
皆さんはキーボードは何を使っていますか?
私は以前このブログでも紹介したHappy Hacking Keyboard (通称HHKB)を使っています。
HHKBのレビュー記事はこちら
HHKBのいいところはその打鍵感、つまり打ち心地にあるわけですが、キー配列を自分好みにカスタマイズして使えるというところも大きな魅力です。
これによって、自分の環境における最も効率的で無駄のない打鍵を可能にすることができるんです。
しかし、HHKBのキー配列に慣れてしまうと問題になることが1つ。
それは、ノートPCのキー配列が使いづらくなってしまうということです。
家ではこんな感じの作業環境でブログ記事を作成しています。
しかしこれはあくまで家での環境であって、外出時には当然ノートPCのキーボードで文字を打ちます。
そうすると、HHKBのキー配列との違いにミスタッチを続出。たちまちストレスを感じるようになりました。
ノートPCと一緒にHHKBも持ち歩けば問題が解決しますが、せっかく超薄型のノートPC「Lavie Pro Mobile」を使っていながら荷物を増やすのはいかがなものか。
ましてやサッと取り出してサクっと使える利便性を無駄にするなんてことはできません。
そこで思いついたのが、ノートPC自体のキー配列の変更です。
ノートPC自体のキー配列を変えてしまえば、HHKBがない状況でも快適にキーボード操作をすることができます。
この記事では、HHKBで使っているキー配列と同じキー配列をノートPCキーボードで使えるようにするための方法を解説していきます。
HHKBなどの外付けキーボードを使っている人はもちろん、ノートPC自体のキー配列を自由に変更したい方もぜひ参考にしていってください。
HHKBで使っているキー配列の紹介
私がHHKBで使っているキー配列は画像のようになっています。
スペースキーの両脇に日本語と英数を切り替えるキーを配置。通常の英数キーの所にはCtrlキーが配置されています。
ここまではよくあるカスタマイズ。個人的に使いやすいのが「かなキー」の右に配置したF7キー。
F7は入力した文字を全文カタカナに変換することができるファンクションキーなので、カタカナ文字を入力する時には重宝します。
またWindowsキーとその隣にPrintScreenキーを配置する事で、この2キーを同時押しでスクリーンショットを撮ることができます。
PC画面をスクリーンショットして記事に使うことが多いので、このキー配列が役に立っています。
今回はこのキー配列を、こちらのノートPCキーボード上で再現していこうと思います。
ノートPCキーボードのキー配列を変更するには「ChgKey」というソフトを使う
Windowsにはキー配列をカスタマイズする機能が標準搭載されていませんので、キー配列の変更にはChgKey15というソフトを使っていきます。
ChgKeyはPCのレジストリ上のキー配列情報を書き換えるソフトです。PC上の普段は触らない深いところの情報を書き換えるということですね。
なので想定外の不具合が起こる可能性も0ではありませんから、しっかりとバックアップをとってから操作されることを推奨いたします。
公式ページから最新版をダウンロードします。最新版はV1.5です。
するとChgKey15.LZHという圧縮ソフトがダウンロードされるので、Lhaplusなどの解凍ソフトを使って展開します。
するとこのようなフォルダ構成が開きます。readme.txtを読んでおいてください。
Chgkey.exeがソフト本体なのですが、これをダブルクリックして起動してもうまくいきません。レジストリというPCの深い階層にアクセスする権利が必要だからです。
ソフトを右クリックして、「管理者として実行」を押しましょう。それで正常に起動します。
ChgKeyを使ってノートPCキーボードのキー配列を設定変更する方法
ChgKeyが起動したらキーの配列を変更していきます。私がHHKBで使っている配列を再現した設定はこちらになります。
このように設定することで、先ほどお見せしたHHKBのキー配列をまねることができました。
実際のノートPCキーボードでみるとこんな感じです。
これでHHKBを使っているときのように超快適な配列になりました!
キーに印字されている文字が違うのがなんとなく気になりますが、打鍵時は手元を観ないので混乱が起きることはないですね。
ChgKeyでキー配列をした後は、HHKB側で修正が必要
ChgKeyを使ってノートPCのキーボード配列を変更すると、今度はHHKBと接続した時にきちんと配列を認識できなくなります。
通常のキー配列のPCに対してHHKB側でキー配列を組み替えることで快適性を生み出していた状態から、PCのキー配列自体が変わってしまったので、二重に配列変更をしている状態なんですね。
ということで、最後にHHKB側で修正をして、正常にHHKBで使えるようにしていきます。
「Happy Hacking Keyboard キーマップ変更ツール」を起動します。
一旦すべてのキー変更を解除して、必要な部分だけ変更を施すといいでしょう。
私の場合はここだけ変更しました。
なんでCapsとCtrlを入れ替えているかというと、ChgKeyでノートパソコンキーボード上のCapsをCtrlに、CtrlをWindowsキーに割り当てているからですね。
HHKBで「Caps」を入力 → PC側で「Ctrl」と認識
HHKBで「Ctrl」を入力 → PC側で「Windowsキー」と認識
このようにHHKB側で変換することで、目的通りのキー配列にすることができました。
ChgKeyを使って自分好みのキーボード配列に設定することができる
キー配列は文字を入力する動作の効率を決定づける要素です。
自分が使いやすい配列になっているかどうかで、ストレスなく記事執筆ができるかどうかにかかわってきます。
ぜひあなたも自分好みのキー配列に設定し、作業効率を高めてみてください。
ここまでお読みいただきありがとうございました。