今日はビッグモーターへの不満の話。
いま乗っている車は、数年前に中古でビッグモーターで購入したものです。
なんの気なしに寄ったビッグモーターで欲しかった車種があって、その日のうちに契約してしまったんですが、それ以降車検やらオイル交換やらの付き合いです。
ビッグモーターはオイル交換は永年無料なので、長距離を走る私にとってはかなりありがたいです。
私がお世話になっている店舗では整備士の方はかなり親切でいろいろと相談に乗ってくれる上、接客も丁寧なので非常に好感をもっていました。
今の車も納車してから数年たちますが故障などもなく非常に満足しています。
また最寄りの店舗では信頼できる営業社員さんがいて、いつも親切に相談に乗ってくれます。
そういった経緯でビッグモーターに関しては特に悪い印象がありませんでした。
しかし、今回乗り換え検討で、いつもの近所の店舗ではなく少し離れたところの店舗にいったところ、
「おや。これはおかしいぞ」と思う営業と出会いました。
営業の言っていることがめちゃくちゃだったり、契約に際して「そんなことあるの?」と思えることが結構あったんです。
ビッグモーターの悪いところを見てしまったなぁという気がします。
今回はそんなビッグモーターの接客・営業・提案に対する不満や疑問について、体験したこと思ったことを話していきます。
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ビッグモーターの車購入の評判は悪い、というか最悪
ビッグモーターは佐藤隆太の「くぅるまを売るならびぃっぐもぉたぁ」のCMで有名な大型中古車販売店ですね。
中古車販売のガリバーとの二大巨頭です。
そんなビッグモーターの車販売の評判は、最悪の一言です。
こちらのページを見ていただければわかります。
こんな営業が世の中に存在するのか!?というレベルの話が何百と投稿されています。
私がいまの車を購入した時にそれほど不快に思った記憶がなかったのですが、これらの口コミをみて、「あぁ。あの営業にもちょっとこういうところあったなぁ」と思える点がありました。
そして今回私が出会った営業にも、この片鱗がみられました。
ビッグモーターの営業方法はやや強気で押しが強いが、基本的には接客は丁寧
まずビッグモーターで「現車下取りの乗り換えを検討している」といえば、営業はかなり丁寧に接客をしてくれます。
こちらの話をいろいろ聞こうとしますし、いいクルマを熱心に探してくれます。
このときの様子で「ああこの営業はいい人だなぁ」と信じ込んでしまうと、この後で裏切られることになります。
ビッグモーターの営業は、見積もりの段階や契約間近になると高圧的になったり購入を迫るようになる
中には本当にいい人もいるのかもしれませんが、見積もりや契約の段階になってくると本性をだすというか、キャラクターが変わる人が多いと感じます。私はこれまでに2人出会いました。
みん評の口コミにもそういうケースが大量に投稿されています。
「ぶっちゃけ下取りいくらになれば買ってもらえますか?」
「いま買うなら希望の下取り額出しますよ」
といって購入を迫ってきます。
「いやいや営業の常套句じゃん」と思うかもしれませんが、このセリフをいう前までのいい人な感じからの豹変ぶりに驚きますよ。
私の場合 本当にただの検討という段階だったので強気に断れたのですが、かなり前向きに購入検討をするつもりでビッグモーターに行った人は、その勢いに押されて契約しちゃったり、断りきれなかったりという人もいるでしょう。
ビッグモーターのここがおかしい① 「見積をくれ」といったら「見積書はプリントアウトできない。渡せない」と言われる
私が購入検討した車種で状態のいいものがあり、いろいろと丁寧に相談に乗ってくれたのもあったので、前向きに検討したいと思い「見積もり出してもらえませんか?」と訪ねたところ、「それはできない」と言われました。
最初、言われた意味がわかりませんでした。
1万2万の買い物じゃないんだから、当然総額表示の見積書を出してもらうのが普通です。
それを頼んだら「できない」と言われるんです。
見積もり頼んだら断られる。はじめての経験です。
「え?どういう事ですか?」って言っちゃいました。
理由をたずねると
「この車は他店でも検討している方がいるようなので、見積書を出しても売れてしまったら意味がなくなってしまいます。なので、見積書は出せないことになっているんです」
とのこと。意味不明です。
画面上では、本体価格がいくらーとか、税金がいくらーとか、保証がいくらーとか細かく表示されています。
「それをプリントアウトしてくれたらそれでいいんだけど」って言いましたが「だめです」の一点張り。
「じゃあその総額をメモしていってもいいですか?」と聞くとそれはOKとのこと。総額表示を隠したいわけではないんですね。
ちなみに後日ビッグモーターの他店舗で、いつも世話になっている営業社員にこの対応について聞いてみたところ
「ふつうは交渉結果を見積もりに出させていただきます。見積もりを出さないというのはちょっと考えられないですが、その営業はよっぽど売りたいんだと思いますね。おなじビッグモーターの社員としてお詫びします」
と言っていました。
つまり
「見積書を出す手間をかけても契約に結びつかないなら出す意味がない。無駄なことはしたくない。だから出さない」
っていう営業だったということです。
しかし私が懇意にさせていただいているビッグモーターの営業社員はいつも見積もりをすぐくれるので、ビッグモーターの社内の規定で出せないということにはなっていないということです。
あの営業が横着しただけだと感じました。
もうこの時点でだいぶ不信感が高まってきていました。
ビッグモーターのここがおかしい② コーティングはオプションではなく強制加入 コーティングをはずすことができない
2つ目におかしいと思ったのは、ビッグモーターでの購入車に関してはコーティングオプションを必ずつけなくてはならないということ。
ビッグモーターのコーティングには3万〜7万のプラチナコートと、5万〜9万のダイヤモンドコートの2つがあります。
コーティングはいつもキーパーラボでやってもらっているので、私にとってはビッグモーターのコーティングは不要です。
なので
「コーティングはいらないんで安くしてもらえませんか?」
ときいたところ
「コーティングははずせないんですよ。どちらかのコーティングは必ずつけてもらいます」
信じられますか?
「コーティングは希望してやってもらうもの」じゃなくて、「コーティングは強制的にさせられるもの」なんですよ。
しかしこれも、いつもお世話になっている営業社員にきくと、必ずしもそうでないことがわかりました。
「基本的には必ずつけてもらうことになるんですが、そこは営業のがんばりでどうにかしますよ」
とのことでした。制度上はずせないわけではないようです。
やっぱり一見さんというか飛び入りでいった客だから軽んじられたということでしょうか?
再訪でいっていればまた違ったんですかね。
でもそれって客を逃す悪手な気がしますよね。
ビッグモーターのコーティングはキーパーラボと比べるとレベルが低い
そもそもなぜビッグモーターのコーティングに対して懐疑的なのかについて少しお話します。
わたしの現車をビッグモーターで購入したときは、8万円くらいするコーティングを施工してもらいましたが、正直きれいに感じませんでした。
小さなキズも結構目立ちましたし、中古車だとひと目でわかる仕上がり。「何だこの程度か」と感じました。
コーティングは5年もつと言われましたが、撥水効果は数ヶ月も経たずになくなりました。ツヤもあっという間に劣化しました。
それ以降、私はいつも洗車・コーティング業者の「キーパーラボ」でガラスコーティングをしてもらっています。
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キーパーラボの一番安いガラスコーティング「クリスタルキーパー」と軽研磨での施工はあわせて5万くらい。
それの出来栄えはビッグモーターの8万のコーティングよりも遥かに綺麗で、長持ちです。
キーパーラボのガラスコーティングは、そのへんのガソリンスタンドよりもはるかにきれいですし、責任感をもって施工してもらえます。
ビッグモーターのここがおかしい③ 現車の査定額がディーラー査定よりさらに安かった
一番驚いたのが査定額です。
私の現車はトヨタですが、次の乗り換え先として検討しているのは別メーカーです。
その別メーカーのディーラーには何度か試乗にもいっていて、その中で現車の査定もしてもらっています。
高いというわけではないですが、年式が古いクルマなのに頑張ってくれたなぁという印象です。買い叩かれたとは思いませんでした。
けっこう安く見積もるメーカーとして知られているので、その査定額+15万くらいは目指してもいいかなぁと思い希望査定額を伝えました。
しかしビッグモーターで査定をすると、その金額では無理だと言われました。
ではどれくらいになったかというと、ディーラー査定よりも安くなったんです。
「ディーラーでは○○万円でした」とは言っていませんが、最初に提示してきた額はその○○万円以下です。
そのときのセリフとしては
「この車のオークションでの相場は○○万円です。なので、我々としても少し安く買い取らないと赤字になりますから○○万円よりは安くなります」
とのこと。ここまでに登場した「○○万円」にはすべて同じ金額が入ります。
で、営業のセリフにはまだ続きがあります。
「しかしこのお車を当店で購入していただいた大切なお客様ですので当店としてももう少し頑張らせていただきます」
→ほうほう。それで?
「とはいえ大きな増額はやはり厳しいです。ご希望額(○○万円+15万円)には添えません」
→なんだ。残念。
「しかしぶっちゃけその点に関しては、購入していただけるかどうか、ということで変わってきます」
→つまり、今すぐここで買うって決めたら希望額まで上げるってこと?
「ご希望額までは無理ですが、●●くらい…ですね」
※このときの●●というのは○○万円+10万円くらい。
たぶんこの○○万円+10万円というのが標準的な買取金額なんでしょうね。
査定額を標準より少し安く提示して、今乗り換えてくれるなら査定あげますよっていって標準にする。
中古車販売の常套手段かもしれませんが、一度その店で車買ってる客にそんな露骨なことしますかね。普通。
なんでそう思ったかというと、念の為と思ってビッグモーターの他店舗で現車の査定してもらったんですよ。
結果からいうと査定額は○○万円+10でした。
なんかもうこの時点でがっくりですね。
「なんだ。大切な客とか言っておきながら利益しか見てないのね」って。
で、そこの営業は「私どもとしては"いつお売りいただけるか"が重要です」と前置きした上で、「いますぐ決めて頂けたらご希望の査定額も努力します」と言いました。
つまり、上の決済さえとれれば査定希望額(ディーラー査定の○○万円+15万円)までいけると言ったんですよ。
結局ここの営業も、【今すぐ買ってくれれば商法】で焦らせてくるのねって引いてしまいました。
おそらく相場からいっても私の希望下取り価格くらいが上限なのだろうとは思いますが、安く買い叩こうというのが露骨に伝わってきてしまい一気に萎えました。
ビッグモーターのここがおかしい④ 車庫証明提出は必ず代行しないといけない 自分で車庫証明を出しにいけない
車の購入で削れる費用の1つとして、車庫証明を警察署に提出するのを代行依頼せずに自分でいくというものがあります。
ナンバー取得等はけっこうな手間なので依頼するとしても、車庫証明は警察署に紙切れ一枚出すだけなので個人でも簡単です。
この車庫証明の代行手数料はおよそ2万円近くが相場になっているので、自分でいけばこの2万円が浮くことになります。
車庫証明を自分で出すというのは車を購入する際の節約法としては結構メジャーなのですが、これをしようとすると断られます。
画面上で種々の手数料や諸費用の数字をいじれるんですが、車庫証明のところはカーソルをあわせてもいじることすら許されません。アプリケーション側での制御ではじかれてしまいます。
どうにかならないのか、懇意にしている営業社員にきいてみましたが、ここはどうしようもできないみたいです。
法定書類等を管轄する部署が一括して行うことになっているらしく、完全に不可侵領域なのだそうです。
もし車庫証明を自分で出して節約したい、値下げ交渉したいという人はこれはできないということなのでご注意ください。
ビッグモーターにもいい営業はいるが、やはりイマイチな営業の数は多いと感じる
私が今回出会った営業は、みん評で掲載されているものほどではありませんが、私の中古車購入意欲を0にするには十分な接客でした。
自分の大切に乗ってきた現車を買い叩こうとして、客を焦らせる常套句で購入を迫るような業者を信用してくれと言われても無理です。
ましてやビッグモーターは各店舗にある在庫をPC上で見ることができるのみで現車確認ができないです。
いざ納車されて現車確認をしたら、写真ではわからなかった傷や汚れが見つかったりということが容易に想像されます。
何を言っていても胡散臭く感じるので、「いいグレードですよ」とか「状態いいですよ」と言われても疑ってしまいます。
私はいつも近くの店舗でお話させていただいている営業社員さんが良い方なのでけっこう信頼しているのですが、今回の出会った営業さんのようにダメダメな人もいます。
実はダメダメな営業はこの人だけじゃないと感じます。
オイル交換や商談などで店舗内で待っていると、そこかしこで色々な営業が商談しているのですが
「あーまた強引にやってるなぁ」
と感じる営業スタイルの人が結構多いです。
当然怒り出して帰ってしまうお客さんもいます。
そんなお店でいいんですかね。私は良いと思えません。
せっかく会社もでかくなってきたんですし、悪いイメージを払拭していくことも大切だと思うんですけどね…。
今回はいい勉強になりました。
結局よくしてくれている社員さんから車を購入しました。そのあたりについてはこちらの記事にまとめています。
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ここまでお読みいただきありがとうございました。
なにか生活の役に立てば嬉しいです。またお会いしましょう See You Again!!