ブログを作って副業をはじめてみた、という方がすごく増えてきましたね。
でも、ブログをはじめたはいいものの、アクセス流入が増えず悩んでいる方も多いと思います。
Googleは検索結果に表示するサイトを厳選しています。
サイトそれぞれに信頼度に応じた点数(サイトランク)をつけて、表示する優先順位を決めています。
開設したばかりのブログは『Googleからの信頼度が低い』状態にあります。
どんなに有益で良質なコンテンツが掲載されていたとしても、サイトランクが上がらないと上位に表示されません。
他のサイトから被リンクをもらうことで、Googleから「このサイトは参照されるほどのコンテンツがある」と評価されます。
しかし被リンクは、悪質な自作自演をすると逆にGoogleからのペナルティを受けることになってしまいます。
ペナルティを受けると検索表示順位がガクっと落ちます。
この記事では、ペナルティを受けない良質な被リンクを自分で作る方法をご紹介します。
この記事を読むことで以下のような悩みを解消することができます。
- ブログの評価を「少しでも」上げるための方法を知りたい。
- ブログを多くの人に認知してもらいたい。
- 良質な被リンクを自分で出来る範囲で増やしたい。
- ブログアクセスが増えない→Google評価が上がらない→検索に上がらないという負のスパイラルに陥っている。
正直この方法は、絶大な効果を発揮するわけではありません。
しかしないよりはマシですし、時間をかけて積み重ねていけば効果が表れます。
初心者ブロガーさんは、まずここからはじめてみてください。
『塵も積もれば山となる』『継続は力なり』
ブログ運営の基本です。
本記事の内容
- 良質な被リンクと悪質な被リンクの違い
- 自分でできる良質な被リンクをつける方法
- 初心者でも簡単にできる優良な被リンクサービスを15個紹介
良質な被リンクと悪質な被リンクの違い
被リンクの種類
- 良質な被リンク(自然な被リンク)
- 悪質な被リンク(不自然な被リンク)
それぞれについて解説していきます。
良質な被リンクとはSEO効果のある被リンク
良質な被リンクとは、「このサイトは参考になったよ」「ここは面白いコンテンツがあるよ」と、URLがweb上に掲載されることです。
誰かの悩みや課題解決に役に立っている『良質なコンテンツがある』とGoogleにみなしてもらえます。
するとGoogleは検索をした人に対して『このサイトはいいらしいよ』と、上位表示をするようになります。
これをSEO効果といいます。
多くの人から被リンクをもらってSEO効果を高めることで、サイトやページの評価がアップします。
そしてそのアップの度合いは、被リンク元のサイトの評価が高いほど大きくなります。
Googleからの評価が高い「信頼されているサイト」からリンクをもらえれば、Googleは一層高い評価を付けるということですね。
これは日常生活でも一緒ですね。
信頼している人がオススメするものは、他の人がオススメするものよりも価値が高く感じますよね。
WEB上の信頼度のことを『ドメインパワー』といいます。
つまり、ドメインパワーの高いサイトから被リンクをもらうと、自分のサイトのドメインパワーが上昇します。
悪質な被リンクにはペナルティがある
被リンクは、つけようと思えばいくらでも不正ができます。
ダミーのブログ(サテライトサイト)を作って、そこから自分のメインブログにたくさんリンクを貼れば被リンクの数を増えますことができます。
しかしこれはGoogleから見れば「明らかに不自然な被リンク」とみなされます。
「被リンクを買う」「お金をもらって被リンクをつける」のように金銭などで被リンクを売買することも厳禁です。
Googleのサイト検索アルゴリズムは、そういった不自然な形での被リンクを見抜きます。
自作自演を行っているサイトは、Googleからの評価が著しく低下してペナルティを課されます。
ペナルティを課されたサイトは、上位表示どころか検索結果に出てこないということすらあります。
サイトランクを上げるSEO効果のある被リンクとは
実は被リンクをもらっても、サイトの評価(ドメインパワー)に影響がないリンクもあります。
Twitterからの被リンクは効果がない?
Twitterで、自分のブログURLを掲載して投稿をしても基本的には「被リンク」としての効果がありません。
URLがつぶやかれたとしても、Googleはそれを『評価』とは認めてくれないということですね。
これはリンクに「nofollow」というタグがついているためで、「参照としての効果はありませんよ」という目印になります。
Twitterのシステム上で、自動的に「nofollow」が付加されるようになっています。
FacebookやInstagramといった大手のSNSも同様で、リンクURLにnofollowタグがついています。
URLをいくら発信しても、SEO効果はありません。
SNSでのURL拡散は無意味か?
ツイッターやフェイスブック、インスタグラムでのURLリンクの発信に意味がないかと言われればそんなことはありません。
そのリンクを踏んで実際にブログへ来てもらえればアクセスが発生します。
そうした『アクティブなリンク』であれば、Googleは「有益だ」と判断します。
むしろ、SNSとブログの連携は「ブログの信頼性を高める」ことにつながるので、絶対に連携しておきましょう。
nofollowでないSNSからの被リンクは効果あり
ここまでの話をまとめると、nofollowが付加されないサービス上でブログURLを掲載すれば、それは「有益だ」と判断してもらえることになります。
nofollowとは逆に「参照としての効果がありますよ」というリンクのことを『dofollow』リンクといいます。
dofollowな被リンクを獲得できるサービス
ここから紹介するサービスはいずれもdofollowな被リンクをつけることができるサービスです。
むしろそれぞれのサービス自体が「Googleからの信頼度が高い」ので、そこからの被リンクには一定の効果が見込めます。
ぜひすべてに登録して、記事投稿の度に記事への被リンクをつけていきましょう。
ペライチ
ペライチのドメインパワーは84.6です。
ランディングページというのは、自分のブログやコンテンツの一覧への各種リンクを掲載したページのことで、訪問者や読者が一番最初に着地(ランディング)するページということです。
自分で作成したページを「自己紹介」や「自分の実績一覧」として使用して、そこから自分のWEBサイトや自作のコンテンツに誘導することができます。
ペライチは有料のサービスですが、1ページだけであれば無料で作ることができます。
今回の目的は自分のサイトへの被リンクですから、1ページあれば十分に達成することができます。
無料会員登録をしてページを作成し、自己紹介やサイトの紹介とともにURLを掲載しましょう。
ペライチはドメインパワー20を超える有料サイトなので、そこからの被リンクがずっと効果を出し続けてくれます。
Linktree(リンクツリー)
リンクツリーのドメインパワーは87.8です。
自分が管理している色々なサービスへのポータルというイメージですね。
自分へ興味をもってくれた人をここに誘導して、いろいろな発信サービスへと飛んでもらう使い方ができます。
私はTwitterの固定ツイートなどにリンクツリーへのURLを入れてます
このリンクツリー上のURLもnofollowタグが付与されません。
Pinterest(ピンタレスト)
WEB上の画像をコルクボードに『ピン』留めするというイメージです。
そうして作ったコルクボードを共有して、趣味の近い人同士で楽しむSNSとなっています。
ピンタレストの利用者は女性が多く、最近活発になってきていて今後ますます伸びてくるSNSです。
利用者がそれほど多くない今なら同ジャンルの競争者が少ないですから、SNSからの流入効果も見込めます。
ピンで留めた画像にはサイトの情報やURL、説明などを追加できます。
そこで追加されたURLリンクはdofollowになっています。
つまり、ピンタレストで共有したURLはSEO効果があります。
自分のブログを更新するたびに記事をピン留めすることで被リンクを増やすことができます。
またブログ投稿をRSSフィードで自動同期してピン留めする機能もあります。
あらかじめ設定しておけば、放置しておくだけで記事の増加に合わせて被リンクが増えていきます。
登録や同期についていくつかの手順が必要になります。
詳しくはこちらのページを参考にしてください。
[st-card-ex url="https://jinzo-studio.com/pinterest-to-blog-5733" target="_blank" rel="nofollow" label="" name="" bgcolor="" color="" readmore="続きを読む"]
Tumblr(タンブラー)
タンブラーのドメインパワーは96.6です。
2019年にWordpress社(ワードプレス社)に買収されました。
使い勝手はどちらかというとTwitterに近い感じで、テキストや画像、動画やURLリンクなどをタイムライン投稿していくサービスです。
タンブラーからのリンクもdofollowなリンクであるため、記事投稿の度にURLを投稿していけば被リンクが獲得できます。
利用の仕方はとっても簡単で、投稿画面で「URL」を選択して記事URLをコピペするだけでOKです。
NewsPick
ニュースピックスといえば、言わずとしれた大手ニュースサイト。
ニュースピックスでは、ニュースとしてネット上の記事を登録することを「Pick」すると呼びます。
このPickをすると、記事へのURLをニュースピックスのサイト上に掲載することが出来ます。
そしてそれはnofollowタグが付与されていないんですね。
会員登録をして、記事を執筆するたびにPickすることで記事へのリンクを増やすことが出来ます。
また他のユーザーによってPickされると、さらに流入の幅が広がっていきます。
過去には、紹介した製品に関連する企業サイトに、Pickした記事が引用されてアクセスが伸びるといったこともありました。
[st-card-ex url="https://initial.inc/companies/A-34422" target="_blank" rel="nofollow" label="" name="" bgcolor="" color="" readmore=""]
パワーランクランキング
パワーランクランキングは、おそらくブロガーなら誰しも一度が使ったことがある「ドメインパワー」を調べるサイト。
実はあれってランキングサイトなんです。
登録をしておくと、ドメインパワーと一緒にランキング表示されることができます。
このランキング表でのリンクは、nofollowになっていません。
しかもパワーランクランキングに登録してメルマガ受信をする設定にすると、ドメインパワーの計測可能回数が1日1回から1日3回に増えます。
ブログサークル
Pingを送信しておくと、記事が更新されるたびにブログサークルの記事一覧に追加されていきます。
最初に登録と設定さえしておけば、以降は自動的に被リンクを浴びることができるので非常にお手軽ですね。
詳しい登録方法や設定方法はこちらのサイトが詳しいです。
[st-card-ex url="https://soyogoblog.com/blogcircle/" target="_blank" rel="nofollow" label="" name="" bgcolor="" color="" readmore=""]
また、サークルに参加して、サークルのトピックに投稿することで他のユーザーに更新通知をシェアすることもできます。
BlogHunt(ブログハント)
自分のブログを紹介したり、公開した記事を紹介したりすることができる掲示板です。
掲示板ではかなり珍しくdofollowになっているので、被リンク効果があり、それをウリにしているサイトですね。
Wantedly(ウォンテッドリー)
自分のビジネス経歴を掲載して企業からスカウトをもらったり、あるいは自分からアクションをしかけたり。
そういったビジネスコミュニケーションを活発化することを目的としたSNSです。
ウォンテッドリーにブロガーとして登録して、自分の活動や実績についてアウトプットすることができます。自分のブログ活動の振り返りにもなります。
自分の活動実績をPRする一環で、ブログのURLをそこかしこに貼ることが出来ます。
しかもこれらはnofollwリンクではありません。
HTML名刺
やっていることのイメージとしてはペライチやリンクツリーと一緒です。
デザインがビジネス名刺のようにシンプルで見やすい、というのが特徴ですね。
Twitter連携すれば面倒な会員登録なしに1分で公開までできてしまうのが魅力。
各種ブログランキングサイト(4選)
ブログランキングサイトとは、「にほんブログ村」や「FC2ブログランキング」といった、登録されたブログのアクセスをランキングでまとめているサイトです。
こういったランキングサイトに登録しておくとURLリンクが掲載されます
私が登録しているランキングサイトは以下の5つです。
RSSフィードの送信設定をしておけば、投稿した記事の情報が自動で送信されるため、手間いらずでどんどん自動的に被リンクが蓄積していきます。
サイトがランキングに載るには「ポチっとしてね」ボタンを付ける必要があるのですが、登録しておくだけなら「あのボタン」は不要です。
ブログデザインがダサくなる!という心配も無用ですね。
もちろんランキングサイトなので、上位にランクされれば読みに来てくれる人も増えます。
にほんブログ村やFC2など、歴史のあるランキングサイトで上位に載ることは非常に難しいですが、新しいブログランキングサイトは、登録者が少なく上位にランクするチャンスがあります。
かつてはdofollowだったけど、現在はnofollowなサービス
ここでは現在はnofollowになってしまったサービスをまとめています。
これらのサービスはかつてこの記事の序盤で紹介していたもの。
nofollowになってSEO的な施策としては無意味になってしまいましたが、登録しておいて損はないサービスも多いので、あえて紹介していきますね。
はてなブックマーク
「この記事面白いな」「後でみるために保存しておこう」と思ったサイトや記事を「はてなブックマーク」に登録します。
登録したブックマークはオンライン上で公開されて、他の人とシェアすることができます。
通称「はてぶ」は歴史のあるブックマークサイト。
利用者も非常に多く、チェックした記事を「あとで読む」や「保存しておきたい」というニーズに答えるサービスです。
かつてはSEO的に効果のあったサイトですが、現在はnofollowタグが付与されるようになりました。
すべての記事に対してではなく、一部の記事に対してnofollowタグが自動で付与されるようです。
運営側は、nofollow付与の基準は非公表としています。しかし、ネット上では「10以上ブックマークされなければ、nofollowがつく」という見解が多いです。
それでも人の目に触れる機会の向上にはなりますので、登録しておいて損はないでしょう。
はてなブックマークの会員登録をして、自分のブログ記事を更新するたびにブックマークに追加していきましょう。
はてなブックマークの登録からブックマークの管理まではこちらのサイトが詳しいです。
[st-card-ex url="https://tsubuyakinao.com/wordpress-hatebu/" target="_blank" rel="nofollow" label="" name="" bgcolor="" color="" readmore="続きを読む"]
note
ブログよりも手軽に発信できることが話題になり大人気になりました。
そんなnoteはかつてはdofollowリンクを提供していたのですが、現在は投稿した事内のリンクはnofollowになっています。
「記事を作成してそこからブログにリンクを飛ばす」
なんていうテクニックが流行ったのですが、現在は使えないですね。
とはいえnoteが素晴らしいプラットフォームなことには変わりありません。
noteで人気の記事
地道な被リンク作業は本当に効果があるのか?
ここまで有効な被リンクをつけることができるサービスを紹介してきました。
どのサービスもドメインパワーが高く「Googleからの評価が高いサイト」であるため、利用しておいて損はありません。
しかしSEO対策の分野はブラックボックスになっているため、「こうしたら評価が上がるよ」ということを明言できないのが現状です。
SEO専門家によっても意見が違うことも多いです。
今回紹介したような「悪質までいかないけど自作の被リンク」はGoogleに看破されるから効果がない、という人もいます。
SNS上のnofollowなリンクでも、実際にアクセス流入が起きる「生きたリンク」としての効果は間違いなくあると言いました。
このTwitterやFacebookのnofollowなリンクにも、一定のSEO効果があると考える人もいます。
「Googleからの評価」を向上させるために一番効果があるのは「読者の課題解決につながるコンテンツづくり」であることは言うまでもありません。
ブログの評価を向上させるためには、読者の問題を解決できる誠実なSEOライティングをしていくことが一番重要です。
まずはよいコンテンツ、よい記事を作成することを第一目標としてください。
しかし初心者ブロガーは、アクセスが増えたりGoogleからの評価を上げるためにできるあらゆる手段を講じるべきだと私は思います。
被リンク作業を何時間も行うのは無駄ですが、ペライチやピンタレストであれば一度設定してしまえば永続的に被リンク効果を期待できます。
はてなブックマークやタンブラーも、記事更新のたびに1,2分の作業をすれば済みます。
私は『お守り』だと思って継続しています。
ぜひブログ運営の参考にしていただければ嬉しいです。
ここまでお読みいただきありがとうございました!