「新型のiPhoneを買ったんだけどなんだかなぁ」
そういう風に思った経験はありませんか?
そのように感じる理由は様々あると思います。
「色味が広告から想像するものと違っていた」
「重量や大きさが自分と合わなかった」
「使用感が悪い」etc...
そんなとき皆さんはどうしますか? 我慢して使い続けますか?
実はApple製品は、購入後14日間であれば無償で返品することが可能なことを知っていましたか?
iPhoneのみならず、MacやApple Watchなども実は同様に返品が可能です。
この記事では、iPhoneの新機種購入で失敗したり、やっぱり新機種は見送ろうと思ったときに使える返品方法を丁寧に解説します。
返品可能な製品と条件
14日間返品可能なのは「Apple オンラインストア」や「Apple ストア店舗」で購入した製品です。もちろん公式「Apple Store」アプリ経由での購入もOKです。
家電量販店や、Docomoやauなどといった通信キャリアでの購入に関してはこの規定は適用されません。購入店の返品規定に従ってください。
Apple Storeで購入したものであれば、iPhone、Mac、Apple Watchなどといったハードウェアでも、ケースやヘッドフォンなどといったアクセサリも返品が可能です。
Apple Storeで購入したものは、購入履歴と製品がApple IDで紐づいているので、非常にスムーズに返品依頼をすることができます。
Appleの返品ページを検索する
返品するためにはApple 公式の返品画面まで進みます。まずインターネットで「Apple 返品」と検索しましょう。
するとApple公式のショッピングのサポートページがヒットすると思うのでクリックします。
「返品状況確認」から返品手続きを行う
「ご注文状況 / 購入履歴」にアクセスする
検索から「ショッピングサポートのページ」にアクセスするとこの画面が表示されます。「返品状況を確認する」をタップします。
(画像はiPhoneでの表示。パソコン表示では「返品状況確認」の項目を探してください)
タップすると展開されて以下のような画面になりますので、指示通りURLをタップ(クリック)して「ご注文状況/購入履歴」にアクセスします。
Apple IDでログインする
アクセスするとアップルIDでのログインを要求されますので情報を入力しましょう。iPhoneであれば指紋認証や顔認証で認証を行うこともできます。
購入履歴から返品を行う
これまでの購入履歴が表示されると思うので、その中から返品したい製品を選んで「返品」ボタンを押します。
画面はすでに返品の申し込みを終えてしまったiPhoneですが、これから返品をする人は「返品」ボタンがどこかにあると思います。
返品の申し込みが完了
無事手続きが完了すると返品番号が発行されます。購入履歴の製品をクリックするとこのような画面が表示されるようになるので確認しておきましょう。
iPhone購入時に一緒に申し込んだAppleCare+も一緒に返品に含まれています。
返品する製品を発送するにはヤマト宅急便の「伝票発行番号」が必要になりますが、それは返品受付完了メールに記載されるので、メールがくるまで待ちましょう。
iPhoneの購入後14日間の返品では、Apple Care +は同時に自動返品される
iPhone購入時にAppleCare+を申し込んでいた場合、iPhoneを返品することでAppleCare+も同時返金されます。
日割りではなくそっくりそのまま返金されます。
ただし今回のように「購入後14日返品」ではなく、単純にiPhoneを手放す際のApple Care+解約では「日割り返金」されます。
返品受付メールが届いたら、梱包して発送する
返品受付完了メールが届きました。予約番号と予約パスワードが記載されています。
手順①の営業所検索を行って、ヤマト運輸の営業所で予約番号と予約パスワードを使って、発送伝票をプリントアウトします。発行には「ネコピット」という端末を使います。
注意しなければならないのは、返品の発送は「コンビニからは不可」という点。
コンビニでは予約番号と予約パスワードを使った伝票出力には対応していないので、必ず営業所で発送手続きを行いましょう。
梱包と発送についてはこちらの記事で詳しく解説しているので、参考にしてください。
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【iPhone返品】梱包から発送までを丁寧に解説
続きを見る
完了メールが届いたら返品手続き終了
無事発送を行って数日後Appleから「返品受付」のメールが届けば、返品の手続きは完了です。
銀行振込の場合には口座に入金されるのを待ちましょう。
クレジットカードで支払ったのであればクレジット会社経由で返金が行われます。
返金方法の詳細は返品の詳細ページをご覧ください。
そもそもiPhoneはブランド品で、Appleはブランド企業
日本では多くの人がiPhoneを使っているため忘れがちですが、iPhoneはスマートフォン市場の中では非常に高価な部類の製品です。
Androidスマートフォンと比べると基本的に割高です。
「体験」を売る側面が強い、いわゆる「ブランド品」ですね。
そんなiPhoneを販売するAppleでは、ブランド企業としてしっかりとサポート体制が充実しています。
この記事で紹介した返品に関しても、一切理由を問われることなく返品することが可能です。
つまり完全な「お客様都合」でも返品OKです。使ってみて「うーん微妙」と思ったら返品できるってすごいですよね。
日本の企業だと「お客様都合の返品はお断り」も多いので、この欧米式の返品文化には驚きました。
返品手続きも、Appleオンラインストアでの購入だと非常にスムーズです。ネットだけで返品手続き全部完了ってすごい世の中です。
こういう「気持ちのいい買い物体験」がブランド価値を上げるので、結果的にリピーターやファンが増えますよね。
返品で多少の損失が出てもそれ以上のメリットがある、というのがブランド企業の考え方ですね。素晴らしいです。
ただし、悪質な返品を繰り返すようなユーザーは「ブラックリストに載る」という噂もあります。
そういう質の低いユーザーが増えるとサービス自体が改悪される可能性もあり、善良なユーザーに被害が及びます。
くれぐれも返品サービスを悪用しないようお願いしますね。
問題解決の糸口になればうれしいです。ここまでお読みいただきありがとうございました。