Amazonで売っている怪しいメーカーの怪しく安い製品を試すシリーズ「人柱になってみたシリーズ」です。
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このシリーズは、無名メーカーにもかかわらずAmazonレビューが異様にいい怪しい製品を、自腹購入で試してレビューしようという企画です。
今回はHihiccupという会社の完全ワイヤレスイヤホンを試していきます。
見た目は完全に林檎メーカーの1世代前の完全ワイヤレスイヤホン。値段は2,999円です。
どう見てもあやしいこのイヤホン、アマゾンレビューは252件のレビューがついていて平均が☆4.9もついています。
これはサクラの香りがぷんぷんしますねぇ。
この記事ではHihiccupの完全ワイヤレスイヤホンが本当に素晴らしい製品なのかどうか、徹底レビューをしていこうと思います。
Hihiccupってどんな会社
Hihiccupについて少し調べてみます。Hihiccupとネットで調べても公式HPはヒットしません。
それもそのはずで、Hihiccupという会社はAmazonを中心に格安ガジェットを売るためだけの会社だからですね。
実は私はこの会社をけっこう昔から知っています。HihiccupはTwitterで懸賞プレゼントをよくやっていた会社です。今Twitterで調べたら、さすがにアカウントは消えていましたが、「#hihiccup」と調べるとその名残が見られますよ。
昔Twitter懸賞にはまっていた時期があって、Hihiccupはそのときに懸賞申込をしたアカウントの一つでした。
しかし懸賞プレゼントとは名ばかりで、実際は商品をアマゾンで購入してサクラレビューすれば代金をキャッシュバックする仕組みです。
当選者は実質的には費用0で商品を手に入れているので得をしているわけですが、サクラ行為に加担させられているわけですね。明確にAmazonの利用規約に違反する行為なので、皆さんは加担しないようにしましょうね。
すでにサクラレビューが確定しているようなものですが、実際に製品を手に取ってみるのははじめてです。実力があるのか、しっかりと見定めていこうと思います。
Hihiccupのワイヤレスイヤホンの開封と中身・同梱物
Amazonで注文してすぐ届きました。外箱表面です。中華フォントで「完全ワイヤレスイヤホン」と書かれているのが良い味出てます。
開けてみたところはこんな感じ。1,000円台の商品と違って梱包はしっかりしていますね。中華爆安メーカーの売り方が丁寧になってきていると感じます。
中身を全部取り出してきました。
- イヤホン本体とケース
- USB-A to micro USBケーブル
- 日本語取り扱い説明書
- 「感謝祭り」なるチラシ
サクラレビューをすると1,000円キャッシュバックするよ!とかいう類のものかと思ったら、ラインを追加すると商品があたるよっていうチラシですね。
「僕知ってるよ!このLINEに登録すると、違う製品をサクラしてくれたらお金あげるって言われるんだよね!」「こら!やめなさい!」
Hihiccupの日本語説明書は、やっぱり日本語が変
付属の日本語説明書はこちら。日本語はめちゃくちゃ変です。
以前紹介したTUAYOOのイヤホンの説明書は日本語がしっかりしていたのと比べると、Hihiccupはその辺まだ弱いメーカーだということですね。
ちなみに裏側はこちらです。例のごとく、ブタとパンダは付属品ではありませんよ。
Hihiccupのワイヤレスイヤホンの製品名は「T12」
このワイヤレスイヤホンの製品名は「T12」というそうです。味気なく、思い入れも感じません。格安中華メーカーあるあるですね。
AppleであればAirPods、ANKERであればLibery Airなといったシリーズがありますが、こういった中華格安メーカーの製品はシリーズ展開を基本しないのでこういうネーミングになります。
Bluetoothで接続するときの機器名として認識するためだけのような感じですね。
こういうメーカーは製品づくりに大したこだわりもなく、テキトーに作って安く売りさばいているだけのケースが多いです。
サクラレビューのメーカーの製品はほぼすべてが製品名無しです。過去に紹介したTuayooなどが例ですね。
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もうこの時点で地雷臭がするのですが、検証を続けていきましょう。
HihiccupのワイヤレスイヤホンのデザインはAppleのAir podsのパクり
さて、開封して実際に使っていこうと思います。一世代前のAir Podsに本当にそっくりですね。
開けてみた感じも、まんま、って感じです。この写真だとわかりづらいですが、インジケーターのLEDが光っています。
手に持ってみた感じはこんな感じ。形はモロにAirpods。重さはAirpodsよりやや軽いといった感じですね。
Hihiccupのワイヤレスイヤホンの音質は、低音がシャリシャリ
さて、さっそく装着して音質をチェックしていきます。装着感いいですね。しっかりと耳に入っていますし、軽いので負担もないです。
しかしイヤホンですから大切なのは音質、ですよね。
例のごとく、低音から高音まで色々な曲がまとめられているこの動画を聴いてみます。
うーん。低音がまるでなってないですね。臨場感を全然感じません。
中音域から高音域にかけてはさほど悪くない感じですが、やはり全体的にしゃりしゃりします。
残念ながら音楽鑑賞には耐えられません。30分ほどじっくり聴いてみたのですが、若干酔いました。
音楽鑑賞目的の購入はやめましょう。
HihiccupのワイヤレスイヤホンはIPX7防水
IPX7防水は防水スマホと並ぶ防水レベルになります。
IPX7防水に対応しているならば、水洗いはもちろん、プールくらいならいけてしまうことになるんですが本当なのでしょうか?
ソニーやAppleの製品でIPX7防水に対応している製品はほぼありません。対応しているのはプール用のウォークマンくらいです。
検証する勇気はないのでやっていないのですが、イヤホンとしてはかなり高いレベルの防水レベルを誇っているでしょう。
Hihiccupのワイヤレスイヤホンは物理スイッチで操作可能
Hihiccupのイヤホンには物理スイッチがついているので、これを押すことで再生や一時停止、曲送りなどができます。
詳しい操作方法は説明書をみてください。
HihiccupのワイヤレスイヤホンのノイズキャンセリングはCVCなので遮音性なし
格安イヤホンにありがちななのが、ノイズキャンセリング機能の誤解です。
この製品も例にもれずノイズキャンセリング機能を標榜(ひょうぼう)していますが、残念ながら外の音をカットする機能はありません。
このイヤホンに搭載されているノイズキャンセリング機能はCVC8.0という、会話相手に自分側のノイズが伝わりにくくするための機能です。
Airpods Pro やソニーのイヤホンなどの、外音のキャンセル機能はないのでご注意ください。
>>ワイヤレスイヤホンのノイズキャンセリング機能についてはこちら
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Hihiccupのワイヤレスイヤホンのレビューはサクラがほとんど 安物買いの銭失い
総評です。
格安で使える完全ワイヤレスイヤホンといえば聞こえはいいですが、2,999円で買うものではないという印象です。Amazonレビュー☆4,9はさすがにサクラの力が大きく入っていますね。
ワイヤレスイヤホンに5,000円は出せない!という人なら買ってもいいかもですが、ぶっちゃけ「安物買いの銭失い」ですね。
これ買うくらいなら信頼と安心のAnker製を買うのが賢い選択です。
音質もダメダメですし、レビューもサクラ。それならきちんとしたものにお金を払いましょうね。
皆さんの買い物がよいものでありますように。
ここまでお読みいただきありがとうございました。