(ライター:安ミネコ)
おうち時間が増えた今、楽しみ方のひとつとしてコーヒータイムを大事にする人が増えています。
自分で豆を挽き、丁寧に淹れたコーヒーの味はまた格別ですよね。
でも、ちゃんとしたコーヒーミルを買うとなると数千円はしてしまいます。
「自分でコーヒー豆を挽いて淹れてみたいけれど、何千円も出すのはちょっと…」
と買うことを躊躇している人も多いのではないでしょうか?
しかし実は、本格的なコーヒーミルが100均ショップで手に入れることができるんです!
それが今回ご紹介するCan★Do(キャンドゥ)のコーヒーミルです。
100均ショップの550円(税込)商品ですが、コーヒーミルとしては買いやすい価格と言えます。
とてもコンパクトなのでおうち使いだけでなくアウトドアでの使用も大変便利なんです。
今回は低山歩きが趣味であるわたしが、キャンドゥのコーヒーミルを実際山歩きに持って行った時の様子をご紹介します。
お手入れ方法やメリット・デメリットもご紹介しますので、キャンドゥのコーヒーミルを買おうか迷っている方はぜひ参考にしてみてくださいね。
キャンドゥのコーヒーミルってどんな商品?
キャンドゥといえば、ダイソー・セリアに次ぐ業界第3位の100均ショップです。
2022年1月5日、キャンドゥはイオン株式会社グループの仲間入りを果たしました。
そんなキャンドゥの商品の特色はダイソー、セリアにはない個性的な商品を取り扱っていることです。
今回紹介するコーヒーミルは550円(税込)の商品ですが、しっかりとした作りで100均ショップの商品とは思えないくらい、なかなか高級感があります。
発売後たちまちSNSでも話題になり、売り切れる店舗も出るほどの人気商品になりました。
品名:手回しコーヒーミル
価格:550円(税込)
販売元:株式会社武田コーポレーション
材質:ダイヤル/ABS樹脂
ハンドル/鉄、ABS樹脂
ネジ部/ABS樹脂
ふた/黒・ABS樹脂、透明・AS樹脂
本体/ABS樹脂、ステンレス銅、セラミック
キャンドゥのコーヒーミルはアウトドアでも大活躍!実際の使用感をレビュー
冒頭でも触れましたがキャンドゥのコーヒーミルはコンパクトな作りなので、わたしはこのコーヒーミルをよく山登りに持っていっています。
とにかく持ち運びが邪魔にならず重宝しているんですよ。
同じ100均の商品として、ダイソーからも500円商品のコーヒーミルが販売されていますが、キャンドゥのコーヒーミルの方がよりコンパクトです。

ダイソーのコーヒーミル(https://jp.daisonet.com/products/4549892360060)
実際に山登りの時の様子をご紹介します。
コーヒーミル上部の黒いふたをずらして開け、豆を入れます。
ハンドルは折りたたみ式になっているので持ち運びの邪魔になりません。
わたしはいつもこんな風にカップをかぶせてポーチに詰めていきます。
豆を挽いてみましょう。
挽いた豆の粗さを調整できるダイヤルがついています。
ちょっとずつ挽いて、粗さを確認するのがおすすめです。
あとはひたすらハンドルをぐるぐる回すだけ。
写真では宙に浮かせて回していますが、机の上に置いて回した方が安定して回しやすいですね。
1人分10gを挽くまでにかかった時間は、粗挽きで1分弱、細引きで1分半〜2分くらいです。
お湯を注ぐと辺りにコーヒーの香りが立ち込めて、香りだけでも癒されますよ。
このように、キャンドゥのコーヒーミルがあれば、アウトドアでも挽き立てのコーヒーを味わうことができます。
キャンプや登山は「いかに荷物を少なくするか」が重要なので、このコンパクトさはアウトドアにもぴったりなんです。
ネット上で多い「キャンドゥコーヒーミル」の疑問を解決します!
キャンドゥのコーヒーミルはSNSで話題になったこともあり「ちゃんと使えるの?」など、疑問を持っている人も多いようです。
そこでネット上で多く見られた疑問を実際に使っているわたしがお答えします。
お手入れ方法は?丸洗いできるの?
やはりみなさんが一番気になっていることは「洗えるの?」などお手入れに関することでした。
本体に残ってしまった粉が古くなるとその後のコーヒーの味にも関わるので、できればこまめに洗いたいですよね。
洗うには本体をある程度分解する必要がありますが、キャンドゥのコーヒーミルは簡単に分解することができるんです。
粗さを調節するダイヤルを外すと、このように細かい部品レベルまで分解できます。
ここまで外せば十に分洗うことができますよね。
箱の説明では「薄めた中性洗剤につけ置き洗い」とありますが、わたしはこんな風にスプレー式の洗剤をかけて、少しおいてから水道で洗い流しています。
水分が残っていると粉がへばりついてしまうので、洗ったら十分に乾かしてくださいね。
うまく削れない・空回りする
ネット内で「空回りして削れない」という意見も多く見られました。
わたしは4ヶ月くらいこのコーヒーミルを使っていますが、特に問題なく豆を挽くことができています。
何度か使っていて削れなくなったのであれば、もしかしたら粉が詰まっているのかもしれません。
また、一度にたくさんの豆を挽こうとすると削りにくいこともあるので、一度に挽くのは1〜2人分にしてみるなど工夫してみてください。
粉受けカップが固くて開けられない
個人的に最初にものすごく苦労したことです。
粉を受けるカップが固くて、はじめのうちは本体からなかなか外すことができませんでした。
箱の使用方法には
「本体を持った状態で時計回りにカップをカチッと鳴るまで回すと、取り外すことができます」
と書いてあリます。
でもどれだけ回してもびくともせず「ちゃんと使えるんだろうか」と不安でした。
その後なんとか外すことができ、何回か開け閉めを繰り返すことで、なんとかスムーズに外すことができるようになりました。
一度開けることができれば、あとはそれほど開け閉めに苦労することがないと思います。
「最初だけ力がいるかもしれない」ということは覚悟してもらった方がいいかもしれません。
キャンドゥコーヒーミルのメリット
では、キャンドゥコーヒーミルを使うことのメリットをご紹介します。
価格が安い
やっぱり一番のメリットは価格の安さ。
本格的なキャプテンスタッグのコーヒーミルだと3,000円以上してしまいます。
ちょっとお試しで使ってみたい。
まずは豆を挽いてコーヒーを淹れる体験をしてみたい。
こういった人には、かなり高いハードルですよね。
一方でキャンドゥのコーヒーミルは500円!
キャンドゥのコーヒーミルは手挽きコーヒーの入門には最適ですね。
デザインがかっこいい
キャンドゥのコーヒーミルはデザインのかっこよさも魅力。
ステンレス製のボディがスタイリッシュでかっこいいですよね。
とても500円の製品には見えないです!
本格的なコーヒーミルとも見劣りしないデザインで、インスタ映えすること間違いなしです。
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長めのハンドルが回しやすく、折りたためる
キャンドゥのコーヒーミルの最も素晴らしい部分は、ハンドルが折りたためるところです。
回すという動作を考えた時に、ハンドルは長い方が回しやすいですよね?
でも持ち運ぶことを考えると長いハンドルはとても邪魔になります。
しかしキャンドゥのコーヒーミルはハンドルが折りたためて、本体と同じくらいの幅に収まります。
これが持ち運び便利な最大のメリットです。
同じ100均商品であるダイソーのコーヒーミルはハンドルが折りたたみ式ではない上に短めなので、回しやすさもキャンドゥのコーヒーミルの特徴と言えますね。
また、キャンドゥのコーヒーミルは女性の手でも握りやすい大きさで、とてもスタイリッシュ。
握る部分のステンレス鋼も滑りにくく、手によくなじむので握りやすく回しやすいです。
キャンドゥコーヒーミルのデメリット
一方のデメリットは手動ならではの理由が目立ちました。
ここからはキャンドゥのコーヒーミルを使うデメリットについて解説していきます。
手が疲れる
キャンドゥのコーヒーミルに限ったことではないですが、手動なので当然手が疲れます。
自分の手でハンドルを回して豆を挽き、のんびりコーヒータイムを過ごしたい人にはおすすめですが、手が疲れるなーと感じる人には電動式のコーヒーミルの方がいいでしょう。
豆を入れる部分が小さい、回しているとふたが開いてくる
キャンドゥのコーヒーミルは豆を入れる部分が小さめです。
実際わたしも豆を入れる時こぼさなかったことがないくらいで、いつも落ちた豆を手で拾ってコーヒーミルに入れています。
こぼさずに入れたいという人は小さく切った紙に豆を乗せて注ぎ入れるなどの工夫が必要になります。
あと豆を入れる部分の黒いふたはストッパーがついていないので、回しているとあっという間に開いて穴がむき出しになります。
よっぽど揺らさない限りそこから豆が出てくることはないと思いますが、回すときには注意をしてください。
忙しい朝には向かない
豆をセットしてハンドルを回して豆を挽く・・・という動作は、テンポよくこなしても3分くらいかかるでしょう。
1分1秒が貴重な朝には向いていないですね。
手動のコーヒーミルを使う場合、挽く時間も楽しむ、というのも込みで使ったほうがいいですね。
キャンドゥのコーヒーミルで、家でも外でも充実したコーヒーライフを!
以上、キャンドゥのコーヒーミルをご紹介しました。
100均とはいえ550円(税込)の商品ですが、550円でも安いくらいの満足感を味わえるコーヒーミルです。
デザインも洗練されているのでキッチンに映える上、コンパクトな作りなのでアウトドアに持って行くのにも向いています。
本格的なコーヒーミルよりかなりお買い得なので、手挽きコーヒーのおいしさを知るきっかけになる商品なのではと思います。
おいしさに目覚めたらワンランク上のミルを買ってもよし、こだわりの豆を探してみるのも素敵な時間ですね。
まずはキャンドゥのコーヒーミルで充実したコーヒータイムを過ごしていただきたいと思います。
(ライター:安ミネコ)