

今回はビットコイン投資のお話。
皆さんはビットコイン投資、やっていますか??
私は2020年の4月頃からビットコインの購入をはじめていて、そこそこの利益になっているという具合です。
これまで堅調だったビットコインですが、5月になって大暴落をして話題になりました。


日本円/BTC の日足チャート
一時期は1ビットコイン=700万円を超えていましたが、いまは1ビットコイン=400万円あたりで推移しており、高値で購入した人は大損を抱えているという状態です。
暴落に耐えられず投げ売りしてしまった、という人もかなり多いようで、中には借金まで抱えたという話も聞こえてきます。
しかし、私に関してはいえばこの暴落局面においてはむしろ「買い増し」の選択をしていて、特に悲観してないというのが現状です。
個人的には、投げ売りなんてとんでもない、と思っているので、今回はビットコインについて色々と思うところをお話していこうと思います。
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そもそもビットコインは投資ではなく投機に近い
まず前提から押さえますが、ビットコインは投資よりも投機に近い性質をもった商品です。
投資と投機の明確な定義分けはありません。
ここでは、成長の見込みがあるものに対して資産を投じることを「投資」、先の見通しが不透明でギャンブル性のあるものに対して資産を投じることを「投機」とします。
ビットコインは後者の性質が強く「値段が上がり続ける」という過去の結果に対して、「これからも上がり続けるだろう」という漠然とした見込みに期待して資産を投じるものです。
そのあたりをよく考えず、儲かりそう、という一心で自身のリスク許容度を超えて資産を投じていた人は、残念ながら投資家と名乗ってはいけないように思えます。
私は趣味でちょこちょこ投資をかじる程度の者ですが、やはりビットコインに関しては資産のごく一部を傾けているという程度の位置づけです。
ビットコインのレバレッジ購入は自殺行為
投資をしたことがない人にとっては「レバレッジ」という言葉は耳馴染みのないものかもしれません。
例えば1,000円の現金を元手に、100,000円分の商品を取引するといった具合の投資手法です。
100,000円分の投資商品の保証金として1,000円を預けているということですね。
イメージとしてはテコの原理みたいなものです。少ない現金で多額の投資商品を取引するのです。
FX(外国為替証拠金取引)で有り金溶かす、という言葉がネットではよく聞かれますが、その原因がまさにこれです。
FXでは、Aという通貨とBという通貨の値段の差をやりとりする投機的商品ですが、通貨の値段の差自体は大きく値動きすることが少ないため、利益を得るには相当な資産を投じないといけません。
そこでレバレッジをかけて、資産が100万円の人が1億円レベルの取引を行うことで、値動きの少ない商品から大きな利益を得ることができるのです。
当然、投機である以上、利益を得る可能性と同じくらい損失を生む可能性があるわけです。
損失額が短時間に膨れ上がり保証金の額を超えたとき、資産はマイナスとなるわけです。これがレバレッジの怖いところです。
ビットコインでもレバレッジをかけて取引ができる取引所がありますが、ビットコインをレバレッジ付きで取引するのは、性質を十分に理解できている人でないといけません。
ビットコインはとても値動きが激しい、いわゆる「ボラティリティの高い商品」です。
そんなものにレバレッジをかければ、利益も損失も、とんでもない幅で動きます。
損失が証拠金の一定割合を食いつぶしたとき、強制的に現金化(ロスカットといいます)されて、大損をこくなんてことが容易に想像できます。
そうならない手を打てる人ならまだしも、そうでなければ手を出さないのが懸命といえるでしょう。
投資初心者はもちろん、大多数の人はビットコインをレバレッジなしで取引することをおすすめします。
ビットコインは、超長期的にみれば成長の見込める資産
じゃあビットコインは儲からないのか、というとそんなことはないと私は思っています。
ビットコインは超長期的に見れば成長が見込める資産というのが私の考えです。
ビットコインは発行枚数が制限されているので、金などといった希少価値の高い資産同様、現金資産の逃し先としての価値が高まっています。
コロナ禍における給付金溢れや現金価値の低下、余った現金の投資先として注目されたのが、2021年におけるビットコインの暴騰理由と言われています。
いまはそこからの引き潮、反動があって暴落していますが、このビットコインの性質自体の価値は高いと思います。
なので今後、長い目でみればまた値段は上がると考えています。
そもそも私が最初に購入した2020年4月では、1ビットコイン=200万円以下の頃だったので、現状の価格でも1.5〜2倍近い値段になっています。なので全く焦っていません。
いま保有しているビットコインの一部は1ビットコイン=500万、600万のときに購入したものの含まれています。
しかしこの暴落に合わせて買い増ししたことで、「保有しているビットコインの平均取得価格」を引き下げることができました。
現状でも黒字状態ですので、これが反発してくれればまた大幅な黒字になります。それを期待しています。
ビットコインは複利がないので成長資産としてはイマイチ
ビットコインは株や債権と違い、保有する資産からの配当がないため、複利的に資産が成長することがありません。
単純に、買ったときの値段と売ったときの値段の差で儲ける以外できません。「持っているだけで得」という風にはいきません。
私の資産の大半は株とインデックスETFにしているので、放っておけば勝手に資産価値が上がります。
そういった「手軽さ」「簡単さ」が株とインデックスETFの魅力です。
しかしビットコインではそれが期待できませんから、定期的な調整が必要になります。
つまり、「いつ売るか」が課題になります。
「まだ値上がりするかも・・・」と待ち続けている間ずっと売れないでいると、その間に暴落に巻き込まれて、結局永遠に売れないままです。
なので、どのように売るか、あるいは買い増すかの戦略を立てておく必要があるのです。
ビットコインを売買するマイルールを紹介
ここでは私が運用するマイルールをご紹介しておきます。あくまで私個人のルールなので、投資手法を推奨しているわけではないことをご了承ください。
現在私は、成り行き(その時々の)売買ではなく、指値(あらかじめ設定しておいた値段で)売買をメインにしています。
ある程度の利益が見込めるよう、「高い値段になったときに少しずつ売り」、今回のように「暴落したときに少しずつ買い増し」します。
このとき買い増しするときの単位のほうが、売るときの単位よりも多くしています。さらに購入するときは購入額を一定にキープするよう心がけています。
例えば、1ビットコイン=400万円のときに、0.020ビットコインを購入します。8万円くらいです。
350万円のときには0.025ビットコイン、300万のときには0.030ビットコインを、それぞれ購入します。
つまり8万円〜9万円くらいで購入できる幅で、購入量をコントロールします。
そしてそれが高い値段になったときには、一定量ずつ切り崩します。
たとえば、1ビットコイン=600万円のときに0.015ビットコイン、700万円のときに0.015ビットコインといった具合です。
売るときは一定量で売ることで、安く購入できたメリットをうまく温存することができると考えています。
この仕掛をうまく使って、とりあえずは様子見をしているという具合です。
ビットコインの売買益は雑収入だから税制的にあまり優遇されていない
一つ注意をしなければならないのは、ビットコインの売買によって生じた損益は、確定申告する際には「雑収入」として申告しなければならないということです。
つまり事業の赤字と相殺したり、事業経費で相殺することができません。
なので、あまり儲けすぎると税金をごっそりもっていかれることになります。
ビットコインをはじめとした仮想通貨(暗号資産)の税制が、今後投資家に有利になるよう整っていく可能性がありますので、現状はあくまでちょっとした小遣い稼ぎ、というレベルに抑えておくのが得策と考えます。
私がかなり少ない金額でちょびちょび売っているのはそのためです。
ビットコインを「今」買っておくのはアリだと思う
1ビットコイン=700万円まで上がったときは、おいおい上がり過ぎだろう・・・と思いましたが、現状大暴落して妥当な価格まで落ちてきたのかなぁと思います。
ただ、私個人としては今後反発して上昇していくと睨んでいるので、ここはきっちり投げ売りせずにホールド。むしろ買い増しの選択です。
暴落した今だからこそ、ちょっと買っておくのはアリかなぁと思います。
はじめるならば、あまり肩に力を入らないくらいの資産配分ではじめましょう。
「あがったなぁ」「あぁ下がったなぁ」くらいの軽い気持ちでいられるくらいの、そんな程度の金額がいいです。
私は口座からの入出金手数料が無料な「DMM Bitcoin」を使っています。
最大手の「コインチェック」と悩みますが、私の使用用途ならこのままDMMビットコインでいいと思っています。
なんだかDMMビットコインが最近CMはじめましたしね笑
ここまでお読みいただきありがとうございました。
なにか生活の役に立てば嬉しいです。またお会いしましょう See You Again!!