授業のテンプレート ~授業の型~

授業改善・ハウツー
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こんにちは,はなまるです!

それでは本丸の授業の作り方,そのテンプレートについてお話をしていきたいと思います。

前回,多くの授業のカテゴライズは以下の3点のパターンで分けられるとお話ししました。

  1. 授業の型
  2. 提供する学習教材
  3. 活動する内容

この記事ではまず,1.授業の型についてお話をしていこうと思います。

1.授業の型

まず,授業というのは1つの活動が単調に続くものではあってはダメだと私は思っています。

教員の授業の役割は,授業の中で児童・生徒を揺さぶり,関心を引きながら導くことですから,そのためには授業中の活動を使い分けることが重要です。以下の2つの活動場面があります。

  1. 伝えるフェイズ
  2. 活動させるフェイズ

ここでいうフェイズは,場面と言っても良いですし,時間帯とも言えます。

1の伝えるフェイズというのは,教員から児童・生徒に情報や手法を伝えるフェイズです。教員が話す,板書をする,動画を見せる,演示実験をする,これらすべてがここに含まれます。

1の伝えるフェイズが授業のほとんどを占めている先生の授業の型は,いわゆるチョーク&トークと呼ばれる授業の型で,高校では年配の先生に多い型ですね。

2の活動させるフェイズというのは,児童・生徒が何かしらの活動を行うことを指します。教科書や資料を読む,ノートをとる,問題演習をする,などがここに含まれます。

2の活動させるフェイズが授業中のウエイトが大きい授業の型は,最近ブームの「アクティブラーニング」の例としてよく紹介されている授業の型です。そういえば,ペアワーク,グループワーク,教えあい,ジグソー法などの手法がだいぶ広まってきましたね。

ほとんどの先生の授業の型は,この1と2のフェイズの配分で決まっているわけですね。

授業の型というのは,「フェイズの繰り返しの数」,「フェイズ毎の時間の長さ」の2つのパラメータで決まる授業のスタイルのことなんです!

つまりフェイズを何回繰り返して,「伝えるフェイズ」で何をして,「活動させるフェイズ」で何をさせて,ということさえを決めてしまえば,授業の基本構造はばっちり決まるということです。

授業づくりの上では,この1と2のフェイズを,授業のどの内容について,どのタイミングで,どのように使い分けていくか,ということを意識することが重要なんです。

さらに! フェイズを意識的に切り替えることで,効果的に児童・生徒を揺さぶり,飽きさせずかつ主体的に取り組ませることができ,授業自体を面白くする効果もあります。

フェイズの切り替えがうまくいかないと,ただただ長い話を聞かれ眠くなったり,適当な指示で生徒がいま何をする活動なのか分からず迷子になったり,といったことが起きます。

読者の皆様も,これまでの人生で一度は「つまらない授業」に出くわしたことがあると思いますが,それは基本的にこのフェイズの使い分けが下手な授業であることが多いです。

伝える場面と活動させる場面を使い分けるなんてことは,ほとんどの教員が「無意識」にしていますし,「今は話を聞く時間だよ」と小学校の先生が言うように,これまでも普通にやられてきたことです。しかし,「授業づくりの段階からこれを意識的にするとよい」と教わる機会はなかなかないんですね。これも各々の教員の経験に頼っている部分があるわけです。

これを授業づくりの段階から意識的に行うことで 授業全体の構成・順序・内容が明確になります

伝えるフェイズ」ではどんな教材を使ってどんな風に伝える

「活動させるフェイズ」ではどんな教材を使わせてどんな風に活動させる

たったこれだけを交互に並べただけですが,複雑な指導案を作らなくても授業のレシピとしては十分です。特に若手教員の場合,授業中にやるべきことを見失って慌ててしまうことがありますが,このシンプルなレシピさえ作っておけば,自分のやることも明確にしておくことができますね!

次ページ)実際の指導案を使って,フェイズ区切りの効果を実感しましょう

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