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【独学OK】高校化学の苦手を克服する超基礎的参考書オススメ3選

理系高校生の中でも「化学」に苦しんでいる人は多いのではないでしょうか。

 

でくのぼう
圧倒的に多い暗記事項と、計算の連続。つらいですよね。

 

高校の化学の授業で挫折して、理系として絶望感を感じている高校生は少なくないと思います。

でも大丈夫、きちんと正しい学習法でやれば着実に点数を伸ばして、入試の得点源とすることができます!

 

独学でも大丈夫?

 

よく「化学は難しいので独学は厳しい」という声を聴きます。

学校の授業をきいてわからないんだから自力じゃムリ、というあきらめの声ですね。

 

結論から言います。

独学でも大丈夫です!

いま高校で理科教員をやっている私も、高校時代の化学はほぼすべて独学しました!

 

化学は科目の性質上、むしろ独学で取り返しやすい科目です。

物理と比べれば、まだまだ独学での余地があります。

 

分からないところまで戻って、今すぐにでも学習をはじめましょう!

学習が進んで知識がたまってくると、授業についていけるようになったり、模試の解説を読んで意味を理解したりできるようになりますよ。

 

この記事を書いている人

 

でくのぼう
高校で理科を教えている教師です。進学校で生物・化学・地学などまんべんなく教えています

 

私はいまでこそ生物学を専門としながら化学にもある程度精通していますし、それを子どもたちに教える仕事をしています。

でくのぼう
しかしそんな私も高校時代には化学が苦手でした。

 

1年生の化学ですでにモルでついていけなくなり、2年生になって化学の授業が全く分からなくなってしまいました。

モルがわかっていないので2年生の化学とか絶対理解不可能です。

 

高校三年の夏前までは模試で50点を超えることはなく、全国偏差値は50前後をうろうろしていました。

でくのぼう
この時期は理系としての尊厳を奪われた感じがしてとてもつらかったですね。

 

しかし理系としてこれではいかんと奮起して、高三の夏に化学を独学で猛勉強はじめました。

詳しい勉強法はここでは割愛しますが、夏休みおわりの模試では、偏差値が20近く上がりました。

 

偏差値が上がってからは、授業を聞くのも余裕になりました。

スルスル内容が理解できました。

 

順調に模試の点数も伸び、センター試験では88点でフィニッシュでした。

 

高校時代に化学が苦手だった私が、いまでは高校生相手に化学を教えているというにも不思議なものです。

でもそんな私だから断言できます。

 

「化学は独学で成績をアップできる!」と。

 

ぜひこの記事を読んで学習法を身に着けて、今日から学習をはじめましょう!

 

そもそも化学が苦手になる原因

 

化学を難しいと感じる人は、基礎事項にムラや穴があるのが原因です。

かつての私もそうでした。

 

化学の問題は、「化学の用語」をもとに構成されます。

そして「化学の当たりまえ」、つまり化学の世界の常識を前提として問題が進行します。

 

例えば炭素は1モルあつまると12gだよとかそういうことです。

1モルってなに?っていう人は、「1モルってこういうものだよ」という化学の常識を知らないから、ついていけなくなってしまうんです。

 

そんな当たり前がわからない状態では、問題をみてもちんぷんかんぷんですし、授業すらもついていけません。

 

コンビニで万引きをしてはいけないという「社会の常識」が分からない人は社会で生きていけませんよね?

「化学の常識」が分からないと、化学の問題は決して解けません。

 

逆に言えばそういった「お約束」を一つひとつ理解して身に着けていくことで、授業や問題集をサクサクできるようになるわけです。

 

そんな基礎事項から学べる、わかりやすくて内容もしっかりとしたオススメ参考書は以下の3つです。

 

 

でくのぼう
この記事では、なぜこれらがオススメなのか丁寧に解説していきますね。

 

化学の3分野

参考書の紹介に移る前に、化学の3分野についてお話しておきます。

化学の3分野とは ①無機化学 ②理論化学 ③有機化学 です

化学の教科書に登場する項目を、3つにジャンル分けしたものですね。

厳密に誰かが定義した(取り決めた)線引きがあるわけではありませんが、化学の勉強法はそれぞれのジャンル別に異なりますので、ここではこの3つの区分に分けて参考書を紹介することにします。

以下でそれぞれについて簡単に説明しておきます。

無機化学

無機化学とは、周期表に登場する元素について学ぶ化学の1分野で、各元素の性質や化合物の性質について扱います。

例えば皆さんが 「水兵リーベ僕の船…」などと覚えた原子番号順の元素についてや、周期表を縦読みして性質を理解する「1族元素」「アルカリ金属元素」「ハロゲン」「希ガス」といった項目などもここに入ります。

また、それらを理解するためにイオンのでき方、化学結合、結晶構造、酸と塩基の基礎事項もここに含まれます。

覚えるべき知識が莫大であるという特徴があります。

理論化学

いわゆる化学の計算分野になります。立式が伴うものはここに多くが含まれます。

例えば化学の関所「モル(mol)」や、酸と塩基の中和(中和滴定)、pHの計算、酸化還元反応、電池、電気分解、反応熱(ヘスの法則)、溶解度、反応速度、化学平衡などがここに含まれます。

多くの「化学嫌い」を生んだこれらの項目ですが、その源流に走っているのはモル計算です。

モルの概念や計算の基礎がわかっていれば、努力次第でできるようになる単元です。

有機化学

有機物を扱う化学分野です。大きく分けて炭化水素と芳香族化合物、高分子化合物に分けられます。

上記二つの分野と少し毛色の違う分野で、無機化学と理論化学が苦手でもここだけはできるという人がいたりします。

というのも、この分野は基礎になっている事項が他とは独立していて、パズル的に考えていけば意外といけてしまうという特徴があるからです。

モル計算ができなくても、炭素鎖の基本と官能基を覚えてしまえばレゴブロックを作るようにカチカチと組み立てて化合物をイメージすることができます。

逆に言えば全く新しい知識を導入していく必要がありますから、そこでつまづくと理解が遅れていく傾向があります。

無機化学をまなべる参考書

無機化学はとにかく覚えることが多く、「酸化物」や「塩化物」という言葉を聞くだけでもウェェとなってしまう人がいるかもしれません。

とにかくこの分野では、化学の言葉を覚えることが大切です。

つまりすべて暗記しようということです。

英語の勉強をするときにまずアルファベットを習い、単語を覚え、構文を覚えていくように、無機化学を学ぶときには、元素記号を覚え、物質の化学式を覚え、それらの性質を理解していくことが大切なのです。

ということでこの分野の内容は、英語の単語帳のように暗記ブックを使うのがオススメです。

 

この暗記帳のいいところは元素や項目別にわかりやすく分類分けされていて、虫食いが程よく多く暗記にうってつけです。赤シートで隠して使えるのもGOODです。

ハンドブックサイズで携帯性もよく、電車の中でも使いやすいです。そして情報量がうまくコントロールされていて、見やすいレイアウトになっています。

さらに、他の暗記帳ではあまり見られない反応式の虫食いがあります。

化学反応式の左辺だけが与えられていて、右辺が赤文字になっているので赤シートで隠して使えます。

とにかく化学の用語と化学反応式になれることが一番大切なので、これにかじりついてしっかりと頭に叩き込むことで上達することが無機化学攻略の最短距離になります。

いろいろと暗記ブック系を比べてみましたが、これが一番ですね。

理論化学を学べる参考書

理論化学は立式と計算分野です。

無機化学の知識を応用する場面も多いので、無機化学をある程度理解してから対策する必要があります。

この分野の多くの問題を解く手順は以下の3段階です。

理論化学の解法3ステップ

  • 問題(実験構造)の理解
  • 起きてい折る現象を化学反応式として立式
  • 化学反応式から計算をする

 

このうち1と2が難しく、多くの高校生を苦しませています。

理論化学は計算分野なので、「自分は計算力がないんだ」と思ってしまう高校生が多いですが、実はつまづいているのは1,2の計算の前段階ということが圧倒的に多いです。

つまり問題文で言っている意味が分からない、問題になっている実験で何をしているかがわからない、そもそも式として何を書けばいいかわからない、ということです。

思い当たる節があるのではないでしょうか?

問題集や模試の解説を読んでも理解できません!という人はこのタイプになります。

実は1,2ができてしまえば、3は基礎的なモル計算ができれば答えに行きつくことができます。

なので、ここでは1,2に関する基礎を学ぶことができる参考書を2冊オススメします。

 

 

この2冊はどちらもGAKKENの橋爪健作先生著の本ですが、この先生の本はイラストや模式図が非常にわかりやすく書かれていて、全体として「わからない人の気持ちがわかっている人」の本です。

他の参考書は「わからない人の気持ちがわからない人」が書いていることが多いので、用語やら仕組みをわかりやすく解説しているものが少ないです。

その点この本は、色分け・レイアウト・情報量のバランスが非常にいいです。ぜひ一度本屋で手に取ってもらいたいです。

なぜ2冊紹介したかというと、状況に応じて使い分けてもらいたいからです。

まず基本的に使う頻度が高いのはこちらです。

 

105ページしかない非常に薄手の参考書で、タイトルの通り取り上げられている問題数は25と、かなり精選されています。

この本は「問題をどのように解いていくか」に注力した本です。

 

理論化学の解法3ステップ

  • 問題(実験構造)の理解
  • 起きてい折る現象を化学反応式として立式
  • 化学反応式から計算をする

 

先ほど紹介した3つの手順のうち、2がわかるようになるための本です。

 

問題の全体像を解説して、その上でどうやって式を立てればいいか、なぜそういう式になるかを丁寧に解説してくれています。

なので、これをやるだけでも十分に立式についての基礎力を身に着けることができます。

しかも薄いので「やりきるモチベーション」を高くすることができます。

化学の参考書は無駄に厚いものが多いので、学習者のやる気を損なうものが多いです。数学のチャート式もそうですが、情報量は十分でも、苦手な人が手を出していい参考書とはいえません。

苦手な人は薄い参考書を選んで、まずはそれをやりきる。それが一番大切です。

話がそれてしまいましたが、この参考書はそういった点でも優れています。

しかし、3段階のうち1でつまづいている人、つまり「問題の言っている意味が分からない人」には、さらに優しい参考書が必要です。

この参考書自体も十分に解説はしてくれていますが、それを読んでもやはり納得がいかなかったり、理解しきれない場合には、こちらを使います。

こちらは理論化学25題よりも厚みがあり、300ページ近くあります。ちょうど化学の教科書より少し厚いくらいです。

とても分かりやすい本ですが、やはりこの厚みと情報量は学習者の心を折ります。

なので、こちらの参考書は「調べる用」に使ってください。

つまり、基本的には理論化学25題に取り組み、その問題について理解ができない場合、その項目について調べるときに使います。

理論化学25題よりも、さらに基礎的な部分からわかりやすく解説してくれています。

イラストもふんだんでシンプルな構成になっています。というか余白が多いせいでこの本が厚くなっているせいもあります。

ページをめくってみればわかりますが、教科書などよりスカスカです。

ですが苦手な人にはそれくらいがちょうどいいのです。

問題を解く前に、その問題について取り上げられているページをこの「ゼロからわかる」から探して、一読してからやるとさらに理解が深まるでしょう。

同じ人が書いているので、連携もよくなっています。

何度も言いますが、決してこれを1ページ目から読もうとしないでください。

必ず挫折します。本を買うとそのすべてを読まないといけないとするのは、私たちの悪い癖です。

辞書の全ページを読もうとしないのと同じように、この本も調べ学習用として割り切って使いましょう。いろいろな問題にチャレンジして、その度に調べていくうちに結果的にほぼすべてのページを読み切ることになります。

それがこの本の正しい使い方です。

色々と参考書を比べた結果、この2冊の組み合わせが一番わかりやすいです。

ぜひ苦手な人はこの2冊を使って基礎事項をやりきることを目指してみてください。

有機化学を学べる参考書

準備中です

 

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木偶の坊

学校の先生のお仕事をしながらライターやデザイナーもやる30歳。得意ジャンルは教育・家電・ガジェット・健康美容。便利グッズや電子機器を収集してレビューするのが趣味のオタク。 小学・中学・高校はゲーム三昧。頑張って東北大へ進学。大学院修了後は公立高校教諭。買ったものを人に紹介する趣味が高じてブログを立ち上げる。今は副業可能な学校の先生へ転職。デグー・リチャードソンジリス・スナネズミを飼育するげっ歯類好き。

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