M1 Mac Book Airを購入して早半年が経過しました。
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M1チップ搭載 Mac Book Airを購入しました
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この記事でも紹介しているように、まさに最高の相方として活躍してくれているのですが、唐突に不調に見舞われました。
「キーボードの特定のキーが反応しない」
ある日突然キーボードが壊れたのです。
しかも文字入力上かなり重要な「E」のキーを!
母音の1つを封じされ作業もままならなくなってしまって焦りましたが、Twitterフレンドの小職さんからアドバイスを頂きました。
購入から4年以内の対象機種ならぜひ無償修理プログラムを!https://t.co/PYFoGLPMr8
— 小職@ガチなガジェッターのマジなレビューサイトomoiji.com (@shoushoku9972) June 6, 2021
>>Mac Bookキーボード修理プログラム[Apple 公式HP]
なんと期間内のMacであれば、キーボードが物理的に壊れてもAppleが無償保障してくれるとのこと!!
さすが天下のApple様、仏さまや!!
ということで今回はキーボードが壊れたMacをApple様に無料で修理していただく経過をご報告したいと思います。
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キーボード破損は唐突に ボタンが効かない
まずは故障が起こったところから修理をはじめるまでの経緯をまとめてみました。
結構長くなったので、興味ない。早く修理の話をしろ。という方は次の見出しまで飛ばしてください。
6月6日
いつもどおりMacでお仕事をしていると、とあるキーに違和感を感じます。
「左手の中指のタッチがちょっと変だぞ…?」
確認してみると、あれ、Eのキーがへこんでる…?
他のキーと比べると明らかに高さが低いです。
へこんでいるというよりは、「打った状態のまま戻ってこない」が正確ですね。
焦ります。
しかも作業中だったので、作業を継続したい欲に駆られていた私は、あろうことか戻りの悪いEのキーをさらに押し込みました。
キーの固定パーツがずれたのかとおもって、押し込んだら戻ると考えたんですよ(たぶん)
すると、ペキペキという音をたててEのキーはさらにめり込みます。もちろん戻りません。
やばい。
どうしようどうしよう…と身の回りを探してみると、ちょうどSIMピンがありました。
これを差し込んで引っこ抜いてみよう(強引)。
ということでキーとボディの間の小さな隙間にSIMピンの先端を差し込んで、テコの原理で持ち上げてみます。
かきょ。
キーボード的にはあまり望ましくない音を立てながら、とりあえず元の高さに戻りました。一安心。
一安心か?
試しに何度か押し込んでみます。
ぺちぺちとなんか変な音がします。
他のキーとは明らかに音が違いますが、とりあえず打鍵はできていますし、キーも元の高さにもどってきます。
とりあえず使えるならよかった。と安心して使いつづけることにしました。
しかし、タイピングしてみるとすぐに違和感に気づきます。
Eの反応がにぶい。
他のキーと同じ力でタッチをすると、Eだけ反応しません。
えいや!と強く押し込めば反応するのですが、ソフトタッチだと無反応。
完全に壊れたことを確信し、Appleに修理を依頼することにしました。
サポートアプリを使って無償修理プログラムの依頼を行なう
さて、前置きが長くなりましたが修理の話をしていこうと思います。
修理にはAppleに問い合わせをするワケですが、せっかくなので問い合わせ用のiOSアプリを使うことにしました。
「サポート」アプリです。みなさんのiPhoneにもきっと入っていると思います。
特にAppleにサポートを要求する機会などこれまでなかったので、コレを機に使ってみようという魂胆。
サポートアプリを立ち上げると、登録してある製品の一覧が出てきます。
今回修理したいのはMac BookAirなので、この端末を選択します。
端末を選択すると相談事のリストが出てきます。項目を見ると、けっこういろいろなことを相談できるんですね。
今回はキーボード破損なので、ハードウェアの問題を選択します。
するとハードウェアの問題の中でもさらに細かく症状を聞かれます。
今回はキーボードが正常に機能しないを選択します。
するとどのように修理依頼をしますか?と確認されます。
Appleの製品保証には2つのルートがあります。軽くまとめるとこんな感じ。
- 正規ストアに持ち込み → ストアから工場へ発送 → 工場で修理 → ストア戻り → ストアで受け取り
- Apple電話受付 → 自宅発送 → 工場で修理 → 自宅受け取り
起点をストアにするか自宅にするかでやりとりの方法が違います。
正規ストア持ち込みであれば持ち込み予約が必要ですし、自宅発着にするには電話オペレーターとやりとりして予約が必要です。
公式の正規ストアにはAppleストア以外にも、カメラのキタムラなどがありますね。
私も何度かiPhoneの交換・修理に利用させてもらってます。アップルストアがない田舎にはとても助かります。
Macがないと仕事にならないので、今回は急ぎで直したいです。
正規プロバイダストア経由よりも自宅から直で発着のほうが戻りが早いので、アップルへ電話受付をして自宅受け取りにきてもらうことにしました。
ということでお問い合わせの電話をタップします。
すると都合のいい日を選んでくれ、と言われるので日時の指定をします。
日時指定が完了すると、予約の予定が登録されます。
これでOKです。あとはアップルからのお電話を待つだけですね。
電話で故障の概況説明と修理の受付を行なう 提示金額は無料
予定の時間になると、アップルから電話がかかってきます。
電話に出るとなぞの機械音声が流れるので黙って指示にしたがいます。
まずシリアル等で、無償修理プログラムに該当するか確認されます。
今回の私のMac Bookは問題なく金額ゼロ円で修理可能とのこと。よかった。
すぐにオペレーターにつながるので、事情と状況を説明します。
一応確認マニュアルがあるようで、これをしてくださいあれをしてください、といろいろ指示をされます。
で、その確認を経て故障として認定されると、ストア持ち込みか自宅発着か聞かれるので、自宅発着で依頼をします。
受け取りの日時指定をされるので都合を伝えます。
ヤマト運輸が来てくれるそうです。以上で手続き完了。
ちなみに故障の状態を確認するため、工場のスタッフがMacにログインするためのアカウント作成が必要です。
それについてはオペレーターが丁寧にガイドしてくれるので安心してくださいね。
Appleの修理サービスは荷造りが不要。Macをそのままヤマト運輸に渡せばOK
さて、クロネコヤマトが受け取りに来る前にパッキングをせねば。
オペレーターからは特に何も支持を受けていないので、普通にメルカリで出品する要領で、緩衝材で梱包して箱詰めをしました。
ちなみにアマゾンからくるこのタイプの箱がかなりちょうどいいサイズでした。底が少し深めのやつですね。
梱包材でぐるぐる巻いてエアクッションをMacの上下に入れます。
ヤマト運輸さんが荷受けにきたので、この荷物を渡そうとしたら
「あれ、梱包したんですか。梱包はこちらでやるって伺っていたんですが…」
OH、マジカヨ、言っておいてくれよ。
Appleの自宅発着の修理サービスの場合は、そもそもパッキングが不要だったみたいです。
「パソコンをそのまま渡せばよかったんですか?」と確認すると、「そう」とのこと。
しかも、こちらでパッキングしてしまったので「万が一壊れても責任とれない」とのこと。
不要どころか、いらぬおせっかいだったか。
まぁ壊れるような梱包はしていないのでそのままお渡しすることにしました。
バイバイMac!
修理状況はメールやSMSで受信可能 発送から到着までの日数は5〜7営業日
修理の状況は随時メールかSMSで届きます。
どっちで送って欲しいかは電話オペレーターと打ち合わせをしてください。一応私は両方に登録しました。
発送の2日後、Appleの修理センターに到着したようです。「到着メール」が届きました。
で、数時間待ってると今度は「修理完了メール」が届きます。早。
でさらに待ってると「発送完了」メールが。
え?
早くない?いろいろ。一日で全部完了してるけど。
元々発送から到着まで5〜7営業日かかると言われていたので、この修理速度にはちょっと驚きです。
6月8日(火)
Macをヤマト運輸に引き渡し
6月10日(木)
Apple修理工場に到着・修理完了・発送
6月11日(金)
修理されたMacが自宅に到着
わずか4営業日という短期間で戻ってきました。めちゃくちゃ早い。
神様・仏様・Apple様やぁあ
修理されたMac Bookの開封の儀
さて、修理からもどってきたMacを開封していきます。
開封の義が二回できるなんて素敵な体験!!
なんかしょぼい箱で届きました。
実家からの仕送り物資かな?^^
送り元をみると間違いなくアップルさんです。
修理返却はスマート梱包ではないのですね。
全然OKです。そもそもそんなところにお金かけてどうすんだって話ですし。
箱をあけてみます。
おぉ。すごい梱包だ。かなり耐ショック性がありそうです。
がっちり梱包されているMac Bookを取り出します。
修理報告書です。
キーキャップ交換で治ったのですね。なによりです。
奥の方まで壊れてなくてよかったぁ・・・。
ちなみに地味にうれしいのがコレ。
修理報告書が入っていたクリアファイル。アップルのロゴ入り。
コレ結構レアなんじゃないですかね?
アップルストアでなにか買い物をしたときに書類があれば入れてくれそうですが、そういう体験したことがないので初アップルクリアファイルです。
記念にいただいて置こうとおもいます。
Appleのキーボード修理プログラムは、バッテリーや天板も交換してくれる場合がある
今回私が無料のキーボード修理サービスを知るきっかけとなったTwitterフレンド小職さんのブログによると、さらに面白い情報がありました。
なんとキーボード修理を依頼したはずなのに、天板とバッテリーまで交換されてもどってきたそうです。
>>Appleキーボード無償修理プログラム体験記 MacBook Pro Late.2017を配送修理に出したら5日間でキーもパッドもバッテリーも新品になって帰ってきたよ![思い立ったら弄る]
たぶん色々な条件が合えばこういうサービスを受けられるっぽいですね。
私の場合、単一のキー交換だったので天板は交換されていません。(SIMピンぶっ刺したときの傷は残ってる)
運がよければ(故障の時点で運は悪いのだが)こういう体験もできるかもですね。
アップル製品は故障修理すらもいいユーザー体験ができる
今回修理を依頼して感じたのは、「さすがアップルだな」ということ。
アプリで色々と申込みができるし、電話対応まで早い。
実は電話予約の予約可能日を見ると、即日で電話オペレーターも予約OKだったんですよ。
そして荷受けから戻りまでが爆速。こんな早い修理対応初めてです。
日本企業だと一週間以上戻ってこないイメージ。
こういうところがやっぱり訴訟の国ならではのサービス品質なのかもしれませんね。
もしあなたもMac Bookが壊れたら、一度サポートを頼ってみてはいかがでしょうか?
あなたの困ったを解決できていたら幸いです。
ここまでお読みいただきありがとうございました!