

9月18日にApple Watch Series6とSEが発売されました。Series6はSeries5の正統後継機として、SEはボディはSeries4で中身を洗練させた廉価版としてリリースされました。
Series5を持っていた方にとってはSerie6のスペックは正直肩透かしといった感じでしょう。目新しい新機能も、驚くほどの性能アップもありませんでした。
一方で、これまでApple Watchを使ったことがない方にとっては、Series6もSEと2つのモデルから自身にあった選択ができるようになったとも言えます。
そんな中で私は全く新しい選択肢をとりました。それはApple Watch Series 5を購入することです。そしてのその選択は、Apple Watchを持っていない方やSeries4以前のユーザーにこそオススメなのです。
この記事ではなぜApple Watch Series 6の発売後にあえてSeries5を購入したか、なぜSeries5がオススメなのかについてご紹介していきたいと思います。
Apple Watch Series 3からSeries 5への乗り換え
実は私はガジェットブロガーを自称しておきながら、使っていたApple Watch はシリーズ3でした。つまり今回のアップルウォッチ乗り換えはシリーズ3から5への乗り換えです。
なぜシリーズ3を使い続けたのかというと理由は3つあります。
アップルウォッチ3を使い続けたワケ
- シリーズ3と比べて4,5でできることが増えるわけではなかった
- シリーズ3でも機能的には十分満足していた
- それなのに高い金を出して乗り換える気が起きなかった
私にとってシリーズ3がはじめてのApple Watchで、購入したのはちょうどシリーズ4が発売された後のこと。シリーズ3が値下がりしていたときでした。
シリーズ3とシリーズ4の大きな変更点は画面サイズの大きさと処理速度の違いだけでした。
購入当時使いたかった機能は、ランニング・サイクリング・水泳の記録、音量の変更、SuiCaでの支払いでした。それはシリーズ3でも十分に果たすことができたので、特に悩むことなく安くなっていたシリーズ3を購入しました。
それから1年ほど経過してシリーズ5が発売されました。常時点灯ディスプレイにかなりの魅力を感じましたが「そのためだけに5万もだせるか!」と思い見送ることにしました。
そして2020年9月シリーズ6が発売され、私はシリーズ5を購入することにしたのです。
Apple Watch Series 3の唯一の不満は常時点灯Retinaディスプレイに非対応なこと
私がアップルウォッチシリーズ3を使っていて唯一不満に思っているのは、常時点灯Retinaディスプレイではないことです。
アップルウォッチシリーズ4までの機種は、しばらく触っていないと自動でスリープになって画面が真っ暗になります。画面を再表示させるためには腕を上げて文字盤を見ればOK。ジャイロセンサーが回転を感知して画面が映ります。
これの何が不満だったかというと、キーボードを打っていたり運転をしているときに、ふと時計に目をやっても時間がわからないことです。
私はアップルウォッチを使う以前から作業中や運転中はチラ見で時間を確認していました。しかしチラ見をしてもそこに映るのは真っ暗な画面。時間がわかりません。
だったら腕を上げて時計も見る「そぶり」をすればいいじゃないか、と思うかもしれません。
しかし考えてみてください。時間を見たいだけなのにいちいち腕を上げるのめんどくさくないですか? 普通の時計ならチラ見でいいのに、なんでスマートウォッチでそんな非スマートなことをしなければならんのですか。
しかもSeries3のジャイロセンサーが鈍いからなのかわかりませんが、腕を上げても関知してくれないことがしばしばありました。そうなったら一度腕を下ろして、「時間を見るぞオラ!」と勢いをつけて腕を上げるわけです。ストレスだと思いませんか?
常時点灯ディスプレイであれば、腕を下ろしたときにスリープになっても文字盤が見えるようになっています。運転中やキーボード入力中に腕を動かすことなく時間が見られるのです。
この常時点灯ディスプレイはシリーズ5から搭載された機能です。もちろんシリーズ6にも搭載されています。
それではなぜシリーズ5を購入したのか?その理由を解説します。
なぜこのタイミングでSeries 5を購入したのか?
実は私は発売前からシリーズ6か5かSEのいずれかを購入することを決めていて、スペックによってどれを買うかも決めていました。そして今回はシリーズ5を購入することを決めました。
なぜ私がこのタイミングでシリーズ5を購入したのか。その理由は3つあります。
シリーズ3を購入した理由
- シリーズ6の機能は、5と比べて目新しさがなかった
- Apple Watch SEは常時点灯に非対応だった
- シリーズ6の発売によりシリーズ5が値崩れしたから
冒頭に書いた通りシリーズ6とSEには正直がっかりしました。それぞれについて少し深堀りしていきます。
Apple Watch Series 6 の新機能はいらないものばかり
シリーズ6になって新しく搭載された機能は以下です。
シリーズ6の新機能
- 血中酸素飽和度測定機能
- 高心拍数と低心拍数を通知
- 処理速度アップ
- 充電速度アップ
- スリープ時の明るさアップ
残念ながら私にとってマイナーアップデートレベルです。「シリーズ6を買いです」というWEBページは信用ならないとすら思います。
まず血中酸素飽和度と心拍数通知、誰が使ってます? すでに誰も話題にしてないですよね?
処理速度と充電速度、シリーズ5になんか不満ありました? 充電速度よりバッテリーの持ちをどうにかしてってみんな思ってますよね?
スリープ時の明るさアップ。まあ欲しい人はいるんじゃないんですかね。多くの人はいらないと思います。
シリーズ5をすでに持っている人にとって見れば、シリーズ6を5万出して買うかと言われたらNOです。購入するのは熱心なアップルファンだけだと思います。
Apple Watch SE は常時点灯がついていれば最高だった
シリーズ6と同時発売されたApple Watch SE。見た目はそっくりだが、シリーズ6から色々な機能を落とした廉価版アップルウォッチです。
Series 6とSEの違い
- 血中酸素飽和度の測定の有無
- 心拍センサーの有無
- 処理速度
- 常時表示
正直多くはあってもなくてもどっちでもいい機能なので、SEを買っても別に困らないです。常時表示Retinaディスプレイを除けば!!
もし常時表示に対応していれば、アップルウォッチを持っていない人に文句なしでオススメできるウォッチでした。しかし常時ディスプレイが付かないならなら1万円安く買えるSeries 3でも十分です。
SEのベースはSeries4です。正直Series 3と4を比べても大差ないわけです。となるとSeries 3 ユーザーだった私にとってSEを買うメリットもなくなりました。
結局 常時点灯のApple Watch Series 5を安く買うのが正義
私にとって「Series6は高いだけの5のマイナーチェンジ」で「SEは常時点灯がない4の焼き増し」、こういう位置づけになりました。
今回発売された2機種ともに私が満足するモノではありませんでした。そこで私が狙ったのは、新製品発売による前世代機種の値下がりです。
大した機能の追加のないシリーズ6を買うよりも、値崩れしたシリーズ5を買うのが最適解だと考えました。
そして私はシリーズ5が値下がりするのをメルカリを眺めて待ち、結果としてシリーズ6よりも1万円安い値段でシリーズ5を購入することができました。
さようならApple Watch Series 3 こんにちは Series 5
とうことでApple Watch Series 5を購入です。
左がSeries 5、右がSeries 3です。Series5が44mmなのに対してSeries 3 は42mmだったので、少し大型化しました。画面が見やすくていいですね。
色はシリーズ3と同じケースもバンドも黒です。
常時点灯の違いはこれで一目瞭然です。
シリーズ3は画面が真っ暗なので、時間を確認するためには腕を持ちあげて画面をこちらに向ける必要がありますが、シリーズ5はこのままでも時間がわかります。
これでしばらくは満足なウォッチ生活が送れそうです。
いままでApple Watchを持ったことがない人は シリーズ5かシリーズ3がオススメ
いままでアップルウォッチを持ったことがない人にオススメするとしたら、私なら5か3の2択です。ちなみにセルラーはいらないです。GPSで十分です。
これまで説明してきた通り、6を買うなら安くなってきている5で十分です。常時点灯含めそこそこの性能が欲しい人はシリーズ5がオススメです。
SEは常時点灯がなくそこそこ安いですが、大して機能差のない3がさらに1万円安く購入できます。常時点灯無しでいいから試してみたいという人はシリーズ3がオススメです。
ただシリーズ3は処理速度がイマイチで、動きがもっさりしています。サクサク動いてほしいならばSEを購入しましょう。
ここまで散々ディスってきましたが、次のような方は6を選ぶのも選択としてはアリです。
- 5と6のAmazonでの差額は5,000円程度なので、そのくらいの差額なら新機種が欲しい
- どうせ買うならハイエンド(最新機種)がいい
私のようにメルカリやラクマで中古で買えば差額が1万円になります。新品差額をどう見るかによって意見は分かれそうですね。
参考になればうれしいです。ここまでお読みいただきありがとうございました。