプリ一覧が下りてきます。
このショートカットに登録されているのは、楽天ポイント、Pontaポイント、dポイント、T-pointの4つです。
例えば楽天ポイントを選択すると、楽天ポイントアプリがたちが上がり以下のような画面になります。
PayPayなどのバーコード決済を呼び出す「電子決済」
「電子決済」ボタンを押すと、上からバーコード決済の一覧が下りてきます。
ショートカットに登録されているのは、PayPay、メルペイ、楽天ペイ、LINE Pay、au payの5つです。
例えばPayPayを選択すると以下の画面が立ち上がって、すぐに決済ができるようになります。
ヘルスケアアプリに、体重を1タップで登録する
体重記録は、①ヘルスケアアプリを起動して②身体測定値を選んで③数値入力という非常に手間のかかる作業です。
このショートカットによってわずか3つのタップで完了してしまいます。
まず「Record Weight」ボタンを押すと、上から体重はいくらだったか尋ねるボックスが下りてきます。
そこに体重を数値で入力します。入力が済んだら「完了」を押します。
体重の記録はこれだけで終了です。
実際にヘルスケアアプリを起動してみると、しっかりと体重が記録されているのがわかります。
そもそも「ショートカット」アプリとは
いかがだったでしょう、非常に便利な機能なのが伝わりましたか?
ここからは実際に使用するための導入方法を解説をしていきたいと思います。
しかしショートカットアプリを使用したことがない、という人も結構多いのではないでしょうか。
まずはショートカットアプリについて解説をします。
ショートカットアプリは、iPhoneで行う色々な操作や作業を「記録」して、「再現」する機能をもつアプリです。
例えば、家に帰るときに家族へLINEを送るときには以下のような操作をしますよね?
①LINEを起動する
②LINEを送る相手のトークを開く
③相手に「今から帰ります」と送る
これが全てボタン一つで完了するような自動化できたらうれしくないですか?
ショートカットアプリは、まさにこれを実現するアプリなんです。
いつも決まった手順で行うアプリ起動や操作を記録すれば、次回以降はその記録されたショートカットボタンを押すだけで実行してくれます。
私が愛用しているショートカットには、
設定画面の奥の方にある「画面ロック設定」を1タッチで開ける機能や、
コピーしてあるURLを1タッチで短縮URLに変換してくれるもの、
1タッチでリマインダーに期限付きで登録する機能などがあります。
もし日々同じような操作を繰り返し行っている習慣があるならば、ぜひそれを自動化してみましょう。
ショートカットは他人が作ったものを登録することができる
いくら自動化できるとはいっても、プログラミングとか小難しいのは勘弁して、という人も多いですよね。
大丈夫です。安心してください。
実はショートカットは、自分で作らなくても、他人が作ったものをダウンロードして使うことができるんです。
ここまで私が紹介してきたショートカットもすべて、インターネット上で誰かが作成したショートカットをiPhoneに登録して使っています。
インターネット検索で「〇〇 iPhone ショートカット」と調べると結構でてきますよ。
今回紹介するショートカットもすべてダウンロードできるもので、ダウンロード先も掲載しますので安心してくださいね。
ショートカットを登録する
Record WeightとClipboard Managerのダウンロード
今回使うショートカットのうち、体重を1タッチで記録する「Record Weight」とコピー履歴を再利用する「クリップボード」は、YouTuberのだっちさんが公開しているものを使わせてもらっています。
だっちさんのショートカットに関する動画はこちら
ポイントカードと電子決済のダウンロード
ポイントカードアプリやバーコード決済を選んで表示できる機能については、同じくYouTuberブロガーのYMKさんが公開しているものを使わせてもら胃っています。
ダウンロード方法やセッティングなどについてはそれぞれのページに記載があるので、参考にしてください。
iPhoneホーム画面にウィジェットを設置する
それではショートカットをダウンロードして使用できるようになったので、ウィジェットとしてホーム画面に設置をしていきます。
ウィジェットを設置するには、まず適当なアイコンを長押しして「ホーム画面を編集」をタップします。
すると、右上に「+」ボタンが現れるので、タップします。
設置できるウィジェットがずらっと出てくるので、下へスクロールして「ショートカット」をタップします。
ショートカットウィジェットには、設置するボタンが1つのタイプ、4つのタイプ、8つのタイプの計3種類があります。
数が多ければ多いほど、ホーム画面に占めるサイズが大きくなります。
私は4つのボタンのタイプと1つのボタンのタイプを併用しています。
ショートカットウィジェットに表示される機能を選択する
ショートカットのウィジェットで1つのボタンを選んだ場合は、どのショートカットを割り当てるか選ぶことができます。
4つ以上のボタンを選んだ場合には、ショートカットアプリの上に登録されている順番で自動的に表示されます。
例えば私が愛用する4つのショートカットは、このように上部4つになるように並べれば表示されます。
ショートカットアプリで使いたいものを上部に来るように並べ替えをしておきましょう。
今後ますますショートカットが増えていく
たくさんの方がショートカットを作成して公開してくれています。
その恩恵を受けているわけですが、今回のiOS14からホーム画面でショートカットが使えるようになったことで、さらに開発が進むと思います。
ホーム画面ウィジェットはAndroidであれば10年以上前からある機能です。
正直やっと導入したかという気持ちですが、これをきっかけにさらにウィジェットの解禁やショートカット開発が進めば、ホーム画面上でできることが増えていくでしょう。
今後も便利なショートカットがあれば追記していこうと思います。
ここまでお読みいただきありがとうございました!