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読者を離脱させない導入文(リード文)の書き方

でく
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みなさんこんにちは、でく(@dddekunoboh)です。

今回は初心者ブロガー向けに、「導入文・リード文の書き方」を解説したいと思います。

導入文(リード文)とは、ブログ記事の冒頭から最初の見出しまで(目次が表示されるところ)の文章のこと。

ブログに入ってきてから読者に最初に読まれるテキストです。

今回は

「実はこのリード文の出来不出来こそが、あなたのブログの評価、PV数、ひいては収益にまでつながっていますよ。こうやって書くと良いですよ」

というお話です。

このnoteでは

★そもそも導入文とは何か?
★離脱、直帰率とは何か?
★導入文がなぜ大切か?
★導入文はどのように書けばいいのか?

こうした疑問に答えられるよう、実例を交えながら解説していきます。

この内容を実践してもらえば、アフィリンクやアマゾンの購買リンクを踏んでもらえる可能性も上がるでしょうし、何より渾身の記事を最後まで読んでもらえる可能性もあがります

ぜひ導入文の書き方の理論を学んで、円滑なブログ運営の足しにしてもらえればと思います。

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なぜ導入文(リード文)が大切なのか?

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突然ですが、たとえ話をします。

あなたが「今日のランチなにを食べようかな〜?」と飲食店街(イオンのフードコートでもOK)をぶらぶらしているとしましょう。

いろいろなお店が立ち並ぶ中で「ここだ!」と選ぶ決め手はなんでしょうか?

飲食店の場合、「その時に何を食べたくなっているか」「待ち時間はどれくらいか」「メニューの豊富さや値段はどうか」といったポイントで選ぶと思います。

ブログ記事の場合はどうでしょう?

Googleで検索された結果が表示されている画面が「飲食店街」だとすると、どの記事を選ぶかは「タイトル」と「表示順」でほぼ決定されます

より上の方に表示され「この記事なら自分の疑問(問題)を解決できそうだな」と思わせられるかどうかが重要になるわけですね。

しかし話はここで終わりではありません。

飲食店の場合、テーブルに案内されてから「あ、この店は失敗だったなぁ」と思っても我慢していつづけることが多いと思います。

一方でブログにおいては「あ、この記事ダメそう」と思えばもどるボタン一つで「退店」することができます。これを「(読者の)離脱」といいます。

つまり、記事の冒頭を読んだ時点で「この記事を読みすすめるかどうか」の吟味がすでにはじまっているということです。

リード文が良ければ『直帰率』が下がり、読者の購買行動へとつながる

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「検索結果一覧でクリックされて入ってくる数に対して、そのままUターンで離脱される割合」のことを『直帰率』といいます。

この直帰率は「Googleからの評価には関わってこない」と2016年にGoogle社員によって明かされています。

(引用:【Googleの公式声明あり】Webサイトの滞在時間はSEOに関係する?

今現在も同様なのか議論が分かれますが、少なくとも記事が読まれて次のアクション(購買リンクのクリック等)を起こしてもらえていないことは、ブログでのマネタイズ(収益化)の機会を損失しているということです。

リード文の書き方がなっていないと「せっかく入店してくれたお客様をみすみす退店させてしまう」ことになるわけですから、ブログ記事を書く上で力をいれない理由がありません

ブログ記事の「本文」に力を入れているブロガーさんも多いですが、ぶっちゃけ本文なんてオマケです。

①タイトルと見出しのSEOを整えて検索上位に表示させ
②導入で離脱させないようにして本文を読ませる

ことでようやく読者はようやく本文まで入って来てくれます。

どんだけ本文が良かったとしても、この2つの関門を越えないことには読んですらもらえません。

本文がタメになったり面白かったりすれば、購買行動を起こしてくれるだろうし、ファンになってくれるかもしれない。

けどそれも、「本文が読まれれば」の話。

ブログ記事に到達してもらうためのSEOと、
本文まで踏み込んでもらう導入文が、
ブログ記事の肝になるのは疑いようがありませんね。

見出しの上手い書き方、キーワードの盛り込み方はこちらの記事で解説しています。

検索キーワードは記事タイトルや見出しに盛り込もう【最後の見出し「まとめ」にしていませんか?】

続きを見る

 

ダメな導入(リード文)の例

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まずは「こういうリード文は読まれないよ」という実例を見ていただきたいと思います。

私がとあるライターさんに、「業務スーパーの薄焼き餅に関する記事」の執筆依頼をした時にあがってきた原稿を紹介します。

この原稿を読んで「リード文の研修が必要だった!」と思い、このnoteを執筆することにしました。(感謝です)

その原稿がこちら。

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この原稿のリード文は、『リード文の肝』である「この疑問に答えます」という点には言及できています。逆に言えばそこにしか言及していません。

唐突に話題がはじまるので「距離感近っ!!」「何者だ!」という印象を受けますし、帰国子女の下りから「そこで、」って言われても何の関連があったの?と感じます。

あなたは誰なのか?
なぜ薄焼き餅の記事を書いているのか?
信頼性のある情報なのか?

という情報がごっそり抜けているため、読者からすると薄焼き餅のようにペラッペラの記事に見えてしまっています。

導入(リード文)はこう書く

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私が添削した文章がこちらになります。

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どうでしょうか?
「読んでみようかな」という気が起きやすくなったと思いませんか?

あなたは誰なのか?
なぜ薄焼き餅の記事を書いているのか?
信頼性のある情報なのか?
この記事で解決できる問題や悩みは何か?

をリード文にすべて盛り込みました。

これは文章力の差とかではなくて、リード文のレイアウトの差なんです。

リード文には決まったテンプレートのようなものがあって、その型に当てはめて書必要な情報を入れ込んでいけば、誰が書いても見栄えのする文章になります

私が今回のリード文で意識したレイアウトがこちらです。

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おおまかに3つのセクションにわけて書いています。

まずは業務スーパーについての軽い解説をすることで会話の距離感を詰めます。これからこういう話をするよ〜っていう話題出しです。

ついでに過去に書いた記事も挟んで「業務スーパー愛用者ですよ」というさりげないアピールも入れています(信頼性の向上)

次に記事トピックの紹介。こういう内容の記事ですよ〜と紹介しつつ、なぜ『私の』記事を読むといいのかアピールします。(信頼性の向上)

そして最後に、この記事で解決できる悩みや課題を『具体的に』書きます。

各レイアウトで期待している項目をまとめてみました。

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リード文の最後まで読んできてくれて、「お、じゃあこの記事を参考にしてみるか」と思ってもらえればリード文の仕事は大成功です。

もし「うーん自分の知りたい情報とは違うかな」と思われたとしても、リード文が最後まで読まれているなら仕事としては成功です。読者を最後まで手放さなかったわけですから。

逆に途中の段階で「駄目そうな記事だな」と思われて離脱されてしまったら失敗ということになります。

あなたは何者なのか?(記事の信頼性)

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先程から時々登場する「信頼性の向上」とは何でしょうか?

あなたが家電量販店に行った時、エアコンについて相談をしたいと思ったら誰に相談をしますか?

携帯電話コーナーの販売員ですか?
それともテレビコーナー?

いやいや、絶対にエアコンコーナーの販売員ですよね?笑

家電量販店のエアコンコーナーの販売員は、各メーカーの最新エアコンの情報を仕入れてお客様にPRするために売り場に立っています。

「このエアコンの特徴は? 他のメーカーとの違いは?」

とお客様に聞かれて「えーっとちょっとまってくださいね」なんてやっている店員は信頼されませんし、その店員から買おうとも思いません。

高価な製品ならなおさらです。

数あるブログ記事の中から、【あなたの記事を選ぶ理由】をアピールする必要があります

「記事の情報や根拠が薄そうだな」
「この人の話はうさんくさそう」
「読みづらい」

と思われたら「もどるボタン」です。

これが『信頼性』で、販売員と同じくブログ記事においても「この人が言う事なら大丈夫そうだな」と思わせられるかどうかが重要になってきます。

アクセスが多いブログを実際に例に見てみましょう。

ブログ運営術で有名な「ヒトデブログ」さんのトップページがこちら。

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(引用:https://hitodeblog.com

もうめちゃくちゃ信頼性アピってきてるのがわかりますよね。

読んだ人は「結果出してる人だな〜。この人の情報から学ぼう」って思えますよね。

こちらはブログのはじめかたで有名な「Tsuzuki Blog」さん。

スクリーンショット 2022-02-22 11.27.26

(引用:https://www.tsuzukiblog.org/wordpress-start/

「記事の内容」の項目の下に「本記事の信頼性」という項目をたてています。

すべての記事にこの画像が貼ってあります。

このように、超有名ブロガーも記事の信頼性をアップさせるための工夫を凝らしています。

それだけブログが読まれるためには信頼性が重要だということです。

ツヅキさんのように毎記事に画像を貼らなくても、リード文の中で信頼性を担保できるような記述ができればOKだと私は考えています。

色々なブログで「この記事の信頼性」画像を貼っているのを見るのですが、「アピールがくどいな」って思っちゃうときもあります。

2年前くらいに、こういう画像を記事にペタペタ貼っている人がいました。

記事の信頼性(家電)

(今見るとやっぱりくどい)

「専門性」はくどくならないように。

画像を貼るにしても、ツヅキさんのようにさっぱりさりげない感じにしておきましょう(笑)

リード文はブログの良否をわける分水嶺

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ここまでリード文の書き方について解説をしてきました。

リード文の仕事は「タイトルをクリックして入ってきてくれたお客様を本文まで誘導すること」です。

これがブログでの収益発生の成否を分ける分水嶺といっても、たぶん言い過ぎではないです。

リード文の世界は奥が深いので、ぜひ色々と試行錯誤をしつつ、様々なブログを見学してリード文のレイアウトやポイントを学んでみると良いと思います。

きっとあなたのブログ記事やweb記事の質が向上し、ブロガー・ライターとしてのスキルも磨かれていきますよ。

この記事がみなさんの役に立てばうれしいです。

記事が良いと思ってくださった方はSNSで記事を共有していただけたら、とても嬉しいです。

ここまでお読みいただきありがとうございました!

 

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  • この記事を書いた人

でく

元高校教師でブロガー。得意ジャンルは教育・家電・ガジェット・健康美容。便利グッズや電子機器を収集してレビューするのが趣味のオタク。 小学・中学・高校はゲーム三昧。東北大卒。大学院修了後は公立高校教諭。買ったものを人に紹介する趣味が高じてブログを立ち上げる。デグー・リチャードソンジリス・スナネズミを飼育するげっ歯類好き。

-webライティング, ブログ運営・副業