皆さんは朝食に何を食べていますか?
ご飯派? トースト派?
それとも食べない派?
いろいろあると思いますが、私はプロテイン派です。
けっこう長い期間、朝プロテイン生活をしてきたのですが、最近私の朝プロテイン生活を脅かす事態が発生しました。
[SNSで人気爆発!品薄の「ネスレ ミロ」が来春以降まで販売休止を発表]
去年の暮れ。こんなタイトルのニュースがテレビでもネットでもかけめぐっていたのです。
小さい頃、多くの方が牛乳に入れて飲んだことがあるであろうミロ。
私は以前からこのミロのもつ高い栄養価とバランスに着目していました。
2020年2月の記事では、甘味料を含まない純粋なプロテイン「ピュアプロテイン」とミロの組み合わせこそが至高であると声高に叫んでいます。
もっと詳しく
昔の記事ですが、ミロの魅力についてはこちらの記事で語り尽くしているのでぜひ参考にどうぞ。
ピュアプロテインは甘味料がないゆえに甘くも美味しくもありません。
そこに味付けをすることができ、かつタンパク質以外の栄養を添加してくれるミロは、ピュアプロテインの最高のお供だったわけです。
それがミロの魅力に気づき始めた世間の一般ピーポーの力によって品薄状態。市場に出回らなくなりました。近くのスーパーでもミロのところだけすっからかん。
家に備蓄していおいた大量のミロが底をつきかけました。このままではプロテイン生活がストップしてしまう…!そんなときにAmazonを見てみたら…
在庫が復活してるーー!!
速攻ポチりました。6個セット3,300円もしたんですが気にせずポチ!どうせ全部使うし!
我が家(というか私)の朝に平穏が訪れました。ちゃんちゃん。
ということを伝えたくて記事を書いてるんですが、なにか皆さんのプラスになりましたか? なっていませんよね?
このまま記事を終わらせたら読んでくれた方に申し訳ないので、健康のためにプロテインを摂取している理由について改めて解説していこうと思います。
プロテインは体を基礎をつくる大事な栄養素
意識的に摂取しないと不足しがちになる「タンパク質」
タンパク質こそ、体の基本でありパーツの材料です。
炭水化物や脂質が車でいうところの"ガソリン"であるならば
タンパク質は車のボディパーツに相当します。
どちらかに偏りすぎてもダメで、しっかりバランスよく摂取することが重要とされます。
バランス良い食事とはなにか?
誰しも幼少時から親に「バランスよく食べなさい!」と言われて育ってきていると思います。しかし、そうして与えられてきた「バランスがいいであろう食事」は、往々にしてタンパク質が不足しています。
ではどういう食事がバランスのいい食事なのでしょうか?
こういうのが「健康に悪い食事」というのは誰でもわかると思います。
美味しいですけどね。体にいいか悪いかでいえば、悪い部類です。
じゃあ一見オシャレなこちら。
これはさっきのラーメンと同じかそれ以上にやばいです。
炭水化物と脂質しかないです。これは健康的ではありません。
ではこちらはどうでしょう。
「あーいいね!こういうのでいいんだよ!」
と、こんな朝食に憧れている方も多いのではないでしょうか。
しかし、残念。これでもまだ不十分。
ラーメン・パスタと比べればはるかに良いですが、中身を見るとタンパク質の不足が目立ちます。
じゃあどういう食事が「タンパク質が豊富でバランスがいいか」と言われるとこんな感じの食事です。
素晴らしいバランスですね。
タンパク質を豊富に含む味噌汁、納豆、卵焼き、焼き鮭がフルコンボ。
野菜もフルーツも入っているし、炭水化物もOK。
これがまさに理想的な食事!
こんな朝食を食べた上でしっかり筋トレして運動すれば、バッチリ体が引き締まって活力もUPです。
…でもこんな食事毎朝無理ですよね? 作るの面倒ですよね?
そうなんです。タンパク質が十分にとれる食事メニューって、めちゃくちゃ大変なんですよ。
しかも量も結構多い。少食な人にはかなり厳しい量ですよね。
この量の食事を筋トレや運動なしに続けると、エネルギーの摂取しすぎで太ってしまう恐れもあります。
ここまでの話で、「理想的な食事とはなにか」、「理想的な食事を継続するのは至難」とわかって頂けたと思います。
では、具体的にどうしたらよいのでしょうか?
いつもの食事プロテインを追加すれば、タンパク質問題は解消される
バランスのよい食事は用意するのも食べるのも大変です。
そこでもっとシンプルなメニューに、オマケとしてプロテインを使うことでタンパク質量を増やすことができます。
例えばベースにするのはこのメニュー。
このメニューはとてもいいです。
カップスープで炭水化物と脂質。卵が2つにハム付き。サラダの量も多めで、飲み物はお茶類。
ただバランスで見ればタンパク質が不足している。
ならばここにプロテインを追加しましょう。
プロテインをうまく使えば、食べすぎになることなく食事にタンパク質を追加することができます。
私が愛用しているこのボディウイングのプロテインであれば、すりきり2杯で30g強のタンパク質を得られます。
30gといえば、焼き鮭2切れぶん相当、納豆なら2パック半相当です。結構多いですよね?
プロテインをとったらムキムキになっちゃう都市伝説
プロテインが一般にかなり普及した今でも、なぜだか根強く残っている「プロテイン=ムキムキ」というイメージ。
ボディビルダーやプロレスラー、アメフト選手などのような体が大きい選手はトレーニング時に必ずといっていいほどプロテインを摂取します。
それは当然筋肥大効果が見込めるからです。
しかしその逆は成り立ちません。
つまりプロテインを摂取したら体が大きくなる、ということはないということです。
筋肉ムキムキな方たちは、私たち一般人とは別次元の筋力トレーニングをしています。
破滅的ともいえる筋肉破壊のうえに、大量のタンパク質摂取をすることであの筋肉量を維持しています。
そしてどんなムキムキも1週間トレーニングをさぼれば「しぼみます」
それくらいムキムキで大きい体を作って維持するということは難しい。
それを常人がタンパク質を摂取したくらいで実現できるはずもありません。
ムキムキはすさまじいトレーニングの結晶なのです。
タンパク質=ムキムキと思っている人は、健康科学的、栄養科学的な知識が0といっていいです。
しっかりとタンパク質をとって筋トレをするのが一番の健康法
望ましいタンパク質の摂取量は、自分の体重(kg)の数字のぶんだけのグラム量が目安です。
しかしそれだけのタンパク質を十分に摂取できる食事は "食べすぎ" になりがちです。
量的に多すぎない食事量にプロテインを絡ませることで、健康的な食事バランスを保つことができます。
もちろん、プロテインやサプリメントといった栄養の抽出物に依存するより、実際の食材で補給したほうがいいという考えもあります。
特に食物繊維などはかつては「栄養がないゴミ」と思われていましたが、いまは腸内細菌バランスを整えるのに必要不可欠で、積極的に摂取することが推奨されています。
栄養学や健康科学はいまだなお発展途上の学問なので、科学的に未知な部分も多いです。
効果があると見込まれた栄養物であっても、それを抽出したサプリメントを飲めば健康的になれるほど簡単なものではありません。
やはり食品からきちんと摂取するのが大原則です。
しかしなんにしても食べ過ぎは「悪」なので、自分の健康知識・栄養知識を高めながら「自分にとっての良い食事」を常にアップデートしていく必要があります。
しっかりとした食事を土台に、筋トレをしていくことこそが健康への一番の近道です。
腰痛も肩こりも、倦怠感も憂鬱感も、その多くは食事+筋トレで改善できます。
アリナミンやリポビタンなんぞ飲むより圧倒的に効果があります。
社会人は体が資本です。
ぜひ健康意識を高めて、クオリティ・オブ・ライフを高めていきましょう。