皆さんは動画編集ソフトはなにを使っていますか?
Premiere Pro(プレミアプロ)、Final Cut Pro(ファイナルカットプロ)、DaVinci Resolve(ダビンチリゾルブ)…
いろいろとありますが、私はいまDaVinci Resolveを使っています。
以前はPremiere Proを使っていましたが、最近DaVinci Resolveに乗り換えました。
動画編集ソフトの乗り換え時には、まずファイル管理のフォルダを把握してそれをクリーンに管理することが重要です。
そうすることで、動画編集関連のファイルがPC上のストレージ容量を圧迫することなく、PCを長く快適に使うことができます。
この記事では、DaVinci Resolveでのファイル管理について解説していきます。
DaVinci Resolveを使う理由と、ファイル管理の重要性について
以前はAdobe Creative Cloudに契約してPremiere Proを使っていたのですが、使用頻度や必要性に対して毎月の維持コストが高く、解約することにしました。
その時の話題はこちらの記事に詳細をまとめています。
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Adobe Creative Cloudと決別して別ソフトへ乗り換えた話【さよならアドビ】
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そんな中、メインPCをLavie Pro MobileからM1チップ搭載のMac Book Airに変えました。
Lavie PM自体は800g台という超軽量モバイルPCとして気に入っていたのですが、新型Macが素晴らしすぎる評判の魅力に負けて買い替えを余儀なくされました。
windowsからMacへの機種変更のインプレッションもまとめていますので、参考にしてみてくださいね。
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M1チップ搭載 新型Mac Book Air到着! WinPCとの比較インプレッション
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先日ガジェット紹介動画を撮ったのですが、編集するソフトがありません。
iMovieではいくらなんでも、ということでMacで使える高機能な動画編集ソフトを探すことにしました。
そこで目をつけたのがDaVinci Resolveです。
Premiere ProもFinal Cut Proも、超高機能であり超高価格。ハイコスト・ハイスペックです。
その点DaVinci Resolveは無料で使用することができます。それでいてかなり高機能という噂。
私の動画編集はそれほど難しいことはしません。基本はテロップ入れとトランジション。使ったとしてもテキストアニメーション程度までです。
その程度の使用用途であればDaVinci Resolveで十分ということで、早速ダウンロードをしたところ…
素晴らしい!!
もうこれで十分じゃないか。今まで高い金を払っていたのは何だったんだ…と感じました。
DaVinci Resolveを動画編集の相棒とすることを決めたところで、まず最初にやるべきことはソフトの運用方法です。
動画編集ソフトは、キャッシュなどのジャンク(ゴミ)ファイルが溜まりやすく、PCの挙動を悪化させがちです。
使用をする前にしっかりとファイル管理をするようにしないと、あっという間にソフトがPCのストレージを食い散らかすことになります。
長く使っていきたいからこそ、動画編集ソフトのファイルやキャッシュの場所、プロジェクトファイル等の管理をしていきましょう。
この記事では、DaVinci Resolveの編集に関わるキャッシュやジャンクファイル、ゴミファイルの場所と管理方法、およびその設定について解説します。操作の必要性と、参考になるサイトのURLをまとめました。
すでにDaVinci Resolveを使用している方も、定期的にファイルの整理やクリーンアップをすることでPCの挙動を良くすることができますので、ぜひその参考にしてみてくださいね。
DaVinci Reslve のキャッシュを削除してストレージ容量を増やす
動画編集ソフトは、ファイルのデータの他に膨大な量の編集内容や履歴を残すようになっています。
そのおかげで快適に編集作業が進むわけですが、動画編集が終わったあとにしっかりと "掃除"をしないと、そのゴミがどんどんたまるようになっています。
キャッシュの消し方について詳しく解説されている記事はこちらです。
>>【ダヴィンチリゾルブ】キャッシュの削除の仕方 キャッシュファイルの保存先の探し方 DaVinci Resolve 16
キャッシュの場所と消す方法まで丁寧に解説されているのでぜひ参考にしてみてください。
プロジェクトを「アーカイブ」にして、PCから外付けHDD・外付けSSDに移す
動画編集ソフトは、動画ファイルや画像ファイルなどの素材を、コピーして編集作業に用いているわけではありません。
あくまで、動画ファイルの場所と画像ファイルの場所を記録して、そのファイルをどのようにいじったか、という変更点や履歴でもって管理をしてきます。
ということは、動画編集の「プロジェクト」で使った素材ファイルをどこか別のところにいじってしまうと、動画編集ソフトは大混乱を引き起こして「作業不能」に陥ります。
具体的には、「該当の動画ファイルが見つかりません」のようなエラーをはいてしまうわけです。
これは動画編集初心者の方が一番最初に陥るトラブルと言うか、困惑するポイントですよね。
それゆえに、素材となっている動画ファイルや音声ファイル、画像ファイルなどを移すことができずにそのまま放置しているという人も珍しくありません。
そこで、DaVinci Resolveではプロジェクトで使用したすべてのファイルと変更点を「アーカイブ」という形でパッケージ化(梱包)して保存するということができます。
つまり、素材として使った動画や画像もすべてコピーして梱包してダンボールに詰めておき、再度必要になったときにはそれ単体で作業ができるという状態にすることができます。
これによって、動画作成が完成したあとの素材ファイルを消しても問題なくなります。
梱包(パッケージ化)した「アーカイブファイル(.draという拡張子のファイル)」を、外付けHDDや外付けSSD、あるいはオンラインストレージなどの、パソコンの外に保存しておけば、PC内にとどめておくファイルを最小限に維持しておくことができます。
その設定方法についてはこちらのブログ記事2本が詳しいので、ぜひ参考にしてみてください。
プロジェクトファイルをバックアップ保存して、プロジェクト一覧をクリーンアップする
Premiere Proなどの動画編集ソフトでは、作業した内容のすべてを「プロジェクトファイル」というものに保存しています。
どの動画ファイルのどこからどこまでを使って、テキストはどのようにして、アニメーションはこうして、のような情報をこのプロジェクトファイルの中に保存しています。
プロジェクトファイルと素材のファイルが紐付いていることで、動画編集ソフトは編集内容を再現していくことができるわけです。
Premiere Proなどのソフトではそのプロジェクトファイルごと、PCの外にバックアップ保存をすることで、PC内の掃除(クリーンアップ)をすることができます。
しかしDaVinci Resolveはプロジェクトファイルをいじることができません。
厳密に言えばいじれないことはないんですが、初心者がやすやすと扱える階層(ファイルの位置)にはありません。
そこでDaVinci Resolveでは、プロジェクトファイルをPC外に取り出すにはソフト内で「プロジェクトのバックアップ」をする必要があります。
その方法をまとめた記事としてはこちらがわかりやすくておすすめです。
>>DaVinci Resolve 16 データベースの保存場所 – バックアップと復元を試す(リンク切れ)
DaVinci Resolveを完全にアンインストールするには、フォルダごと削除する
特定のソフトが原因でPCのストレージ容量を圧迫している場合には、一度アンインストールしてみるのもやってみる価値があります。
Macでソフトをアンインストールする際には、アプリケーションフォルダのアイコンをゴミ箱に捨てることで削除が完了します。
しかしDaVinci Resolveの場合、それだけでは完全な削除が行われていません。実はソフトウェアのデータ以外のところに、残ったままになってしまうことがあります。
その証拠に、DaVinci Resolveをアンインストールしたあとに、再度インストールしてもプロジェクト一覧は消えずに再現されます。
これはアンインストールされない領域に、プロジェクトデータが残っているからです。
プロジェクトデータはバックアップをしたあとに削除をしないといけないのは、前見出しで書いたとおりです。
同様にアンインストールされても削除されずに残ってしまうファイルがあります。
それらの場所と消し方についての解説は、こちらの記事がわかりやすいです。
適切なファイル管理でMacの中身をいつもきれいに保とう
ジャンクファイルが増えてくると、PCの挙動は遅くなり、買った当初の快適さはみるみる失われていってしまいます。
一般にWindowsよりもMacの方が快適性が失われにくい印象ですが、そんなMacでさえもジャンクファイルや不要ファイルが増えてくれば、操作性・快適性は下がります。
特に動画編集ソフトはゴミファイル・ジャンクファイルが増えやすいソフトなので、適切にファイル管理することは、PCを長く快適に使えるようにするためには必要な知識です。
記事内容がPC管理の参考になれば嬉しいです。
ここまでお読みいただきありがとうございました。