心療内科の仕事と教員の仕事の違い

コラム
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こんにちは,はなまるです!

今日は,私が体を崩した理由,はじめて診療内科に行ってきたときのこと,教員の仕事について思うことを書こうと思います。

まずは心療内科に行くきっかけのことからお話ししますね。


教職は多忙を極める仕事のわけですが,やりがいと責任感を支えにして,やっとこさやっていました。

体に不調をきたしたちょうどそのころは,部活動の仕事,学校の仕事,クラス内の生徒間トラブル,学校外の役員業務などなどが立て込んでいて,タスクをこなしては次のタスクが降りかかって…というような状態でした。

何か仕事をしていても,他の仕事のことや生徒のことばかり考えてしまい,気の休まるときがない状態でした。

帰宅するのも遅く,家についたらご飯を食べて風呂入ってすぐ寝て。また次の日学校に行って。

そんな生活をしていたある日,唐突に体(精神)に変調をきたしました。

通勤中の車内で,手が震え,涙が止まらなくなり,

「事故ってしまえば学校に行かなくてもいいかな…」

という破滅的な思考をするようになってしまったんです。

いままでも「つらい」と思うことは多々ありましたが,体の症状として出るのははじめてで,まず困惑しました。しかしそのすぐあとで,

あ、これはよく通勤電車に飛び込みをしてしまう人の心理だ。

とまだ自分の中で冷静な部分が気づき,すぐに停車をして学校にお休みの連絡をしました。

すると教頭先生が「いいよ,とにかく今日は休みなさい」

と,理由も聞かずお休みを頂けることになりました。本当に教頭先生には感謝が絶えません。

しかし動悸もする中でまだしばらくそこからは動けず,近くのコンビニで1時間ほど休憩をとってから帰宅しました。

そこから二日間は泥のように寝ました。いつもなら10時間も寝てしまえば寝疲れを起こして,もう寝られないなーってなるのですが,この二日間は際限なく眠れました。

それからは周囲の先生方の暖かい支援もあって,いろいろなサポートや心あたたまるメッセージを頂きました。

しかし体は依然として教壇に立つことを拒否しています。申し訳なさと情けなさと罪悪感でいっぱいでした。

おやすみをもらってから2週間ほどたって,学校の引継ぎも一段落したころ心療内科を受診しました。

人生ではじめての診療内科でしたので,すごく緊張しました。引継ぎ業務のために学校へ向かうときと近いストレスでした。食事もとれませんでした。

いざ行ってみて

問診表を書き,医師の方に自分の状態を話し,逆にいろいろなことを聞かれました。

そして,「過労によるうつ病ですね。薬できっと治りますからね。少しずつ頑張っていきましょう」と言われました。

このとき私は正直,

「え、これだけ?」

と思ってしまいました。

実は電話予約の際にも「当院は投薬治療が中心ですのでカウンセリングはございません」と言われていました。なので,お話聞いてもらってお薬出されるだけだとは思っていたのですが,いざそのタイミングになると拍子抜けでした。


教員として仕事をしていると,生徒からの相談を受けることが多々あります。

進学校と呼ばれるような学校でも,意外と幼稚な理由でトラブルが起き,自分で収拾をつけられずに泣きついてくるということはよくありますし,そこに保護者がからんでくることもあります。

内心では「その程度のこと自分で解決しろよ」とか「言いたいことあるなら相手にはっきり言えよ」とか思ったりはするのですが,当事者は困っているわけなので,ほっとけません。

話を聞くだけで3時間かかることもありますし,一度きりではなくて,双方から話を聞くためにそれは何度も行います。

仲裁に入っている数週間という間は,生徒同士のこれからについていろいろなシナリオを考えてシミュレーションをします。

保護者の方にもお話をしなくてはなりませんから,家庭にお電話して様子を聞いたり,今後のことについて相談することもあります。保護者の方から自分の携帯電話に電話がかかってくることもあります。

トラブルが解消した後も,定期的に二者面談を行って生徒のメンタルケアと経過観察に努めてきました。

それらの業務も含めて我々のお給金は出ているわけですが,メインはそれではないわけです。

それなのに,人のメンタルケアを生業とする人の面談がこの程度なのかと思ってしまったのです。

その医師の先生を責めているわけではなありません。逆です。

「ああ,自分もこれくらいのつもりでいればよかったのかな」

と思ったのです。

誠心誠意。生徒としっかりと向き合うよう努めてきました。

今思えば,気負いすぎていたのかもしれません。

「自分がこの子たちをどうにかしてあげなければ」と。


考えてみれば,言われた仕事にNOといったことはほとんどありません。

誰かに任せるなら自分がやったほうが早いと思って,たくさんの仕事を引き受けました。

周囲の人に喜んでもらえるのがうれしくて,できるだけクオリティの高いものを出そうとしました。

しかし学校は,部署が細分化されて中間管理職が仕事を分配するという業務形態ではありません。

一応,校務分掌で区分けはされているものの,基本的には仕事をこなせる人のところに仕事が降ってくる仕組みです。仕事が適切な量で分配されることはありません。

残業しても残業代は出ません。教職調整額として月2000円程度支給され,それが「残業代」としてみなされているのが現状です。たしか給与の4%の額です。

自分が心身を崩したのも,こうした不条理な部分に思うところがあったからなのかもしれません。

心療内科の先生のある意味「軽い」面談でそれに気づきました。

学校現場という閉鎖的な空間はそれに気づくことを許してくれませんでした。きっと生徒たちの関係やメンタルがうまくいかなければ「自分の責任」としてさらに抱え込んでいくことでしょう。

心療内科の先生に話を聞いてもらって別に楽になったりはしませんでしたし,処方していただいた抗うつ薬もなんだか胡散臭く思っています。

しかし,仕事に対して 熱心であり続ける ことも考え物だな,と思った次第なのです。

もし,これをお読みになっている現役教員の方。

つらいと思ったらお休みすればいいと思うのです。

担任をしていると「代わりはいない」と思ってしまうのですが,「代わりはいます」

ただ,現場に迷惑をかけている現状に,ただただ罪悪感を感じる毎日ではあります。

熱心な教員ほど心身を壊す と何かの記事で読みました。本当にその通りです。

もしつらいときには,もう少し「テキトー」に,仕事をしてみてはいかがでしょうか。

私は「テキトー」に仕事ができない質のようなので,困っていますが(笑)

私も少し心身をお休みしようと思います。

この記事が,読者の方に何かのプラスになれば,うれしいです。

ここまで読んでいただき,ありがとうございました。

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